中央ヨーロッパに位置するスロバキアの首都ブラチスラバ。
スロバキアだけの旅行はもちろん、オーストリアの首都ウィーンから鉄道やバスで1時間強の距離ということもあり日帰りや、中欧をめぐる周遊旅行客など、世界中から多くの観光客が訪れる観光都市。
ブラチスラバの街はコンパクトで、観光名所も狭い範囲に集中していることから短期滞在でも十分満喫することができる一方、博物館や美術館などの鑑賞も取り入れれば数日間の滞在でも飽きることなく満喫可能となっています。
今回はそんなブラチスラバで自分の足と目で確かめたこれから観光に訪れる方向けにおすすめな観光名所28スポットと旅に役立つローカル情報を紹介します。
ブラチスラバ観光名所・見どころ28選
ブラチスラバはスロバキアの首都、観光の見どころは旧市街エリアとそこから徒歩圏内の場所にほとんどが固まっています。
見どころは多い一方、コンパクトにまとまっていることから日帰りから1泊の短期滞在で十分網羅することが可能です。
1. ミハエル門
ブラチスラバ旧市街へと入るゲートの中で最も有名で象徴的なものがミハエル門。ブラチスラバに唯一オリジナルの姿で残る中世の要塞ゲートで、高さ51mの尖塔が特徴です。
もともと1300年につくられた見張り塔を起源とし、現在の外観になったのは1758年にバロック様式を取り入れて行われた再建時。
現在、内部はブラチスラバ市博物館の一部として、ミハエル門の歴史や中世の武器・防具の展示が行われています。
名称(英語): Michael Gate
名称(スロバキア語): Michalská Brána
住所(地図): Michalská ulica 22 806/24, 811 03 Bratislava
公式HP: http://www.muzeum.bratislava.sk
2. UFO
ブラチスラバのシンボル的な存在、ドナウ川にかかるブラチスラバ新橋の上にたたずむまるで「UFO」のような形の展望台・レストラン。
もともとは旧ソ連の影響下にあった1960年代に建設され、その当時世界で初めての左右非対称サスペンションがデザインされた橋として知られています。
UFO上部は展望台とレストランがあり、食事をする人もしない人も上部からブラチスラバの綺麗な街並みを見下ろすことができます。レストランを使用する場合は展望台も無料になるので、展望台の入場券を支払う必要はありません。
名称: UFO
住所(地図): Most SNP 1, 851 01 Petržalka
公式HP: http://www.redmonkeygroup.com/
3. ブラチスラバ城
ブラチスラバのアイコニックなシンボル、ブラチスラバ城。
旧市街の西端、小高い岩丘の上に建っています。もともとは9世紀に同じ場所に要塞が築かれ、その後損傷修復を繰り返しながら18世紀ごろまでの間に現在の姿に近づいたとされています。
1811年に当時の衛兵の不注意によって大爆発を起こし、その後1950年代までは廃墟の状態が続いていましたがその後再建が開始されました。
ブラチスラバ城内部は主に城の歴史やチェコスロバキアの皇族にまつわる展示がされている博物館として公開されています。
また、城内に入場しなくても敷地内は自由に入ることができ、そこからは旧市街やドナウ川を含め見事な展望を楽しむことができます。
名称(スロバキア語): Bratislavský hrad
住所(地図): Zámocká, 811 01 Bratislava
公式HP: https://www.snm.sk/
4. ホロコースト記念碑
1938年から1939年にかけ、ナチスドイツの扇動をうけチェコスロバキアからスロバキアが独立。その後ナチスドイツの枢軸国としてのスロバキア共和国という国が6年間の間存在しました。
その際、政府はナチスドイツと同様に反ユダヤ人法を発布し、ユダヤ人の公共活動を著しく制限。多くのユダヤ人がドイツの強制収容所へと移送されました。
そんな犠牲となったユダヤ人を慰霊するために、旧市街西端にホロコースト記念碑が建てられています。
5. ペスト記念柱
18世紀に欧州全土を襲い多数の犠牲者を出したペスト。そんなペストの終焉を記念して欧州では様々な場所でペスト記念柱をみることができますが、ブラチスラバにもシンプルな記念柱が建てられています。
1713年に彫刻家Sartoryによって建設されました。
このペスト記念柱を西端として歩行者天国が東西に広がり、通り沿いには多くのレストランやカフェが立ち並んでいます。
名称(英語): Plague Column(Holy Trinity Column)
