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【ソグネフィヨルド】ノルウェーのフィヨルド満喫クルーズ&鉄道旅

ナットシェル
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ノルウェー最大であり、世界第2位の大きさであるソグネフィヨルド。

そんなソグネフィヨルドを訪れるためにノルウェーに旅行に来る人がいるというほど人気の観光スポットになっています。

今回はノルウェー第2の都市でありフィヨルドの玄関口と言われるベルゲンから1日かけてそのソグネフィヨルドと世界遺産ネーロイフィヨルドを同時に満喫できるおすすめ周遊ルートを紹介します。

1. ソグネフィヨルド・ナットシェル

ソグネフィヨルドクルーズ

ナットシェルとはフィヨルドを満喫するために必要な公共交通機関のチケットがセットになった周遊パス。

一般的にベルゲンもしくはオスロから鉄道、バス、フェリーを乗り継いでフィヨルドを周遊するものが定番(ノルウェー・ナットシェル)ですが、春から秋にかけて限定で行われるソグネフィヨルド・ナットシェルと呼ばれる周遊コースがあります。

こちらはベルゲンからソグネフィヨルドを通り最初の目的地フロム Flåmまでフェリーのみで行くルートで、クルーズ時間が5時間強と長いのが特徴。

フェリーを使って北海のフィヨルド入口から最奥部であるフロムにまでいくためソグネフィヨルドを端から端まで楽しむことができるルートになっています。

鉄道、バス、フェリーを乗り継いでフロムまでいく定番の「ナットシェル周遊」と比較し、乗り換えのストレスがなくフェリーからおちついてフィヨルドを楽しめる時間が長く取られています。

尚、予約方法については記事最下部で紹介しています。

ナットシェル行程の違い
  • ノルウェー・ナットシェル(別記事で紹介)
    ベルゲン→(鉄道)→ヴォス→(バス)→グドヴァンゲン→(フェリー2時間)→フロム→(フロム鉄道)→ミュールダール→(ベルゲン鉄道)→ベルゲンorオスロ
  • ソグネフィヨルド・ナットシェル(本記事で紹介)
    ベルゲン→(フェリー5時間)→フロム→(フロム鉄道)→ミュールダール→(ベルゲン鉄道)→ベルゲンorオスロ

2. ソグネフィヨルドクルーズ

ソグネフィヨルド・ナットシェルのハイライトはベルゲンから乗船するクルージング船。

最初の目的地まで約5時間という長い時間、船内で過ごします。

フェリーはベルゲンを出発し、ソグネフィヨルドの入り口部分から最奥部に入っていくため、ソグネフィヨルドを端から端まで満喫できる行程となっています。

2-1. ベルゲン出航

ベルゲンの絶景

船が出発するのはベルゲンの中心部にある港。朝8時の出航ですが、日が長い夏場であれば綺麗なベルゲンの街並みを楽しめること間違いなし。

ユネスコ世界文化遺産にも指定されているベルゲン歴史地区ブリッゲンも、海上から見るのと陸から見るのとでは一味違った印象を受けるかもしれません。

2-2. ソグネフィヨルド

ベルゲンを出発するとソグネフィヨルドの入り口まで約3時間、時速60km/hという高速で巡行します。

その間もところどころの見どころがありますがここはゆっくりとリラックスしておくのがおすすめ。要所要所で船内アナウンスがあるので、それにあわせて船上デッキに上がり景色を楽しむといいでしょう。

ノルウェーの天気は数分刻みで変わるというほど。そのこともあって虹が出ることも多く、見事な絶景をみることができるかも。

ソグネフィヨルドの入り口部分ではまだ高く険しい山々はあまり見られず、代わりに青々と茂った豊かな自然を楽しむことができます。

突然曇ってきたと思いや雲の合間から覗く太陽の光。

その数分後に現れる綺麗な虹。

フィヨルドと一言で言っても天気や季節によって景色は様々。刻一刻とその表情を変えるので全く飽きることもはありません。

ソグネフィヨルド・ナットシェルで使われるベルゲン〜フロムの船は観光用だけではなく公共交通機関の一つでもあるため、ソグネフィヨルド沿いの小さな街や集落にある港を経由しながら奥へと進んでいきます。

