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【ロフォーテン諸島】伝統的漁師小屋ロルブー宿泊がおすすめ

ロフォーテン諸島のロルブー
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ノルウェーの北部、北極圏に位置するロフォーテン諸島。

アナと雪の女王の世界観のモデルともなった場所として知られており、壮大な大自然とそこに生きる人々の暮らしを垣間見ることができるということで、近年注目が集まるようになってきました。

今回はそんなロフォーテン諸島を観光するのであれば是非泊まりたい伝統的な漁師小屋「ロルブー」について紹介していきます。

1. ロルブーとは

ロルブー

ロルブーとはロフォーテン諸島をはじめとするノルウェー北部で見られる木造の小さなロッジのこと。もともとは漁師小屋として使用されており、特に漁業が盛んなロフォーテン諸島では象徴的な建物になっています。

そんなロルブーの中には、観光客用の宿泊施設として改装・管理されている場所も最近では多くみられ、ロフォーテン諸島の旅行ならではの経験ができる場所として人気が高まっています。

宿泊可能なロルブーは通常10−50軒程度が一つのエリアに集まっており、運営会社のレセプションやレストランがあるなど通常のホテルとほとんど勝手は同じ。タオルやシーツなど最低限のものは提供されます。

室内には最低1つのベッドルームとシャワー・トイレ、そしてキッチンを備えた大きなリビングルームがあり、家族や複数人のグループでの利用が最適です。

2. オススメの場所

ロフォーテン諸島全体に観光客が宿泊できるロルブーがあるため、風景や利便性、予算など好みに応じて選ぶことができます。

ロフォーテン諸島で最も人気の高いロルブーがあるのがハムネイ Hamnøyと呼ばれる場所にあるもの。

ロフォーテン諸島の中でも特に景色が美しい村と言われるレイネ Reineからほど近く、またロフォーテン諸島の象徴的な景色が目の前に広がる場所ということで知られています。

またハムネイはノルウェー本土にあたるボーデ Bodøからのフェリーが発着するモスケネス Moskenesの港からも車で15分程度と、アクセスも良好の場所に位置しており、路線バスのバス停もあるため車がある人もない人も宿泊可能なエリアとなっています。

3. ロルブー宿泊レビュー

今回は実際にハムネイに位置するロルブー「Eliassen Rorbuer」に3泊してみたので、宿泊レビューを通して室内の様子などを紹介します。

a. チェックイン手続き

場所によっても異なりますが、多くのロルブーでは深夜のチェックインも可能な「電子キー」を採用しており、事前に送られてきたコードを利用してロルブーの玄関の鍵を開ける方式となっています。

そのため、ホテルのようにチェックイン手続きのためにレセプションに寄るという手間がなく、到着後はそのまま指定のロルブーへと入ることができます。

一部セルフチェックイン方式をとっていないロルブーでは24時間レセプションが空いていることが多いので、到着時間が遅くなる場合でも安心して利用することができます。

チェックインの時間や手続きについて詳しくは予約の際に確認してください。

b. ロルブー室内

今回は2名での宿泊でロルブーの中では最も小さなものを選択。

とは言っても、ベッドルームが2つ(ダブルベッド1台・二段ベッド1台)あり、最大4名まで宿泊ができるタイプの客室でした。中には10人近い人で1つのロルブーに泊まっている人もおり、ロルブーによって様々なタイプが用意されているようです。

ロルブーは全て木造。室内からも木のぬくもりを感じます。客室それぞれにヒーティング器具がついており、それぞれ調整可能。

真冬の滞在であっても寒い思いをすることはないかと思いますが、一方で暖房の効きが悪い(断熱効果が弱い)部屋もあるためその点注意が必要です。

キッチンには簡単な調理ができるIHヒーターと電子レンジ、湯沸しポットなどが完備。もちろん食器類や調理器具も備え付けられていました。

実際宿泊している人を見るとほとんどの人が近くのスーパーで食材を購入し自炊をしているよう。ロフォーテン諸島では外食の料金が非常に高額なため、自炊環境があるというのはとても重要です。

c. バスルーム・トイレ

水はとても貴重なようで、特にお湯は各ロルブー内のタンクに貯めたものを使う方式。そのため、お湯を使いすぎるとしばらく利用ができなくなる可能性があるという注意書きがされていました。

2人で交互にシャワーを浴びましたがその程度では全く問題なし。大人数が泊まっているロルブーもたくさんあり、よほど長時間お湯を出しっぱなしにしたりなどしない限りは特に心配いらないのではないかと感じました。

d. 総評

決して豪華さはないものの、どこか温かみを感じるロルブー。

部屋も広々としており、複数のベッドルームやチッキン設備など複数人で「ロルブーでの滞在」そのものを楽しむという人にとてもお勧めできます。

またロルブーの外に出ればそこは大自然。壮大なフィヨルドのある大自然を目の前で独占することもできますし、秋から春にかけてはオーロラを見ることもできます。

ロフォーテン諸島を旅行するのであればロルブーでの宿泊は欠かせない経験です。

4. 最後に

ロフォーテン諸島で是非経験したいロルブーでの宿泊。

そこでのステイはもちろんのこと、部屋を出ればいつでも楽しめる絶景は一生忘れることのないものになるはずです。

ゲストハウスなどと比較すると若干割高にはなるとはいえ、客室あたりの単価ということで人数が多い場合やキッチン付きで自炊ができることを踏まえればむしろコストパフォーマンスもお得。

非常に人気が高いのでロフォーテン諸島の旅行を計画したら早いうちに予約を済ませることをおすすめします!

ハムネイのロルブー概要

今回紹介したハムネイノロルブー。ロルブーからは徒歩圏内でロフォーテン諸島を代表する絶景を楽しめるビューポイントがあります。

オーロラシーズンになると大変人気となり予約困難となるので早めの計画が重要です。

ロルブー名称:Eliassen Rorbuer
住所・マップ:8390 Hamnøy
予約: Booking.comからのみ可能

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。