名称(スロバキア語): Morový stĺp
住所(地図): Rybné námestie, 811 02 Staré Mesto
6. 聖マルティン大聖堂
ローマ・カトリック教会のブラチスラバ教区を統括する聖マルティン大聖堂。ブラチスラバで最大の教会であり、1563年から1830年までハンガリー帝国の戴冠式が行われていたことでも知られています。
1452年に完成し、その後時代の変化に合わせて増改築を経ながら18世紀に現在の姿になりました。
非常に大きな教会の内部には美しい装飾がされ、特に鮮やかなステンドグラスは必見です。
名称(スロバキア語): Dóm sv. Martina
住所(地図): Rudnayovo námestie 1, 811 01 Bratislava
公式HP: http://dom.fara.sk
7. 城壁
旧市街の西端部分に今も残るブラチスラバの防衛壁。もともとは14世紀から15世紀頃にかけて、ブラチスラバ城の街を外部からの侵入や攻撃から防ぐ目的で厚さ150cm以上の石をもちいてつくられました。
18世紀に大部分が取り壊されたものの、現在もブラチスラバ城と旧市街との間の部分に大きなものが残されており、旧市街からブラチスラバ城へと向かう際にはこの城壁に沿って歩いて行くことになります。
8. ヴェントルスカ通り
ブラチスラバ旧市街の中心にあり、聖ミハイル門に続く主要な歩行者専用道路。
通り沿いには様々なレストランやカフェ、バー、お土産店が立ち並び、昼夜を問わず観光客で非常に賑わう通りです。
まさにブラチスラバ旧市街の昔ながらの建物が建ち並ぶ人気フォトスポットでもあります。
9. メイン広場(フラヴネー広場)
ブラチスラバ旧市街の中心にあるメイン広場。旧市庁舎の目の前にあることから市庁舎広場とも呼ばれます。
広場周辺には博物館やレストランなどが取り囲み、また日本人にはちょっと誇らしくなってしまうのですが広場の非常に目立つ場所に大きな菊の紋章付き日本大使館があったります。
広場では旧市街のフリーウォーキングツアーなども募集・開催されているので、ガイドツアーに興味がある人は参加してみてください。
10. ブラチスラバ市博物館・旧市庁舎
ブラチスラバ旧市庁舎の建物が現在は博物館として一般公開されています。
展示内容は歴史、民俗、自然史など多岐にわたりますが、主には有史以前のものから1930年代に至る様々な時代の工芸品や出土品の公開や、ブラチスラバ市の成り立ちや産業の変遷など歴史にまつわる展示が行われています。
名称(スロバキア語): Múzeum mesta Bratislavy
住所(地図): Radničná 577/1, 811 01 Bratislava
公式HP: http://www.muzeum.bratislava.sk
11. クラリシン教会
ブラチスラバ旧市街にある一際大きなゴシック様式の建物がクラリシン教会。
もともとはカトリック教会の一派である貧しきクララ女子修道会(Poor Clare)の修道院と教会として1297年に建設、タワー部分は15世紀になってから増築されました。
現在は修道会は解散しており、コンサートホールや展示会場として使用されています。
スロバキアの中でも有数のゴシック建築として知られています。
名称(スロバキア語): Kostol Povýšenia Svätého Kríža
住所(地図): Klariská, 811 03 Staré Mesto
12. フランシスコ会教会
ブラチスラバにある最古のローマ・カトリック教会。1297にハンガリー帝国の国王アンドリュー3世の命によって建設されました。
度重なる地震や火災により建設当時の姿を残している部分は少なくなっていますが、その中でも聖職者席などは当時のまま。
祭壇周りや、353年に殉教した聖Reparatusの遺骨は必見です。
名称(スロバキア語): Františkánsky kostol Zvestovania Pána
住所(地図): Františkánska 439/2, 811 01 Staré Mesto
公式HP: http://www.frantiskani.sk/bratislava/
13. イエズス会教会
1636年から1638年にかけて当時信者数を急速に伸ばしていたキリスト教プロテスタント派の教会として設立されました。