自然との共生、ノルウェーでの人々の生活が見られる一面。

フィヨルドの奥に進めば進むにつれ、山々が高く険しくなってきます。

写真を思わず撮りたくなる絶景が次から次へと現れ、船上デッキには多くの人が。

フィヨルドクルーズの途中の動画、興味がある方はご覧ください。

2-3. バレストランドのフォーターフロント

ソグネフィヨルドクルーズの中でも最も美しい絶景に入るのが途中の停泊地であるバレストランドの景色。真夏であっても山の上に残る氷河が見られるこの地域。

世界的にも有名なフィヨルドホテルであるクビクネスホテルなどがある夏のリゾート地で、こちらで乗降船する人も多く見られました。

バレストランドを過ぎるといよいよフィヨルドクルーズも後半。

最終停泊地であるフロムへと船を進めていきます。

2-4. 世界遺産ネーロイフィヨルド

フロムの近くまでくるとこのクルーズはあえて航路を外れ、ソグネフィヨルドの支流であり、ユネスコ世界自然遺産に登録されているネーロイフィヨルドに入ります。

このネーロイフィヨルドはノルウェー・ナットシェルを利用した際にフェリーで主に通過するフィヨルドですが、このソグネフィヨルド・ナットシェルに参加した際もこのネーロイフィヨルドの中に入り込んでくれるサービスがついています。

ネーロイフィヨルドのハイライトは落差575mという壮大な滝。ラエグダの滝 Laegdafossen という滝でサゲルヴィ川 Sagelvi がソグネフィヨルドに注ぎ込む場所になっています。

クルーズ船は滝壺の目の前まで行くため、その滝の勢いを間近で楽しむことができます。

3. フロムの街並みと観光

フロム

ネーロイフィヨルドのクルーズを楽しんだ後は元の航路へと戻り最終目的地であるフロムへと向かいます。

ここまでベルゲンから所要時間にして約5時間。通常のノルウェー・ナットシェルと比較して3時間以上長いクルージングになっています。

しかし見どころが多く、景色も刻一刻と変化するため飽きるということもなく終わってしまえばあっという間です。

フロムは西ノルウェーの一大リゾート地。

これから乗車するフロム鉄道の始発駅もあり、数多くのお店やレストラン、ホテルが建ち並ぶ賑やかな町になっています。

ここフロムで列車の時間にあわせ1−3時間ほど時間を取ることができます。

軽食におすすめなのが「FLÅM BAKERI」というパン屋さん。焼きたての美味しいパンやサンドイッチがあるということで人気となっています。

長いクルージングのあとにお腹を満たしたら、フロム鉄道まで束の間の観光を楽しみましょう。

少し町を歩いて見るもよし、お土産屋をのぞいて見るのもよし。

あまり時間がない場合には、フロム鉄道の駅横にあるフロム鉄道博物館がおすすめ。

入場無料の博物館となっており、内部ではフロム鉄道建設の過程や古い車両などが展示されています。

4. フロム鉄道

ソグネフィヨルド・ナットシェルもう一つのハイライトとも言えるのがフロム鉄道。

世界で最も美しい鉄道旅とも言われ、海抜2mのフロム駅から標高866mのミュルダール駅まで20kmの道中急勾配を登る登山鉄道となっています。

「世界の車窓から」でも取り上げられたことのある有名鉄道。もともとは北海で採れた資源を運ぶため、ということで作られた鉄道ですが現在は観光客で賑わっています。

車窓からは壮大な山々や谷、大きな滝など左右大自然を感じる景色を楽しむことができます。

鉄道からの車窓。こちらもシャッターチャンスが続きます。

途中ミュダール駅の近くに差し掛かった際に5分ほど停車し、乗客が外に降りれる場所があります。

ショースの滝 Kjosfossen という滝がすぐ脇に流れる絶景スポット。高さ225mのカスケードで夏場水量が多い際にはフロム鉄道に電力を供給する水力発電の水源としても使用されています。

フロム鉄道の乗車時間は約50分。ショースの滝を出発するといよいよフィヨルドツアーも終了。

終点ミュダール駅となり、ここからはベルゲン鉄道に乗ってベルゲンもしくはオスロへと戻ることになります。

5. 最後に

長い時間クルーズ船でのフィヨルドツアーを楽しめ、また乗り換えも少ないため体力的・精神的にも負担の少ないナットシェル周遊ルート。

クルーズ船のデッキでは遮るものがないため、雄大な景色を気持ちのいい風を感じながら肌で楽しむことができます。

今回のソグネフィヨルド周遊に参加する場合には予約が必須。

ナットシェル周遊チケットの販売を行なっているFjord Tours 公式ホームページから予約が可能です。

是非ノルウェー観光の際には必須のフィヨルド周遊、ナットシェルを利用してみてください。

フロムで一泊がおすすめ

フィヨルドの王様と呼ばれるソグネフィヨルドを心から堪能しようと思えば一番におすすめできるのがフロムマリーナでの滞在。

全室テラス・バルコニー付きという贅沢な客室はノルウェーでの忘れない思い出になること間違いありません。

1部屋あたりの値段ということもあり、複数人で宿泊すれば宿泊料金も実はお得。客室数が限られているので、フロムでの滞在を検討している人は是非早めにチェックしてみてください。

住所:Vikjavegen 4, 5742 Flåm
駐車場:有り(無料)
チェックイン:15時〜
チェックアウト:〜11時
予約:Booking.comのみ

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。