旅行費の節約としてまず思い浮かぶのが航空券代金を減らすこと。
世には数多くの旅行代理店や格安航空券販売サイトがあり、どれが結果一番お得なのかわかりにくいですよね?
今回は、数多くのサイトで実際に格安航空券検索をして、一番安いチケットを購入できるルートを探してみました。
答えは意外にも簡単でした!
1. 格安チケット探しの基本
観光オフシーズン狙い
世界的に需要が増えるサマーバケーションのシーズンや、中国の春節に当たる時期はやはり航空券が高くなる傾向があります。
ヨーロッパに限って言えば10〜2月がオフシーズン、4月を越えると急に価格が上昇する傾向があるので時間にゆとりがある方はあえてオフシーズンを狙うというのも手でしょう。
片道よりは往復チケット
航空会社は往復料金に高い割引率を設定していることが多いのが一般的です(特に国際線)。特に長距離フライトの場合、片道航空券より往復航空券のほうが安いなんていうことも有り得るので注意してください。
LCCの積極利用
いうまでもなくナショナルフラッグキャリアよりもLCC利用のほうが安く済みます。
特に海外ではLCCとフラッグキャリアの間では比較にならないほどの大きな価格差がでることもあります。
ですが、LCCの場合到着空港が少し市街部から離れていたり、荷物預け入れに手数料がかかったりと追加料金が何かとかかることがあるので、航空券以外にかかる必要経費をしっかりと念頭におきあらかじめ計算をしっかりとしておくことが必要です。
ヨーロッパ最強LCCのライアンエアー搭乗記をこちらで紹介しています。
燃油代を考慮に
飛行距離が長くなるほどサーチャージ代が効いてきます。原油価格に大きく依存するので、各航空会社がどの程度のサーチャージを設定しているかも確認しましょう。
一般に航空券検索サイトに出てくる料金はこのサーチャージが含まれてないことがあり、いざ購入しようと思った最後の画面で突然高額なサーチャージが追加されているなんていうこともあるので、注意してください。
エミレーツ航空やエティハド航空等中東大手は燃油サーチャージを設定していないので、航空券が安くなっているのは有名な話です。
深夜早朝
一般に朝夜の航空券は安くなっています。ですが、空港へのアクセス手段があるかどうか等は事前にチェックしておいてください。
なるべく早めの購入
一般に航空券は搭乗の6ヶ月前が一番安く、3ヶ月前を切ると値段がどんどん上がっていきます。
また人気路線の場合は早割を設定している座席数に限りがあるので予約が埋まるのが早いと値上がりスピードも早くなります。
旅行の日程が決まった際にはなるべく早めに航空券を抑えましょう。
一括検索で購入先を絞る
現在では航空会社の公式HPから航空券を購入するのが一番安いというケースも見られるようになってきましたが、一般論としてまずは航空券の一括検索を行い、その後各航空会社や旅行代理店のサイトからチケットの価格の最終確認をすることをお勧めします。
一括検索のメリットは、もちろん複数の販売サイトの価格を横断比較して検索するだけでなく、航空会社の公式HPでは予約出来ないような航空会社の組み合わせでも発券している旅行会社を探すことができるので、結果として安いチケットを見つけやすくなります。
2. 格安航空券サイト
国内線
数多くの格安チケットを謳う旅行会社がありますので、その中でも厳選したいくつかのサイトから以下の条件で航空券を検索し、ランキングにしてみました。
- 成田発(LCC就航が多いため)、福岡行き
- ゴールデンウイーク中の5月6日片道チケット
- エコノミークラスの最安チケット
- 燃油サーチャージ込・税込価格
1位 スカイスキャナー
いうまでもなく格安航空券業界の最大手です。結果はLCCをしっかり検索結果に反映し、大手の貫禄を出してくれました。国内格安航空券検索では圧勝です。
Peach航空 6160円
スカイスキャナー2位 H.I.S(スカイチケット)
H.I.Sで国内線の航空券検索を行った場合はスカイチケットという提携会社のデータを使っているようです。
H.I.Sは格安旅行で有名な大手旅行会社ではありますが、やはり広告費や有人店舗による経費もあるのか他のオンライン専用のサイトと比較すると分が悪くなっています。
一方、H.I.Sの場合は有人窓口で相談をしたりチケットの受け取りをしたりということも可能なので、より密なフォローを希望する方にはいい選択肢になります。トラブル発生時にも安心出来そうです。
Peach航空 8540円
まとめ
国内線に関して言えばその情報量といい価格といいスカイスキャナーが圧勝でした。
大小さまざまとはいえ旅行代理店が乱立している今、航空会社や多数の旅行代理店を横断して検索できるサービスの重要性が非常に高まっているといえます。
スカイスキャナー日本発国際線
日本発着の国際線を扱う航空券比較サイトも数多くあります。その中でも信頼できるところを中心に以下条件で同様に検索を行いました。
- 羽田or成田発、コペンハーゲン行き
- 一番高いお盆時期を想定した8月14日出発、8月20日帰国の往復チケット(乗り継ぎは問わない)
- エコノミークラスの最安チケット
- 燃油サーチャージ込・税込価格
この時期はお盆ということで非常に航空券が高くなっています。
参考までにANAやJALを利用した場合、半年前にも関わらずエコノミークラスの最安チケットでも29万円超となっています。