現在はローマ・カトリック教会の一派イエズス会の信者のための教会として使用されていますが、もともとプロテスタントの教会としてつくられその形が今も維持されていることから、一般的にカトリック教会で見られるような派手な内装や聖職者席、尖塔などがない珍しい教会です。
名称(スロバキア語): Kostol Najsv. Spasiteľa
住所(地図): Františkánske námestie, 811 01 Staré Mesto
14. プリマティア宮殿
スロバキアで最も美しい古典様式建築ともいわれるプリマティア宮殿。もともとはハンガリー帝国エステルゴムの大司教の宮殿として、建築家 Melchior Hefeleの手によって1778-1781年に建設されました。
宮殿内部には、貴重なハンガリー帝国時代の肖像画や貴金属類、中世のタスペトリーの刺繍などが飾られています。
現在はブラチスラバ市長の執務室として利用されていますが、観光客向けに一般公開もされているため内部の見学をすることが可能です。
名称(スロバキア語): Primaciálny palác
住所(地図): Primaciálne námestie, 494/2, 811 01 Bratislava-Staré Mesto
15. のぞき屋チュミルの像
ブラチスラバで最も人混みができる場所がチュミルの像。1997年に設置されました。
当時はまだチェコスロバキア時代の共産主義的な単調で冷たい印象のある像や建物が多かった中、街に明るい雰囲気をもたらそうと下水道作業員をモチーフに作られたと言われています。
マンホールの中から顔をひょっこりだし、道行く人を覗き見しているような姿勢でいるのが特徴的。
像に夢中になっていると見落としがちですが、実は隣にはチュミル注意の道路標識もたっているのであわせて要チェックです。
16. ナポレオンの像
ブラチスラバは1805年と1809年にナポレオン軍による侵攻を受け陥落。そんなナポレオンによる支配のメモリアルとして、旧市庁舎前広場のフランス大使館前にナポレオン像が設置されています。
ベンチと一体化したデザインになっており、座りながらナポレオンと2ショットを撮るのが定番です。
名称(英語): Napoleon’s Army Soldier
名称(スロバキア語): Napoleonský vojak
住所(地図): Hlavné námestie 358/7, 811 01 Staré Mesto
17. シェーネル・ナーチーの像
20世紀中旬に一大人気となったスロバキア人劇団員、シェーネル・ナーチー。彼の祖父は有名な道化師 Ignác Lamár、若い時にそんな祖父が街歩く人を楽しませている姿に感銘を受け劇団員への道を突き進んだと言われています。
そんなシェーネル・ナーチーの思いは像に込められ、ブラチスラバ旧市街の道行く人に幸せを与える役目を今も担っています。
18. スロバキア国立博物館
1961年に設立されたスロバキア国立博物館。
展示内容のバリエーションは非常に豊富で、クラシック楽器の発展の歴史や現代アート、スロバキア民俗、自然史など様々。
スロバキア最大の博物館で見どころが満載なのはもちろん、大人から子供まで楽しみながら知識を深められる工夫が随所に見られるのでおすすめです。
名称(スロバキア語): SNM-Prírodovedné múzeum
住所(地図): Vajanského nábrežie, 811 02 Staré Mesto
公式HP: https://www.snm.sk/
19. スロバキア国立美術館
1949に設立されたスロバキア国立美術館。スロバキアにゆかりのあるアーティストの作品はもちろん、チェコスロバキア時代やさらに遡ってハンガリー帝国時代のアート作品、そして世界的にも有名な画家の作品を多く収蔵しています。
伝統的な油絵から現代アートや写真作品まで、スロバキアアートの総本山なので芸術好きの方におすすめです。
名称(英語): Slovak National Gallery
名称(スロバキア語): Slovenská národná galéria
住所(地図): Námestie Ľudovíta Štúra 811 02, 811 02 Bratislava
公式HP: https://www.sng.sk/sk
20. 旧スロバキア国立劇場
1920年に設立されたスロバキア最大の劇場で、オペラ座、バレエ、劇の3つのシアターから構成されています。
2007年に新国立劇場がオープンしたため、「旧」という名前が付いていますが、今もオペラやコンサート、バレエなど様々な催しを毎日開催しています。
