海外旅行と聞くだけで高いイメージがあり敬遠しているという方、人生損してますよ!日本では見られない景色や文化など、海外旅行で得られる経験はプライスレスなものばかり。
でもそこにかかるプライスはなるべく抑えたい、と考えるのは世界中皆同じ。
今回はホステルなどには泊まるほどの貧乏旅行はしたくないけど、旅行にかかる費用はなるべく節約したいという中流トラベラー向けに、絶対に覚えておきたい旅行節約術をまとめました。
1. 格安周遊航空券探しのキーワード
格安航空券を探す時は、言わずもがなスカイスキャナー の利用が鉄則。そしてキーワードは「Anywhere」です。
周遊旅行を計画した際に一番よくやってしまう間違えが、近い場所を一緒に周ろうという計画。例えば、イギリス旅行中にはイギリス国内を回ったり、隣国であるフランスやベルギーへの周遊をするのが効率がいいように感じてしまうかもしれません。
ですが、実はそのようなロケーション重視で目的地を決めてしまうと、結果的に高い周遊旅行になってしまうことがしばしばあります。
では実際にどうやって出費を抑えて周遊旅行を計画するのか、その方法を紹介します。
まずは航空券検索の定番スカイスキャナーを開きます。そして先ほども言った通りキーワードは「Anywhere」。今回は例としてロンドン発着という設定で入力しています。
すると、目的地が決まらない?と出るので、そちらをクリック。これで目的地は地球上すべての場所となり、航空券が安い順に表示されます。
そして見てみるとこの通り。
なんと意外なことに、距離が離れているドイツやデンマークが往復2000円台からということで上位表示され、隣国のフランスや、まして同じ国内であるイギリスでは1万円を超えるという結果となりました。
最安値が表示されたドイツのブレーメンではなんとまさかの往復で約2500円。
片道1000円ちょっとで飛行機を使って国外に出ることができます。
一方で同じ国内であるエディンバラの往復便は1万円を超えてくるという現象。その他マンチェスターやグラスゴーなど英国内の目的地はいずれも1万円を超えているという結果になっていました。
これは、格安航空会社が高度に発展した欧州ならではの現象。距離にかかわらず航路の都合や路線の人気度によって価格が大きく変動するために起こります。
一方、国内線はビジネス需要もあり満席率が高いため、必然的に料金が上がる結果に。
1万円高い航空券を買って近場で節約旅行をしますか?それとも安い航空券を買って現地で少し奮発した旅行をしますか?
欧州で格安周遊旅行を計画する場合には、ロケーションではなく航空券の都合を優先して目的地を決めるというのが鉄則。
なかなか日本では知られていないような意外な穴場スポットが上位に表示されることもあり、新たな発見につながることもあります。
その他格安航空券の販売サイトについてはこちらの記事でまとめています。
2. 一石二鳥の宿泊費軽減策
旅行費のうち大部分を占める現地での滞在日。そんな宿泊費を節約するための鉄則は、アパートメントホテルやAirbnbの物件を利用するということ。
フルサービスのホテルよりも値段が数割安くなることがほとんどで、部屋が数倍大きかったり、キッチンがついていたりと大変お得感があります。
ホテルとの違いをしっかり理解した上で利用すれば、トラブルに巻き込まれることもなく安心して利用することができます。
アパートメントホテル
アパートメントホテルは、しっかりとホテルの運営業者が管理している短期1室貸しのアパートメント。
チェックイン・チェックアウトの手続きがあったり、いざという時にコンタクトがとれるスタッフがいたりとホテルに近い特徴があります。
アパートメントタイプのホテルは、一般的にホテルよりも非常に広く、またキッチンなどの設備もついているために自炊をすることができるというメリットがあります。
そのため、広々としたステイはもちろん、自炊により食費をさらに節約することができるのがポイント。
一方で、コスト削減のために日々のルームクリーニングやルームサービスといったサービスはなく、また同じ建物内にはレストランやジムといった公共部分が一切ない場合がほとんどです。
また、チェックインの時間も24時間対応している場合と夜9時までなど時間を指定している場所があるため、予約時にはしっかりと確認する必要があります。
アパートメントホテルの掲載件数は大手予約サイトであるBooking.com がその他有名ホテル予約サイトであるExpediaやHotels.comを圧倒的に抑えて最多。
