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【リトアニア】安全?危険?主要3都市でみた治安状況

リトアニアの夜歩き・治安
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近年コアな旅行者を引きつけているバルト海沿岸国、リトアニア。1990年に旧ソ連から再独立を果たし、現在はEUにも加盟し急速に復興を遂げた国でもあります。

一方まだまだ観光についての情報が少なく、これから旅行をされる際に治安が気になる方は多いと思います。

今回は、リトアニアの都市の中から、観光客が行くであろう3つの街の治安状況を体感するために体を張って夜歩きしてきましたのでその様子を踏まえて紹介します。

1. ビリニュスの治安

リトアニアの首都ヴィリニュスです。

全世界中どこの都市でも例外がないように、首都であるこの街が最もリトアニア内で人口が多く、そして最も発生犯罪件数も多いエリアになります。

とは言っても他の観光大都市と比べるとかなり小規模であり、観光客の数や人口の数も西欧諸国と比べるとまだまだ少ないこともあり観光客を狙ったスリなどの軽犯罪も目立つレベルではありません。

また、物乞いや観光客狙いの悪質な押し売り、ロマ(ジプシー)もほとんど見かけませんので、安心して歩ける街だと言えます。

観光客が集まる旧市街部は、夜間に歩いている人もほとんどが観光客か店員等の関係者。人通りもさほど多くはありません。

リトアニア全土に言えますが、独立後綺麗に修復、復興されたエリアと、放置され荒廃しているエリアが混在しており、路地に入ると一見物騒に感じる所もあります。

ですが、ここも通常の通り道として地元の人も男女問わず一人でよく歩いていますし、あまりきにすることはないのかもしれません。実際夜歩きをしていて危険を感じるような状況は一切ありませんでした。

ヴィリニュスで最も多い犯罪はアルコールに絡んだトラブル。深夜のバーやクラブ内での客同士のトラブルや、泥酔した人とのトラブルなどが多いようです。

また一部の教会は24時間開門していますが、そういう場所は夜間のホームレスの人がシェルターとして使えるような場所となっているため、夜間の教会観光は避けたほうがいいでしょう。

2. カウナスの治安

こちらはリトアニア第2位の街カウナス。

ヴィリニュスと違い観光客もあまり見かけない街ですが、カウナスには大きな大学が複数あり、学生街として発展している側面もあるため夜も比較的メイン通りは賑やか。

観光客が宿泊するようなホテルがあり、行動のメイン場所となる新市街エリア、旧市街エリアは昼夜問わず非常に治安は安定しています。

一方、夜間にバスステーションやトレインステーション周辺では、街灯も少なく大声を出す酔っ払いやホームレスの姿もちらほら見えたので、特に用がなければあえて歩いて行くのは避けることをおすすめします。

3. シャウレイの治安

シャウレイの治安

シャウレイはリトアニア第4位の都市。この街自体に観光資源はほとんどないため、観光客もほとんど訪れることはありませんが、世界遺産「十字架の丘」を訪れる旅行者の経由地点になる街になります。

リトアニア第4位とは言えシャウレイ自体非常に小さな街。夜間ともなると、夜遅くまで空いているスーパーマーケット周辺や、レストランの利用客を除いてほとんど人通りはありません。

シャウレイ中心部の目抜き通りでされ人通りは片手で数えるほど、というくらい夜間は閑散とします。

ですので、夜間の治安という意味では襲う人も襲われるような人もいないくらい静かで閑散としていてちょっと不気味、といった印象。

ただし、目抜き通り沿いにはシャウレイ大学もあり、男女若者の一人歩きを見かけることもあったので、治安は心配するレベルではなさそう。観光客狙いの犯罪は皆無だと言えると思います。

夜間は治安はいいけどちょっと不気味、という雰囲気。日中に関しては全くないと思います。

4. まとめ

リトアニア全土に言えることは、治安は比較的良好に推移しているということ。圧政が敷かれた共産時代を経験した国民が多く、かつ大部分が敬虔なキリスト教徒ということもあるのかもしれません。

最近になって入ってきた移民も非常に少なく、中東、アジア、アフリカ系の住人を見かけることはほとんどありません。

また近年問題になっている難民についても、リトアニアでの難民申請者数及び認定数ともに他国と比較して圧倒的に少なく、ある意味で「単一民族的」な治安の良さを未だ誇っています(ロシア系、ユダヤ系等いるので厳密には単一ではありませんが)。

例えるならば日本の田舎のような、「古き良き」時代の治安の良さがあるような感じでしょうか。

もちろんヴィリニュスの観光地中心部では、それを狙ったスリ等もいてもおかしくないですし、バーやクラブでの喧嘩、貧しさ故なのかアルコール中毒に起因したトラブルなども起こってはいます。

ですので、「ここは日本ではない」という警戒心はもちろん必要ですが、他の欧州主要観光地(ロンドンやパリ)等と比べると、明らかに治安面では安心できる国であると言えると思います。

事実、外務省による海外安全情報によると、2016年のリトアニア国内における犯罪発生率は日本の2.3倍。

もちろん日本よりは発生率が高いですがドイツの約3倍、フランスの約4倍、イギリスの約5倍と比較すると治安も安定しています。

欧州各国の中では比較的治安が安定しているリトアニア。最低限の警戒心はしっかり持って、楽しく旅行してください。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。