座席によって異なりますが気軽に鑑賞できるような料金設定になっており、昔ながらの伝統的な劇場で見ることができるので興味がある人は是非チケットを購入してみてください。
名称(スロバキア語): Slovenské národné divadlo
住所(地図): Pribinova 17, 819 01 Bratislava-Staré Mesto-Bratislava
公式HP: http://www.snd.sk
21. ドヴォラークの散策路
ドナウ川沿いには散策路が整備されており、散歩をする人、ジョギングをする人、犬の散歩をする人など地元の人を中心にゆっくりとした時間が流れています。
特に朝一の散歩に最適。ブラチスラバの名所であるUFOやブラチスラバ城を眺めながらフレッシュな空気を楽しんでみてください。
名称(スロバキア語): Dvorakovo nabrezie
住所(地図): Dvorakovo nabrezie, 811 09 Bratislava
22. 聖アルジュベタ教会(青の教会)
世界的に見ても非常に珍しい、明るい青を基調にしたアール・ヌーヴォー様式でつくられたカトリック教会。
1909年から1913年にかけて建設され、もともとは地元の高校の学内チェペルとして使用されていました。
大変美しい教会ですが、原則礼拝時間以外の解放はされておらず、観光客が内部を観覧できる時間は1日に30分〜1時間程度(全日17:30-18:00、日曜7:30-8:00、11:30-12:00)に限られているので、訪れる際にはタイミングを十分見計らうようにしましょう。
名称(スロバキア語): Modrý Kostol sv. Alžbety
住所(地図): Bezručova 253 4/2, 811 09 Bratislava
公式HP: https://modrykostol.fara.sk
詳細: 青の教会訪問レビュー
23. グラサルコビッチ伯爵宮殿
もともとは1760年にクロアチア人建築家 Anton Mayerhofer によって、同じくクロアチア人貴族であるAntal Grassalkovich のためにロココ様式で建設された宮殿。現在の建物は1990年代に修復されたものになっています。
1996年からスロバキア大統領公邸や執務室(アメリカでいうホワイトハウス)として使用されており、内部の見学はできませんが、宮殿ゲート前には美しい庭園があり天気のいい日には多くの人が日光浴を楽しむ姿が見られます。
名称(スロバキア語): Grasalkovičov palác
住所(地図): Hodžovo námestie 2978/1, 810 00 Staré Mesto
24. スロバキア放送ラジオ局
高さ約82m、逆さピラミットの形をしたちょっと奇抜な建物はスロバキアラジオ放送局。
1940年以降、実質ソ連の衛星国となっていたチェコ・スロバキア。そんなソ連の影響を強く受けた建物で、スターリン様式の中の1分野「社会主義リアリズム」様式が取り入れられています。
なんとその建築難易度の高さから、1967年に着工されてから完成までに16年もかかったんだとか。
英国の主要紙「The Telegraph」が選ぶ世界で最も醜い建物Top30に入ったことでも知られています。
名称(スロバキア語): Rozhlas a televízia Slovenska
住所(地図): Mýtna 2826/1, 811 07 Bratislava
25. EUROVEA
中欧でも最大規模のショッピングモールがEUROVEA。ブラチスラバ旧市街から徒歩15分ほど、ドナウ川沿いに建つEUROVEAには200以上の小売店や飲食店が入っています。
タックスフリーに対応したお店も多いため、ブラチスラバで買い物をする際にはこちらがおすすめ。
26. スロバキア技術博物館
ブラチスラバ中央駅のすぐ近くにあるスロバキア技術博物館。
チェコスロバキアで製造された中心に、今は滅多に目にすることのない古き懐かしき時代の車や列車、トラムなどが幅広く展示されています。
乗り物好きにはたまらない博物館、子供から大人まで楽しむことができます。
名称(スロバキア語): Stm Muzeum Dopravy
住所(地図): Šancová 6419/1A, 811 05 Staré Mesto
公式HP: http://www.muzeumdopravy.com
27. スラヴィーン
ブラチスラバの街を見下ろす山の上に建てられた戦争記念碑、スラヴィーン。
