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【スロバキア】レンタカー周遊旅行のおすすめと注意点

スロバキアレンタカーガイド
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スロバキアの国土は約5万平方キロメートル、日本の7分の1の広さではあるものの観光資源はバラエティに富んで見どころが多い国。

東はハンガリー、西はオーストリアといった異なる文化の影響を受け、また北部にあるタトラ山脈や南西部にある平原によって、訪れる場所により街並みも自然の風景も大きく変わります。

そんなスロバキアを短時間に満喫するためにおすすめなのが現地でのレンタカーの利用。

この記事では、なぜスロバキアのレンタカー旅行がおすすめできるのか、現地で車を使う際のポイントや注意点、車での旅行ならではのおすすめ観光地を紹介します。

1. スロバキアの都市間公共交通機関

スロバキアは4方を他国に囲まれた内陸国。隣国との関係性も強いため、国境を越える移動を含め都市間での公共交通機関を使った移動はよく整備されています。

スロバキア鉄道は首都ブラチスラバから東部のハンガリー国境の都市やさらには隣国までネットワークを持ち、その他隣国オーストリア鉄道の乗り入れや東欧ルーマニア方面へと向かう夜行列車など充実した鉄道網を持ちます。

また、鉄道の整備されていない小さな町や隣国へは、都市間高速バスも多くの路線が組まれています。

一方で充実した路線網の裏腹、運行本数はさほど多いとは言えず、移動時間が限られた観光客にとっては効率的とは言えません。

また、都市を離れると公共交通機関を捕まえるのも容易でなくなることから、スロバキアは一般的には車社会と言われています。

2. スロバキアの一般的な道路事情

車を運転する上で気になる道路事情はひとことで言うならば良好。

ブラチスラバなど主要都市はもちろん、街中の道路は比較的綺麗に整備されています。

また都市間を結ぶ主要高速道路の多くはEUによる投資プロジェクトによって高いレベル整備されており、日本で運転している人にとっては全く不安なく利用することができるはずです。

一方、小さな集落内や町と町をつなぐ細い道路の整備はあまり手がかけられていないところも多く、アスファルトが剥がれていたりそもそも舗装されていないという場所も多く見かけます。

観光で長距離の運転する場合にはなるべく有料道路・主要幹線道路を利用し、なるべく裏道や小さい幹線道路は避けるようにしましょう。

3. レンタカーをする上でのポイント・注意点

スロバキアで運転する上では日本出国前に国際免許証を取得しておく必要があります。

スロバキアは他EU諸国と同様右ハンドル、右側通行。すぐに慣れると思いますが、車線感覚がつくまでは十分注意して運転してください。

スロバキアでのレンタカーを使う際に気をつけるべきポイントを実体験をもとに紹介します。

3-1. 駐車場と路上駐車

レンタカーをする上でまず知っておくべきは駐車場。郊外を除き都市の中心部では基本的に路上駐車は全て違法と考えてよく、公的な駐車場を利用する必要があります。

多くの駐車場ではナンバープレートで識別するシステムが入れられており、無料だと思って停めた場合でも後から違約金を乗せた請求がくるというトラブルが多く観光客に発生しています。

駐車時には必ず周囲を確認し、料金の支払いを済ませるようにしてください。ホテル敷地内の駐車場も有料のことが多いため、不安がある場合にはチェックイン時に確認をしておきましょう。

3-2. ヴィグネット(有料道路料金制度)

スロバキアの有料道路の通行量は全てヴィグネットと呼ばれる前売りの通行手形で管理されています。

日本のような料金所はなく、高速走行中にカメラでヴィグネットの識別されるため、運転中はいつ確認されたかを気づくことはありません。

そのためヴィグネットを持っていなくても有料道路に入ることができてしまいますが、その場合はナンバープレートから追跡され違約金が請求されてしまいます。

ヴィグネットはガソリンスタンドや一部のキオスク等で1日単位から購入可能となっていますが、最も簡単なのはレンタカー会社のオプションをつけること。

レンタル期間に応じたヴィグネットをあらかじめつけておいてもうらうことで、車の引取り時からすぐに有料道路を利用することができ無用なトラブルを避けることができます。

3-3. 道路の舗装状況

スロバキア東西を結ぶ主要幹線道路(E58, E50等)の整備状況は非常によく、舗装道路はもちろん道路幅や路側幅も広くとられていて快適に運転することができます。

一方、小さな町の間をつなぐような道路は整備が行き届いていないことも多く、最短時間という理由だけで道路を選ぶと運転のしづらさで疲れが出たり、予想より時間がかかったりということがあるかもしれません。

なるべく有料道路や主要幹線道路(”E”と頭文字がついている道路)を使うことで道中の快適性が増します。

3-4. 運転スピード

スロバキアの速度制限で知っておきたいのは50、90、130という数字。

特別な標識がない限り街中や居住地では時速50km、一般道では90km、高速道路では130kmの速度制限が決められています。

特に高速道路では自動速度取締機によるスピード違反の取り締まりが行われているので注意してください。

ただし、実態を言うとこれら自動速度取締機が置かれている前には必ず「カメラ設置」の標識が出ているため、そこだけ減速するという車も多く、流れに乗って運転しているだけで気づけば時速150kmを超えているなんていうことも。

いずれにせよ交通事故の可能性はもちろんのこと発覚時には高い反則金を払う羽目になりますので、速度制限に気をつけて運転をしてください。

3-5. 運転マナー

スロバキアでの運転マナーは一般的には良好、車線変更や車間など日本と同じ感覚で運転している限り問題は何もありません。

一点注意することといえば、高速道路上での走行車線(右車線)と追越車線(左車線)の区別。日本以上にこの区別は厳密で、追越車線は追い越しをする際を除いて常にあけておくというのが鉄則。

