中欧スロバキアの首都、ブラチスラバ。現在はEUに加盟する資本主義国家ですが、一昔前のチェコ・スロバキア時代は社会主義体制が敷かれており、現在ではそんな異なる2つの文化が融合した独特の世界観を作り出しています。
そんなブラチスラバ、旧市街にあるホテルは観光客目当てということもありどこも価格帯は高めですが、一方で風変わりながら超お得なホテルがあるのはあまり知られていません。
今回は、ブラチスラバ城の目の前にありドナウ川に浮かぶちょっと変わったボートホテルに宿泊してきたので、レビューを紹介します。
1. ボーテル マリーナ Botel Marina
そのホテルの名はBotel Marina。ホテルとボートを掛けた名前になっています。名前からも分かる通り、ホテルはボート。ボートがホテルです。
ドナウ川沿いに係留されている客船をホテルとして改装したのがこのホテル。非常にユニークなホテルではありますが、価格はもちろん、立地をとってもとてもいい場所なため観光客にもお勧めできるホテルでした。
2. チェックイン
乗船するのと同じように桟橋を使ってホテル内へと入っていきます。内部ももともとの客船のデザインをそのまま残しているのか、まさに船という感じ。
ですがリニュアールされているようで、さほど古さを感じることはありませんでした。
チェックイン時の対応はいたって普通のホテル。朝食の説明など一通り受け、鍵を受け取ったらそのまま客室へと向かいます。
3. 客室(シングル)
今回宿泊したのは最も安いシングルルーム。船で言えば2等室なため、最低限のスペース。言い方を変えればはっきり言って狭いです。
それでも、冷蔵庫やテレビなどの設備は整っており、短期間の宿泊であれば全く問題ありません。
そして何より、この窓から外を見ると目の前にブラチスラバ城があり、特に夜景はとても綺麗に見えました。
こちらは水周り。やはり一番安い部屋ということでトイレ、シャワー共に最低限です。シャンプーなど最低限のものは備え付けられており、気にならない人はあえて日本から持ち込む必要はありません。
4人部屋など大きな部屋ではなかなか立派なシャワールームが付いているようです。
4. 朝食
今回のプランでは非常に格安料金で予約していたにもかかわらず、朝食込みとなっていました。
複数種類の飲み物やフルーツ、ハムやサラダ、パン類など豪華とは言えませんが朝には十分な量と種類のものがサーブされていました。
温かいトーストを作ることができるので、朝から炭水化物の取りすぎ注意。
5. 泊まり心地
泊まり心地は価格と狭さからは考えられないほど快適。
狭いながらも必要なものは全て揃っているし、客室からはドナウ川やブラチスラバ城の眺めを楽しめます。
また、船ということでデッキにも出ることができ、テラス席に座ってのんびりとしているとまるで時間が止まったかのような静かな時間を過ごすことができました。
ロケーションについては、徒歩5分程でブラチスラバの聖マルティン大聖堂などがある旧市街まで行くことができ、またすぐ近くにバス停もあるため非常に観光にも便利。
気になる「揺れ」ですが、普段は全く揺れが気になることはありません。ですが、たまにボート横を別の客船や物流船が通ることがあり、その際には数秒横波を感じました。
ただいずれにせよ船酔いするようなそういうレベルでは全くありません。
6. 最後に
いかがでしたか?
ブラチスラバにあるちょっと変り種ホテルであるボテル マリーナを紹介しました。
最後になりましたが、今回の宿泊費はオフシーズンということもあってか朝食付きで1泊3800円ほど。立地の良さ、朝食付きということも踏まえると非常にコストパフォーマンスの高いホテルだと思いました。
是非、ブラチスラバで宿泊する際にはボートホテル体験をしてみてください!
ホテル名: Botel Marina
住所: Nábrežie armádneho generála Ludvíka Svobodu, 811 02 Bratislava
最寄りバス停: Most SNP (旧市街まで徒歩7分)
詳細・空室情報はこちら: Botel Marina
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