チェコスロバキア国内でナチスドイツ軍との戦いで犠牲になったソ連兵約7000人を慰霊するために1960年に設置され、記念碑の高さは52 mあります。
とても緑が美しい公園となっており、またブラチスラバの街並みを一望できる展望スポットでもあるので時間がある方は是非足を運んで見てください。
ブラチスラバ中央駅から徒歩で20−30分程度、もしくはバスと徒歩で20分程度で訪れることができます。
28. デヴィーン城
ブラチスラバの中心部からバスで約20分、大自然に囲まれたデヴィーン城があります。
ドナウ川とモラヴァ川が合流するこのエリアには有史以前から人類が生活していた記録が残っており、1世紀頃から古代ローマのリメス様式に従って防砦システムが築かれました。
要塞の建築・増強は17世紀まで続きこのエリアの主要な防衛線として発展しましたが、1809年にナポレオン率いる軍により城の大部分に大きな損傷を受け現在の姿となっています。
その貴重な歴史的価値を受け、1961年にユネスコ世界遺産に登録されています。
名称(スロバキア語): Devínsky Hrad
住所(地図): Muránská 1050/10, 841 10 Devín
公式HP: http://www.muzeum.bratislava.sk/
グルメを堪能!おすすめレストラン・カフェ
1. ランチにおすすめ絶景ルーフトップカフェ
天気の良い日のランチタイムや小休憩におすすめなのがブラチスラバ旧市街のすぐ近くにあるRooftop by Regal。ミハエル門のすぐ目の前にある雰囲気のいいルーフトップカフェ・バーで、ブラチスラバ旧市街やブラチスラバ城を望みながら食事を楽しむことができます。
私が訪れた際はあいにくミハエル門の修復工事中でしたが、それでも日光の下ブラチスラバの絶景を望みに多くのお客さんが来店していました。
名物はお店の名前を冠したハンバーガー。生でも食べれるというほど新鮮な牛肉を100%使った、ステーキを食べているかのようなジューシーなパテが特徴です。
公式HP・メニュー:https://www.rooftopregal.sk/
営業時間:11時〜22時(冬季短縮営業あり)
2. スロバキア郷土料理が人気のレストラン
ブラチスラバ旧市街にはスロバキア郷土料理を食べられるお店が数多くありますが、多くは観光客向けの「ツーリストトラップ」というのが実際のところ。
その中でも地元の人でもリーズナブルな価格設定ながら美味しいと口を揃え、実際各種レビューサイトでも高評価を得ているのがKoliba Kamzík Bratislava。
写真付きのメニューなため料理名だけではわかりずらい伝統料理も安心して頼むことができ、またテイスティングメニューや複数人でのシェア用プレートなども充実しているので、一度にさまざまな味を楽しむことができます。
3. 中欧で伝統を語り継ぐ本格江戸前鮨
特に目立つ看板もなくひっそりと営業している鮨松木。日本の鮨職人と日本で鮨を学んだスロバキア人板前が二人三脚で、日本の鮨文化を広めています。
内陸国スロバキアとはいえ、新鮮な魚を世界各地から仕入れ、日本の伝統的な技法での調理はブラチスラバにいることを忘れさせるもの。
要予約おまかせ1本の営業スタイルですが、欧州滞在中に本場日本の味に恋しくなった方におすすめです。
公式HP・メニュー:https://edomae-matsuki.sk/
*要予約
詳細レビュー:【ブラチスラバ】江戸前鮨松木の実力はいかに
ブラチスラバおすすめホテル
1. 歴史のあるブティックホテル
ブラチスラバに泊まるなら是非おすすめしたいアルカディアブティックホテル。
13世紀に建てられたスロバキアの文化財指定されている建物に入る4つ星ホテルで、1室1万円程度から泊まれるにもかかわらず、高いホスピタリティ、高級感ある客室、そして豪華な朝食ブッフェを堪能することができます。
ブラチスラバ旧市街の中にあり観光に最適な立地でありながら、トラムやバスの停留所にも近く大きな荷物を持ってのアクセスも容易。
ブラチスラバの中では特に人気で予約が取りづらいホテルではありますが、是非滞在先の候補におすすめです。
ホテル名:Arcadia Boutique Hotel
住所:81101, Bratislava, Frantiskanska 3
ホテルランク:4つ星
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
宿泊レビュー:【ブラチスラバ】ワンランク上のステイにおすすめブティックホテル
2. バジェットステイにおすすめアパートメントホテル