前述の通り平均的な車速が速く、時速170-180kmで運転している車も多くあるため追越車線で低速走行するのは時に危険が伴います。

3-6. ガソリンスタンドの使い方

スロバキアのガソリンスタンドはセルフ式。ほとんどのスタンドが24時間営業をしており、時間帯に限らず給油することができるので長距離移動の際は安心です。

高速道路上など主要幹線上のスタンドは日本同様、給油前にクレジットカードで承認するタイプのものが多く、多言語に対応した支払い機も多くなってきています。

一方、一般道沿いにあるスタンドでは有人の会計システムを取っている従来のスタンドも多くあります。その場合はセルフで給油を行ったのちスタンドの店内に入り、そこにいる店員に使用した給油機の番号を伝え、会計を済ませます。

3-7. 保険の選び方

スロバキアでレンタカーを利用する際は、オプションでつけられる保険の最上位のものをつけてください。

車体の損傷はもちろん、免責補償額の免除やノンオペレーションチャージの免除など、万が一の際の追加支払いを全て回避することができます。

また前述の通り道路状況が良くない場所もあったり、高速走行中にはね石などで車体が傷ついてしまうということも考えられます。

事故をしないにこしたことはありませんが、自分が気をつけるだけではどうにもならないことがあるのも事実。旅行中の万が一に備えて安心な保険をつけておくことが重要です。

3-8. マイレージカバレッジ

レンタカーの隠れコストで最も陥りやすいのがマイレージカバレッジ。

多くの場合レンタカーの基本プランは1日あたりの走行距離(100km/日が一般的)が決められており、それを越えると1kmあたりの追加料金が後から請求されるということがあります。

特にスロバキア周遊など長距離の移動を検討している場合には走行距離の注意書きがあるかどうかをよく確認し、不安な際は予約時に確認しておくことをおすすめします。

多くの場合、走行距離が無制限となる「Unlimited Milage」というオプションをつけることができるので、長距離移動を計画している場合はあらかじめ購入しておくといいでしょう。

3-9. 大手VS地元レンタカー会社

世界展開している大手レンタカー会社(EuropeCar、SIXT、Avis等)を使うか、ブラチスラバをベースとするローカルレンタカー会社を使うかと言うのは大きな悩み。

結論から言うとローカル会社の方が3〜5割レンタル料金が安く、ホテルへの車の配車やメッセージアプリを使っての24時間サポートなどサービス面でも優位になっていることが多くあります。

会社によって評判はピンキリなので難しいところではありますが、過去のレビュー等である程度いい会社を絞ってみるといいでしょう。

4. レンタカーで訪れたい観光地

スロバキア全土に独自の文化を持つ集落や町、古城など見どころがあり、レンタカーを利用することで観光の幅が大きく広がります。

その中のごくごく一部の例を紹介します。

4-1. ボイニツェ城

スロバキア北中部にあるボイニツェの村にある古城、ボイニツェ城。

フェアリーテールの世界観をそのまま現実世界に持ち出したような美しい城があるリゾート地となっています。

ボイニツェ城概要

住所・マップ:Zámok a okolie 1, 972 01 Bojnice, スロバキア
公式HP:https://bojnicecastle.sk
ブラチスラバからの距離:約180km
ブラチスラバからの所要時間:約2時間10分

4-2. ハイタトラスマウンテン

ポーランドとの国境にまたがるハイタトラス山脈。中欧アルプスの代表格で、冬はスキーリゾートとして、夏はレイクリゾートとして大変人気があります。

スロバキアで最高級5つ星ホテルがあるのもこのエリアです。

ハイタトラスマウンテン概要

住所・マップ:059 85 Vysoké Tatry-Štrbské Pleso, スロバキア
ブラチスラバからの距離:約320km
ブラチスラバからの所要時間:約3時間30分

4-3. スピシュ城

日本でも比較的よく知られている絶景の名所スピシュ城。天空の城ラピュタのモデルになったとも言われる古城です。

公共交通機関を使ってアクセスをするのは難しいエリアですが車を使うことで比較的簡単にアクセスが可能です。

スピシュ城
スピシュ城概要

住所・マップ:053 61 Žehra, スロバキア
公式HP:http://www.spisskyhrad.sk
ブラチスラバからの距離:約370km
ブラチスラバからの所要時間:約4時間

5. まとめ

スロバキアは各地に見どころが分散しており、車を使うことでスロバキア観光の充実度を高めることができます。

道路状況も良く、運転マナーも比較的いいので日本人ドライバーでも運転しやすい環境。抑えめな料金設定をしているレンタカー会社も多いので気軽に使うことができます。

是非レンタカーを効率的に利用し、安心で満足度の高いスロバキア周遊旅行を楽しんでください。

ブラチスラバおすすめホテル

ブラチスラバで最も人気なホテルはアルカディアブティックホテル。

13世紀に建てられた文化財として保護されている建物に入る4つ星ホテルで、高いホスピタリティ、アンティーク調の広々とした客室、そして豪華な朝食ブッフェをリーズナブルに堪能することができます。

ブラチスラバ旧市街の中にあり観光に便利な場所にありありながら、トラムやバスの停留所にも近く大きな荷物を持ってのアクセスも容易。

ブラチスラバの中では特に人気で予約が取りづらいホテルではありますが、是非空室がある際には泊まってみてください。

ホテル名:Arcadia Boutique Hotel
住所:81101, Bratislava, Frantiskanska 3
ホテルランク:4つ星
チェックイン:15時
チェックアウト:11時
宿泊レビュー:【ブラチスラバ】ワンランク上のステイにおすすめブティックホテル

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。