アイルランド首都のダブリン中心部にあるメインストリート、オコーネルストリート O’Connell Street。
南北に続く幅約50メートル、長さ500mの大通りで、ダブリンの顔であるとともに観光の起点になる場所です。
今回はそんなオコーネルストリートの見どころをダブリンに留学経験のある筆者が紹介します。
1. オコーネルストリート
オコーネルストリートはダブリン中心部にあるメイン通り。
南北に500m続く大通りの歩道には数多くの人が行き来し、車やバスの往来も多い活気溢れる通りとなっています。
1916年のイースター蜂起、そしてその後1922年まで続いたアイルランド独立戦争によりオコーネルストリートにあった歴史的な建物はほとんどが壊されたものの、現在では修復され綺麗に整備されています。
パブやレストラン、カフェ、シネマ、ショップなどが軒を並べ、ダブリンを観光する際は何度も通ることになるはずです。
2. ダニエル ・オコーネル像
オコーネルストリートの南側にあり、リフィー川付近に立つオコーネル像。
1829年、当時差別を受けていたカトリック教徒に対する人権運動を展開し、その後ダブリン初のカトリック教徒の市長になった人物です。
360度囲うようにモニュメントがあるので、様々な方向から鑑賞してみてください。
3. チャールズ・スチュワート・パーネル像
オコーネルストリートの北端側に位置し、パーネルストリートとの交点に位置するパーネル像。
パーネルは19世紀に活躍したアイルランド自治運動の指導者でアイルランドを代表する一人です。
パーネルの言葉とともに、アイルランドの象徴でもある民族楽器のハープが描かれています。
4. ジム・ラーキン像
オコーネルストリートの中心部にあり、国立郵便局やスパイア The Spireの近くに見られるジム・ラーキンの像。
1909年にアイルランド初の全国労働組合を設立し、1912年の労働党の立ち上げに尽力した有力政治家です。
後ろに聳える細いモニュメント The Spireについては後述します。
5. ジョン・グレイ像
カトリック教徒への市民解放運動を率いたオコーネルをサポートしたジョン・グレイ。1852年にダブリンの市議会議員に就任し、ダブリンへの飲料水の供給や上水道の設備に貢献した人物です。
多くの像が一箇所に集中して建てられているのが珍しいオコーネルストリート。紹介しきれませんがアイルランドの有名人物の像がオコンネルストリートでまだまだ見られるので探してみてください。
6. スパイア The Spire
高さ120メートル、先端わずか15cmという細長い柱がオコーネルストリートのちょうど中心部に建てられています。
建設は2003年と比較的新しく、そのシンプルすぎるデザインから賛否両論あるそうですが、アイルランドの希望を表すものとして受け入れられてきているよう。
ダブリン中心部にいればどこからでも見つけることができ、また夜間にはその先端が光るため観光客にとっての道標べになるだけでなく、定番待ち合わせスポットとして使われています。
7. 中央郵便局
スパイア The Spire の近くにある重厚で歴史的な建物が中央郵便局。
アイルランドで最も有名な建築の1つとされており、現在も郵便局として機能している一方で、アイルランドの独立につながるイースター蜂起の舞台としても知られています。
イースター蜂起の際には蜂起軍の司令部として使用されたため英国軍の攻撃で激しく損傷しましたが、現在では修復されアイルランド民族主義とアイルランド史の象徴として市民に愛されています。
外の柱には銃弾の跡が今も残されているほか、郵便局内部にもアイルランド独立に関する展示がされています。
8. Penneys
アイルランド発の格安衣料品店で現在ではヨーロッパを中心に広く出店しているPennys(アイルランド外ではPrimarkとして展開)。
ユニクロやH&Mとは比較にならないほど安い価格設定が特徴で、シャツ3ユーロ〜、Tシャツ2ユーロ〜、ちょっとしたジャケット10ユーロ〜と若者を中心に非常に人気の格安ブランドとなっています。
以前は一度洗濯すれば破れるとまで言われたほどですが、現在品質は随分と向上してきています。
最後に
アイルランド観光の中心になるオコンネルストリート。交通量も多く、ホテルやレストラン、パブにショッピングモールなどなど色々なお店も立ち並び大変にぎやかな通りです。
ウインドウショッピングをしながら、アイルランドの歴史も感じることができますので、是非ゆっくりと時間をかけて街歩きを楽しんでみてください。
ダブリンの街歩きに関してはこちらの記事も合わせてお読みください。何度訪れても刺激が強く飽きがこないアイルランド、是非皆さんも旅行してみてくださいね!
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