ダブリンで最も人気な観光地といえるギネスストアハウス。
世界的に有名な黒ビール(スタウトビール)であるギネスビールの醸造所がダブリン東部にあり、現在はその一部が観光客向けエンターテインメント施設として一般公開されています。
世界一美味しいギネスビールが飲める、ということでも知られておりギネスビールファンにとっては必訪スポット。
もちろんそうでない人であっても楽しめる工夫が随所に見られる人気観光名所です。
今回はそんなギネスストアハウスの内部と見どころを紹介します。
1. ギネスストアハウス概要
世界的に知られているギネスビールの歴史は古く、その起源は1759年にまで遡ります。
アイルランドの実業家、アーサー・ギネスがダブリンのセント・ジェームズ・ゲートの醸造所で作り始めた黒ビールは、その後世界的に人気となり今ではアイルランドビールの代名詞となりました。
そんなセント・ジェームズ・ゲート醸造所は現在ギネスストアハウスとしてギネスビールの製造方法や歴史などを展示するエンターテインメント施設となっており、ダブリンでも有数の観光名所となっています。
2. ギネスストアハウスへの行き方
ギネスストアハウスはダブリン東部に位置し、ダブリン中心部のオコーネルストリートから徒歩で30分ほど、バスやルアス(路面電車)を使って20分ほどの距離に位置しています。
周辺一帯は今もギネスビールの醸造が行われている工業エリアで、周辺を歩くとホップの匂いがどこからともなく漂ってきます。
セントパトリック教会やクライストチャーチなどダブリンの主要観光地からも近いので、ダブリン中心地から周辺を散策しながらギネスストアハウスに行くのがおすすめです。
住所:St. James Gate, Ushers, Dublin, Ireland
最寄りバス停:James’s Gate(バス13,40,123)
最寄りルアス停留所:Fatima(Red Line)
3. ギネスストアハウスの入場券購入方法
ギネスストアハウスは非常に人気な観光名所ということで、入場時間を制限した事前予約制をとっています。
ギネスストアハウスの入場券は混雑の見込み度合いにより入場料が変わる料金変動制を採用しており、午前中や営業終了前などは比較的安くなっています。
事前入場券はオンライン公式ホームページから購入可能となっています。
一方、現地で当日券の購入も可能ですが、その場合長い列に並ぶ必要があるということ、そして割高な当日券価格が適応されるためあらかじめ計画が立っている人は事前入場券を購入しておくことをおすすめします。
4. ギネスストアハウスの見どころ
ギネスストアハウスは7階建の大きな施設で、その内部には多数の展示や体験スペースが設置されています。
今回はその中からいくつかをピックアップして紹介します。
ギネスビールの製造過程
ギネスストアハウスの見どころの一つ目がギネスビールの製造過程。
ビール醸造に必要な水とホップ、大麦麦芽という3つの原材料の着目してそれぞれの素材がいかに重要か、ギネスビールが創業以来こだわっているポイントが自然と頭に入ってくるような工夫が随所にみられます。
ギネスビールは通常のビールの100倍以上多く含まれる細かい泡が独特の滑らかさを生みますが、そんな泡へのこだわりなんかもワンフロア使って紹介されています。
日本のビール工場とは違い、多くの動画や視覚的なエフェクトを使っており近未来的な展示となっているのが特徴。
クイズコーナーやテレビゲームを取り入れたりと、ギネスビールが好きな大人はもちろんのこと、子供でも楽しむことができます。
ギネスビールの歴史
18世紀から現在まで300年近く黒ビールを作り続けているギネス。そんなギネス社にまつわる歴史についても多く紹介されています。
ギネスビールのシンボルでもあるアイリッシュハープにまつわる逸話や、世界中で展開されているギネスビールの広告についてなど、文字をよまなくても学べる空間が各所に散らばっています。
また、産業革命がギネスビールの運送にどのように役立ったのか、鉄道や船といった大量輸送がもたらしたギネスビールの世界展開など、ビールの歴史だけには留まらないのも面白いポイントです。
ギネスビールに関わるクラフトマンシップ
ギネスビールはただビールを醸造するだけではありません。
ビール醸造後にカスクの中で熟成させるのもまろやかなコクと苦味を生み出す重要な工程。
現在では自動化されているような工程も以前は全てクラフトマンによる手作業。まさに熟練の職人技とも言える技術が当時の実際のビデオを使いながら紹介されており、こちらも大変人気なコーナーとなっています。
5. ギネスビールの正しい注ぎ方と飲み方
ギネスストアハウスでは実際に「体験」できるコーナーも複数設置されています。
一つはギネスビールの注ぎ方を学ぶエリア(別料金)。ギネスビールの圧倒的な滑らかさを作り出すために必要な技をプロから学ぶことができます。
パイントグラスにギネスビールを7割ほど注いだらしばらく静止。「カスケードショー」とも呼ばれる泡の動きを目で楽しみながら待ちます。
この待ち時間は正確に決められておりこれを守るのがポイントなんだとか。その後最後にグラス上部の泡部分を注ぎ完成。
なんとギネスビールを1杯(1パイント)注ぐのには厳密に119.53秒の時間をかけるのが正解なんだだそうです。
もう一つの体験エリアは無料のテイスティングレクチャー。ギネスビールの正しい飲み方を伝授してもらえます。
口を軽く開き、泡髭を作るように飲むのが一番美味しく飲める方法なんだとか。
6. 世界一美味しいギネスビール
7フロアあるギネスストアハウスの展示を一通り見たら、最後はお待ちかねのギネスビール無料サービスを受けます。
最上階、ダブリンの街を360度見渡せる展望バーにはプロのスタッフが次から次へとギネスビールを用意しており、入場時に受け取る引換券で1杯交換可能となっています(ソフトドリンク有り)。
ここで飲めるギネスビールはまさに出来立てほやほやのドラフトビール。舌の肥えた地元の人でさえこのストアハウスの展望バーで飲むギネスビールだけは格段に美味しいというほどで、世界一うまいギネスビールと評判になっています。
夕方から夜にかけてはダブリンで一番のサンセットや夜景がみられる場所としても知られており、賑やかながらもロマンチックな雰囲気も味わうことができます。
世界一のギネスビールを飲みながら見るダブリンの眺めは格別です。
7. まとめ
ダブリンで一番人気の観光名所、ギネスストアハウスを紹介しました。
7フロアに及ぶ膨大な施設と展示内容は大人も子供も大満足。特に展望バーで飲める出来立てのギネスビールは本当に世界一うまいと思えるほど口当たりが軽く飲みやすい美味しいビールでした。
ギネスストアハウスの1階部分には非常に大きなギネスグッズショップもありお土産にもぴったりな限定品も多数。
またレストランやバーなども複数入っているため半日使ってゆっくり楽しめる施設になっています。
ダブリン観光の際は絶対に欠かすことのないようにチェックしてみてください。
ホテル名:Ashling Hotel Dublin
住所・マップ:Parkgate Street, Dublin, Dublin, 8, Ireland
公式HP:https://www.ashlinghotel.ie
ダブリンで宿泊するなら是非お勧めしたいホテルがAshling Hotel Dublin。ギネスストアハウスから徒歩10分程度、ダブリンバスや路面電車ルアスの停留所もすぐ近くにあり非常に観光に便利なホテルです。
4つ星ホテルながら価格帯は抑えめ。広々とした客室とスタッフの高いホスピタリティが非常に評判で、常に高い評価を獲得しているホテルです。
Expedia:アシュリングホテル ダブリン
Hotels.com:アシュリングホテル ダブリン
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