しっかり日本語での説明が書かれているので安心して利用が可能です。
Airbnb
Airbnbの物件は原則個人が管理しており、副業として運営されていることがほとんど。
ルームシェアから1部屋貸し、1軒まるまる貸しなど様々なプランが用意されており、予算や希望の立地に応じて最適な物件を選ぶことができます。
1軒貸しの場合には、非常に広い部屋を生かして大人数で泊まったりできる他、キッチンなども自由に使えるため別荘のような感覚で利用が可能です。
一方、宿泊前には各自でホストとコンタクトを取る必要があり、チェックインの時間や鍵の受け渡し場所などを場合によっては英語で交渉しなければなりません。
また、タオルの準備やシャンプーなど必要なアメニティがあるかどうかの確認も必須です。
高度な英語力は必要ありませんが、ある程度臨機応変に英語でコミュニケーションが取れる方におすすめです。
3. ホテルを選ぶ際のお得ポイント
アパートメントや民泊はまだちょっと不安、フルサービスがあるホテルに宿泊したい、そんな方にもお得なホテル探しのポイントがあります。
それは、ホテルやゲストハウスに宿泊する際には決して1つの予約サイトだけを信用しないということ。
タイミングやキャンペーン等によって予約サイト間に価格のばらつきがあり、たとえ最安を唱っていたとしても鵜呑みには出来ません。
また、料金内にサービス料や税金が含まれているかどうか、あるいは朝食サービスなどの有無なども注目するポイントです。
エクスペディアやBooking.comなど複数の予約サイトを使って実際の価格シミュレーションをすることが重要です。
4. 食費の節約方法
最後に、滞在中の費用の大部分を占める食費の節約方法。これはいうまでもなくいかに外食を避けるか、ということにかかってきます。
ですが一方で、せっかく旅行をしているのにホテルの部屋で買ってきた冷たいサンドイッチを食べるのは嫌、という人も多いはず。
そんな方へ向けてこちらの記事では様々な食費軽減策を紹介しています。
もちろんアパートメントホテルやAirbnbなどキッチン付きの物件に宿泊するというのもいいアイデア。現地で購入できる缶詰は、ローカル料理を最もお手軽に楽しめる裏技です。
また、自分で作るのが大変という方は、外食でかかる高い税率を回避するためにテイクアウトを活用するというのもおすすめ。
そして意外にも節約旅行者の味方とみられていたマクドナルドやKFCなどのファストフード店も、現地で流行っている○○○屋と比較すると結果的に割高に。
現地でしっかりと安いものを見極める力が必要です。
5. 荷物は出費の元
特に周遊旅行を考えている人が考えなければならないのが荷物の削減。リゾート地に行ったり、高級ホテルに泊まるのでなければおしゃれの用意は必要ありません。
また現地ホテルやAirbnb物件には洗濯機が使えるところも多いため、滞在日数分の服を用意する必要もなし。
旅行カメラも極力大きなフルサイズ一眼レフなどは避け、ミラーレス機など機材の最小化と持っていく交換レンズを厳選してください。
なぜ荷物を減らさなければならないのかといえば、パリやロンドンを除いてヨーロッパの国々の「観光地」とされる多くの場所が石畳で舗装されていることが多く、スーツケースなどの大型荷物が合わない土地が多いため。
また荷物が多ければその分現地でタクシー利用などで費用がかさみます。そしてなにより、周遊旅行をする際に利用する欧州域内の航空便の多くは預入れ荷物が別料金で有料。
大きな荷物が増えれば増えるほど出費が増えてしまうのです。
賢い旅行者は少しでも荷物を減らし、必要最低限のものだけを持っていくことを徹底しています。
最後に
旅行中の支出を占める3大出費である、航空券、宿泊、そして食費の節約方法、そして荷物tipを紹介しました。
皆さんはどの程度実践されていますか?せっかく海外に行くのであればなるべく現地ではお金のことは気にせず楽しみたい、というのは皆が思うところ。
そのためにも準備段階で削れるところはしっかりと削っておくと、旅行後にカードの請求を見て「こんなはずじゃなかった・・・」となることを防ぐことができます。
是非これから海外旅行を計画する際には主要出費3項目である航空券代、宿泊費、そして食費を見直す節約術を試してみてください!
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