1位 スカイスキャナー
さすがのスカイスキャナー、その引き出しの数には圧巻です。お盆の一番高い時期でさえこの値段で北欧まで行けるのはすごいですね。
さらにスカイスキャナーの場合はアライアンスをまたいだ航空券等、大手旅行会社や航空会社の公式HPからでは決して取ることのできない組み合わせで予約できるサイトまで探してくれるので選択肢が一気に広がってきます。
カタール航空 100,130円
スカイスキャナー2位 エイビーロード
お得な海外ツアーを販売しているエイビーロードも格安航空券販売に参戦しています。航空会社のカバー率も高く比較的安い航空券を見つけることができます。
一方で航空券のみの購入であっても一旦旅行会社からの返答を待って手続きを進める必要があるため、オンラインで即時に購入するというような利便性には欠けるところがあります。
エティハド航空 102,600円
3位 H.I.S
日本で最も知名度のある格安航空券販売会社といえばH.I.Sではないでしょうか。有人窓口もあり、さらにツアーやホテルの手配も同時に出来るので旅行をコーディネートする際には便利です。
検索結果に出てくる料金もほとんどスカイスキャナーと変わらずいい勝負をしていますが、印象としては5%程度高い料金が設定されているように思います。
ただ国内代理店でサポート等も受けられるのでトラブル等が心配な方にはH.I.Sで航空券を購入するメリットは大きいように思います。
またクーポンなども配布しているようなので、タイミングと時期が合えばどこよりもお得な航空券の購入が可能でしょう。
カタール航空 103,030円
まとめ
国際線の場合は、カバーしている航空会社や旅行会社の量がそのまま価格差に現れました。ここでもスカイスキャナーの圧勝です。
スカイスキャナー欧州内・海外発着
もちろん欧州内の移動等のチケットも上記のサイトで検索できますが、ヨーロッパ発着等、日本を挟まない航空券の比較となるとやや国内の会社の分が悪くなります。
そこで海外で使われている安いと評判の格安航空券検索サイトをいくつかご紹介します。条件は以下のとおりです。
- コペンハーゲン発、ブリュッセル行き
- 6月1日出発片道チケット
- エコノミークラスの最安チケット
- 燃油サーチャージ込・税込価格
以下に紹介するサイトは日本語サイトではありません(スカイスキャナー除く)。さほど難しくはないと思いますが、不安な方は日本語で解説サイトがいくつかありますのでそちらも合わせて参照してください。
1位 スカイスキャナー
やはり強いです。それ以外にコメントはもはやありません。
ライアンエアー 2,491円
スカイスキャナー2位 momondo
ヨーロッパの中航空券検索では最も強いと言われているmomondo、今回も圧倒的な強さを見せてくれました。欧州LCCで最大手のライアンエアーの最安値チケットをしっかりと拾って検索結果に表示してくれます。
ライアンエアー 20ユーロ(参考 2,508円)
3位 Cheap O Air
Cheap O airはカリフォルニアの旅行会社が運営している航空券比較サイトです。
アメリカでは非常にメジャーなサイトでアメリカ大陸内だけでなく、ヨーロッパのLCCなども広くカバーしています。
一方で手数料をしっかりととるため購入する航空券の種類や枚数によっては結果的に高くなってしまうかもしれません。
ライアンエアー 5,230円
番外編 bookingBuddy
BookingBuddy はアメリカボストンの旅行会社が運営している、複数の航空券比較サイトをさらに横断比較するという検索サイトです。
航空券版価格.comのようなサイトといえるでしょう。こちらのサイトは航空券の販売は行っておらずあくまでも検索のみになりますが、世界中の安い航空券を探すのに役に立つかもしれません。
まとめ
やはりここでもスカイスキャナーが勝者でした。
その他国内の代理店(H.I.S、JTB、エアトリ等)についてはもは、海外格安航空会社に対応していないこともありここで登場するまでもなく敗退です。
欧州周遊を考えている場合には、momndoについてはスカイスキャナー以外のもう1つの選択肢としてブックマークしておくといいかもしれません。
3. 最後に
なんとかスカイスキャナーを上回るお得サイトを探そうと尽力したんですが、やはりスカイスキャナーの壁は越えられませんでした。さすが、、、。
まずはスカイスキャナーで検索し、そこからチケット販売サイトに飛んで最終的な料金を確認するというのが最善のようです。こちらの記事でスカイスキャナーの凄みに特化して紹介しているので是非ごらんください。
一方でそれ以外のサイトはほとんど差はなさそうで、支払方法のバリエーションやアフターサポート等を基準に選ぶといいのではないでしょうか。
いずれにしてもこうやって簡単にインターネットから安い航空券を探せるのは本当に便利ですね!
はじめまして!こんにちは!国際線では、 スカイスキャナーより、「トラベルこちゃん」がより安い航空券を見つけられることの方が多いですよ! トラベルこちゃんで、高いイメージのあったHISが安い航空券売り出してる事が多いです! 覗いてみてください^^
そうなんですね!あとでチェックしてみます。
結構一見安いけど後から色々加算されたりなんだりするんで安いの探すのって結構めんどくさいですよね。