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アイリッシュパブ夏の定番!アイリッシュサイダーを飲み比べてみた

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アイルランドといえばギネス、皆さんそう思われますか?答えはYes or Noです。

確かにギネスビールはアイルランドで消費されるビールの50%以上を占める人気銘柄ですが、実はアイリッシュにとって夏の飲み物といえば「サイダー」。

日本ではビール=夏のイメージですが、アイリッシュに言わせるとビールは冬の飲み物なんだとか。

サイダーと言ってもジュースはではなく立派なお酒。一般的にはシードルと言ったほうがわかりやすいかもしれません。

そんな人気なアイリッシュサイダー、レストラン、パブ、酒屋、コンビニ、どこにでも売っておりしかも種類も豊富です。

今回はそんなアイリッシュサイダーの中から定番モノを中心に実際に飲んだことのある物を紹介いたします。

1. BULMERS

ダブリンお酒

アイリッシュサイダーといえばBULMERS、ビールのギネスに対してサイダーののBULMERSというくらい人気銘柄のBULMERS。1930年代より販売されている伝統もある銘柄です。

ちなみにアイルランド以外では商標の関係でMAGNERSとして流通しています。

シードル

現在では定番のアップルだけでなく色々な種類が販売されていますが、今回はアップルテイストのレビューです。

アイリッシュサイダー

甘さは控えめですが、辛口ということもなく適度なリンゴの甘さと酸味、そして天然リンゴの強い風味と、さすがアイリッシュサイダーの代名詞というだけあり美味しいです。

どこのレストラン、パブにも必ず置いてあるのでアイルランドに来た際には必ず味わってみてください。

BULMERS
辛口 ・・☆・・ 甘口
飲みやすさ 9/10
風味度 8/10

*飲みやすさ=ジュースのようにごくごく飲めるかということを基準にしています。

ちなみにこのBULMERS、ダブリン中心部にあるDART(鉄道)の陸橋にこんな広告を出しています。

アイリッシュサイダー-2

アイルランドの人気歌詞Dublinersの歌に出てくるのですが、ダブリンのリフィー川より南出身の人をSouth Sider、北出身の人をNorth Siderと言います。そんなSiderにCiderをかけたユニークな広告でかなり評判がいいらしくもう何年もずっとこのまんまなんだとか。

2. Traditional Dry Cider

アイルランド

MacIvor’s社から出ているTraditional Dry Cider。

その名前の通りアイルランドで飲まれているサイダーの原型となったクラフトサイダーです。MacIvor一家が1855年に北アイルランド初のリンゴ農園を設立したことに由来し、そのリンゴを使用したアップルサイダーを現在まで製造し続けています。

味はDryというだけあってやや辛口で、甘さは無し。なんといっても特徴は100%リンゴから製造しているということで、香料や甘味料、色素等の添加物は使用していません。にもかかわらず香りも強く風味が豊かで、大人の味わいが楽しめます。

Traditional Dry Cider
辛口 ☆・・・・ 甘口
飲みやすさ 5/10
風味度 8/10

3. Kopparberg

Kopparbergはスウェーデン最大のブリューワリーで、アップルやベリーなど様々なフルーツを使ったシードル製造も行っている会社です。今回は2種類トライしてみました。

Pear Cider

アイリッシュサイダー

こちらは洋ナシのシードルですが、かなり甘口仕立てになっており、お酒というよりは炭酸ジュースのような感じで飲めるサイダーでした。

その軽い飲み口から若い女性に人気なんだとか。食事の時に、というよりは喉が渇いた時のジュース代わりという感じです。

Kopparberg Pear
辛口 ・・・・☆ 甘口
飲みやすさ 8/10
風味度 6/10

Mixed Fruit Cider

アイリッシュ

こちらも先ほどのKopparberg社の缶版、味はラズベリー系のミックステイストです。

洋ナシのサイダーよりも甘さが抑えられている一方でベリー系の酸味が少し感じられます。が、やはりこちらの種類は甘さ強めなのでシードルというよりは炭酸ジュースに近い味わいでした。

Kopparberg Mixed Fruit

辛口 ・・・☆・ 甘口
飲みやすさ 8/10
風味度 6/10

4. Mac Gargles

アイリッシュサイダー

Apple Cider

アイルランドの輸入商であるTommyがヨーロッパ中でいいリンゴ農園を探していたところ、ドイツのBingenにある農園にあったサイダーレシピに目が止まったというところに由来するMcGarglesのサイダー。

現在ではBingenで取れたリンゴをアイルランドでボトル詰めしているとのこと。ちなみにリンゴは100%手摘みだそうです。

果汁100%リンゴジュースのような甘みとサイダー特有の酸味も残し、香り豊かな味わいでした。ちなみにリンゴだけでなくベリーや梨など様々なフルーツによるサイダーを販売しています。

Mac Gargles Apple Cider
辛口 ・・☆・・ 甘口
飲みやすさ 7/10
風味度 7/10

Wild Berry

Wild Berry味もアップルサイダーと同様に100%手摘みで取られたベリーを使用しているとのこと。こちらはアルコールをほとんど感じないテイストで、ざっくり言うと少しフルーティーなデカビタCという感じ。

Mac Gargles Apple Cider
辛口 ・・・☆・ 甘口
飲みやすさ 8/10
風味度 6/10

5. Toby’s Handcrafted Cider 

アイルランド

こちらも北アイルランドの農園で製造されている100%ハンドクラフトのアップルサイダーです。こちらのサイダーは人工甘味料、香料、色素など一切使用せず100%天然リンゴのみを使用しているという伝統的なアイリッシュサイダーです。

味はドライでお肉料理と合いそうなさっぱりとした味ですが、リンゴの香りはかなり強く感じることができました。

Toby’s Handcrafted Cider
辛口 ・☆・・・ 甘口
飲みやすさ 6/10
風味度 8/10

最後に

一口にサイダーとは言ってもかなり味や風味、甘さが違うのでかなり好みが分かれるところかなーと思いました。

個人的にはやはりその甘さと酸味のバランスから、アイリッシュサイダーの定番BULMERSがお気に入り。

残念ながら日本ではいずれも手に入らなさそうで、Amazonでも見つけることができませんでした。ですので代わりに別のシードルを、、、

ちなみに私が夏に日本に帰ったときにアイリッシュサイダーの代わりに買うのがこちら。コンビニに売っているので助かります。

なぜアイリッシュが「夏はビールではなくサイダー」というのか、実際に何度も飲んでいるうちにわかってきました。日本の皆さんも是非夏はサイダー(シードルもしくはチューハイ)で喉を潤してみてはいかがでしょうか

ちなみにビール派の方は、アイルランド名物ギネスビールを飲み比べした記事を書いているので、どうぞこちらの記事をお読みください。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。