トラベルバジェットを抑えたい人や自炊をしたいという人におすすめなのが、アンビエントグループが運営するアパートメンツ・バイ・アンビエント。
ブラチスラバ旧市街から徒歩圏内の観光に便利な場所に複数のアパートメントホテルが用意されています。
近年リノベーションされた部屋で清潔感のあるシンプルな客室。すべての部屋はキッチン付きと自炊をして滞在費を抑えることもできます。
セルフチェックインと名前はついていますが、徒歩数分のところにアンビエントグループのアパートメントホテルを管轄するサービスセンターがあり、チェックイン・アウトはもちろんのこと必要に応じたサポートを受けることができます。
ホテル名:Self Check-in Apartments by Ambiente
住所:81101, Bratislava, Suche myto No. 6, Stare Mesto
ホテルランク:アパートメント
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
宿泊レビュー:【ブラチスラバ】大人気なアパートメントホテル宿泊レビュー
3. ドナウ川に浮かぶボートホテル
コストを抑えつつユニークな宿泊体験をしたいという人におすすめなのがボーテル・マリーナ。ブラチスラバ旧市街から徒歩10分ほどの場所、ドナウ川に係留された船の船室を改装したホテルです。
シングル(2等室)からファミリー(貴賓室)まで対応した様々な客室が用意されています。
まさに昔のクルーズ船に泊まっているかのような船内のクラシックな雰囲気。一方ホテルとしての設備はしっかりと整備されており、朝食のブッフェスタイルで提供されます。
周辺ホテルと比べて価格が数割下がるので、バジェットトラベラーにおすすめです。
ホテル名:Botel Marina
住所:Nábrežie armádneho generála Ludvíka Svobodu, 811 02 Bratislava
ホテルランク:3つ星
チェックイン:14時
チェックアウト:11時
宿泊レビュー:【ブラチスラバ】ドナウ川に浮かぶボートホテル宿泊レビュー
ブラチスラバ人気アクティビティ
ブラチスラバでは現地で参加できるアクティビティが数多く用意されています。
特に人気なのが、観光名所を効率よくめぐることができるウォーキングツアーやルーフトップの観光バスを使ったシティツアー、また地元ワイナリーで作られたワインテイスティングツアーやグルメツアーなど数時間〜半日で楽しむことができるツアー。
地元の人にふれあいながら現地の文化により深く触れることができるため、時間に余裕がある方におすすめです。
1. ドナウ川クルーズ(ウィーン〜ブラチスラバ)
ブラチスラバを観光する人の多くがウィーンから日帰りや1泊の短期間で訪れます。そんな時におすすめなのがウィーンとブラチスラバを結ぶドナウ川クルーズ。
所要時間は3時間ほど、オーストラリアとスロバキアの美しい郊外の景色を眺めながら移動をすることができるので一石二鳥です。
2. ブラチスラバ城入場付きウォーキングツアー
日帰りでの観光など時間が限られている人におすすめなのが、シティウォーキングツアー。知識豊富なガイドが効率よく見どころを案内してくれます。
トップシーズンはブラチスラバ城など主要観光名所の入場に時間がかかることがありますが、ツアーを使うことで入場券販売の列に並ぶことなく優先入場できるのでおすすめです。
3. ワイナリー訪問ツアー
流通量は少ないとはいえスロバキアは知る人ぞ知るワインの名産地、ブラチスラバ郊外には数多くのワイナリーがあります。
スモールカルパティアワイン地方は8つあるスロバキア主要ワイン生産地の1つでブラチスラバから日帰り圏内。そこでワイナリーの見学やテイスティングができるツアーがおすすめです。
ツアーならでは、道中のスロバキア名城などにも立ち寄るなどスロバキアの郊外の魅力を1日かけて堪能することができます。
最後に
ブラチスラバ観光に役立つ情報をすべてまとめて紹介しました。ブラチスラバはコンパクトな街で観光をするには徒歩でも十分に堪能可能。
教会や博物館、美術館、お城に展望スポットなど様々なアトラクションがあり、日帰りから1-2泊の短期滞在でも密度の濃い充実した観光を楽しむことができます。
スロバキア第2都市コシツェをはじめ各地の名所についても詳しく記事を書いているので、スロバキア周遊旅行を計画されている方はこちらも参考にしてください。
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