サッカー好きとしては一度は生観戦をしてみたいと思うオールドトラッフォードでのマンチェスターユナイテッドの試合。
今回ヨーロッパ在住の強みを生かしてマンチェスターユナイテッドVSストークの試合を見に行ってきました。
今回はマンチェスターユナイテッドのチケット購入方法、オールドトラッフォードのスタジアムへのアクセスやスタジアムの紹介を含めて観戦記をご紹介します。
1. チケット購入
マンチェスターユナイテッドのチケットはプレミアリーグの中でもなかなか取れない事で有名で、カードによっては発売後数分で売り切れるんだそう。
そんなことで、正当な入手手段ではないのですがチケットの転売サイトStubHubを利用してチケットをなんとか手に入れました。
チケットはカード式(バーコード読み込み)のもので、添付されていたユナイテッドのチケットオフィスから送られてきているメールに座席番号等が記載されていました。
購入手続きはスムーズで、少し疑問点があったのでチケットビスに問い合わせもしましたが、その際も日本語で1日以内にすぐ返信が来るなど海外チケット購入でも安心できました。
2. スタジアムアクセス
マンチェスターユナイテッドのホームスタジアムであるオールドトラッフォードへはMetrolinkと呼ばれるトラムを利用するのが最も便利です。
市内中心部の最大の駅であり、トラムの始発駅であるマンチェスターピカデリー駅から今回は乗車しました。
混雑を避ける為に、試合当日はピカデリー駅のトラム乗り場に数人の駅係員がティッシュ配りのようにいたるところに立っており、オールドトラッフォードへの往復チケットを販売していました。
大混雑を見越した対応はさすが。券売機に並ぶことなく非常にスムーズに乗車券を購入できました。
ピカデリー駅から約20分でオールドトラッフォードに到着します。試合当日は多くのユニフォームやグッズを身に付けた人が降りるのですぐにわかります。駅からスタジアムまでは10分程度歩きます。
3. オールドトラッフォード
マンチェスターユナイテッドの本拠地であるオールドトラッフォードの紹介をしていきます。オールドトラッフォードにはスタジアム周囲にも色々と見どころがありますので、少し早めにスタジアムへ到着する事をお勧めします。
スタジアム周辺
さすがサッカーの聖地オールドトラッフォードというだけあって、スタジアム周囲にはたくさんの露店が出て試合前から大盛り上がりになります。
グッズだけではなくフィッシュアンドチップスやハンバーガー、ホットドッグやカフェなどありとあらゆる露店がありました。
こちらはマンチェスターユナイテッド色に染まったザ・トラッフォード The Trafford というパブ。
試合前かなり早い時間からサポーター達で賑わっていました。
マンチェスターユナイテッドの試合がある際はいつも非常に多くの人が集まるということもあり警備も厳重。
特に近年ではイギリスでテロ事件なども起こったこともあってか多数の警察やセキュリティスタッフが巡回しており、ボディチェックや持ち物検査も頻回に行われました。
そしてさすがイギリスと思ったのが騎馬隊による警備。歩行者天国となり車の往来ができない環境ならではの対応です。
スタジアム外観
これがマンチェスターユナイテッドの本拠地であり、ヨーロッパサッカーの聖地の1つでもあるオールドトラッフォードです。7万人以上収容の超巨大サッカー専用スタジアムということで非常に存在感があります。
このスタジアムの周囲には、サッカーファンならたまらないユナイテッドの歴史を遺すモニュメント等が色々とあるのでスタジアムの外周を一周まわってみてください。
ミュンヘン・メモリアル・ クロック
1958年、マンチェスターユナイテッドの歴史の中で最大の悲劇と言える事件が起こりました。ドイツのミュンヘンの空港でマンチェスターユナイテッドの選手を乗せたチャーター機が離陸に失敗し、8人の選手を含む計23人が命を落としたのです。
この過失は、西ドイツが滑走路の氷雪への対策を怠った為であると結論づけられています。
このミュンヘンの悲劇を忘れないようにと、1958年2月6日の日付の書かれた時計が設置されています。設置当時からしばらくは時計の針も事故時の時間に合わせて止まっていたままだったのですが、現在では現在時刻を指すように動いています。
ミュンヘンの悲劇追悼碑
ミュンヘンの悲劇で命を落とした選手らの名前を刻した記念碑と、当時のスタメンメンバーの写真もミュンヘン・メモリアル・クロックの近くに設置されています。
ミュンヘントンネル
スタジアムの通路の一部が現在はミュンヘントンネルと名前がつけられ、マンチェスターユナイテッドの創設から現在までの歴史が掲載されています。
サー・マット・バスビー像
スタジアムの正面にはマット・バスビー像が設置されています。
ミュンヘンの悲劇が起こった際にチームの監督であったバスビー。自身も一時危篤となり生命も危ぶまれましたが、なんとか生還を果たし翌年現場に復帰。その後にマンチェスターユナイテッドを立て直した英雄でもあり、1968年にはその功績が認められナイトの称号を得ています。
オールドトラッフォードのある住所もSir Matt Busby Wayとなっており、マンチェスターユナイテッドのソウル的存在です。
サー・アレックス・ファーガソン像
1986年より27年間もの間マンチェスターユナイテッドを率いた言うまでもない名将です。
オールドトラッフォードのバックスタンドはアレックスファーガソンスタンドと呼ばれ、その前には銅像が設置されています。
ユナイテッドトリニティ像
左からジョージ・ベスト、デニス・ロー、ボビー・チャールトン、これらの三人は1960年代にマンチェスターユナイテッドの「聖なる三位一体(ホーリー・トリニティ)」「黄金のトリオ」と呼ばれたスーパースターです。。
特に、このボビー・チャールトンはマット・バスビーと共にマンチェスターユナイテッドの栄光時代を作り上げた英雄でもあります。
ミュンヘンの悲劇でシートベルトをしたまま座席ごと機外の外へ放り出されたにもかかわらず奇跡的に生還し、その後はイングランド史上最高の選手と言われるまでの活躍を残しました。
チャールトンは1994年にナイトの称号を贈られたほか、2012年には日本からも在外外国人叙勲者として旭日小綬章を授与されています
4. 試合観戦
客入りがない時はこのように、座席にスタンド名やオールドトラッフォードの文字が浮かび、マンチェスターユナイテッドの本拠地であることを実感させてくれます。
ここにくるのが夢という人も世界には多いはず。
今回見た試合はマンチェスターユナイテッド対ストークのカード。この試合の時点ではストークは最下位チームであったにもかかわらず、スタジアムは3階席まで含めて95%近く埋まっており満席です。
もちろん当日券販売はありません。
こちらはアウェー席。大量の警備員と柵によって隔離されています。実はこの試合、ユナイテッドが最下位ストーク相手に1:1で引き分けるという内容だったこともあり、ストークサポーターは終始ものすごく盛り上がっていました。
一方、ユナイテッド側は試合終了前にどんどんと帰っていき、試合終了時点ではかなり座席が見えているという感じでした。こういう失望感をあからさまにサポーターが示すのもヨーロッパサッカーらしさかもしれません。
5. 最後に
ヨーロッパサッカーの超名門クラブの1つであるとともに、サッカーの歴史を作ってきたマンチェスターユナイテッド。
その本拠地オールドトラッフォードでプレミアリーグの試合を見れることはサッカー好きにはたまらない感動的なイベントです。
ユナイテッド観戦はマンチェスター観光の目玉といってもいい(実際に多くの観光客も観戦にきています)ので、是非機会があれば試合観戦をしてみてくださいね!
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