スウェーデンには「カッレスキャビア Kalles Kaviar」という魚卵ペーストがあり、スウェーデン人にとっては超定番として日常的に朝食やおやつに食べられています。
ですがそのカッレスキャビア、スウェーデン以外の国の人にはその美味しさが全く分からず、「マズい」と世界中から箔を押されているもの。
今回はそんなスウェーデンならではの味、カッレスキャビアをご紹介します。
1. カッレスキャビアとは
カッレスキャビアとはスウェーデン人に言わせると「スペシャルなスウェーデンのキャビアペースト」、スペシャルでみんな大好物なんだとやたらと強調してきます。
チューブに入って売られており、色はピンク、強いて言うならば少し塩気の少ないタラコペーストのようなものです。
どんなに小さいスーパーやコンビニでも必ず置いてあるので、スウェーデン国内で大人気だというのは間違いなさそうです。
2. 食べ方
カッレスキャビアの定番の食べ方はクラッカーやパンの上にゆで卵のスライスを置き、その上にチューブを一絞りするというもの。いたってシンプルです。
3. 味の評判
カッレスキャビアはスウェーデン人の大好物。私もスウェーデンに住むようになってから、同僚から勧められて休憩時に食べたり、自分で購入して食べたりしてみました。
カッレスキャビアの販売元であるAbbaという大手食品メーカーが、各国に出張し、カッレスキャビアを現地の人に試食してもらうという面白いCMを出しているので、私の個人的なコメントは後回しにしてまずはそのCMを見てみましょう。
スイス人の場合
んー。。。地理的に近いスイスの方々にもかかわらずみなさん渋い反応。味のコメントに困っているときに「Fantastic?」と聞かれて、即答で「No」と答えるあたりが心境を物語っています。
日本人の場合
なんとAbba、東京にも試食会をしに来ていました。その時をネタにしたCMがこちら。
日本人は味覚に多様ですから受け入れてもらえると思いきや、、、嫌悪な表情を隠すこともできません。
ちなみにここで日本人を代表して一言。
うーん。。。
4. 最後に
はい。はっきりいってマズいです。少なくとも美味しくはないです。よく言えば生臭くてしょっぱいクリーム、悪く言えば金魚の練りエサという感じで、どうにも食が進みません。
ただ定番の食べ方通りにゆで卵に少量乗せて食べると、簡単なスナックのような感じで食べられるといえば食べられるんですが、少なくとも美味しい!と言えるようなものではないっていうのが個人的感想。多分何もない方が美味しいです。
怖いもの見たさにどうしても食べてみたい!という方は、スーパーなどで1回分使い切りの小さいサイズのものも売っているのでトライしてみてください。
やはり味覚というのは、その土地で育つ独自のものなんだと改めて思います。
スウェーデンでキャビアを買う時はペーストになってしまったカッレスキャビアではなく、本物の絶品キャビアを買いましょう。こちらは喜ばれること間違い無し!
20年程前にスウェーデンのホテルで山積みの使いきりサイズを試してみました。物凄く美味しくって、帰りの空港で見かけて大量に買って帰りました。その後、日本に戻ってイケアで売っているという噂で、探したけど見つかりませんでした。何とか、日本で入手できないか調べています。誰かご存知ですか。ちなみに、我が家でも、私以外は誰も美味しいという人はいません。でも、私は大好きです。
私も子供の頃から大好きでした。イケアで売り始めた時はうれしかったのですが、内容成分に問題があるということで輸入禁止になったと聞きました。
実際、日本の方がひどいと思いますけれど、なぜでしょうね?
ずっとどこかで売っていないか探し続けていますが、もう10年以上見つからずじまいです。
AMAZONにみつけましたが、送料で3000円ほどかかりそう。
おそらく、おみやげで買ってきてもらうしか方法はなさそうです。
たらなどの魚卵の塩漬けはIKEAでも売ってると思うのですが、カッレスキャビアは日本に限らず北欧諸国でもIKEAで取り扱いはないですね確かに。
日本だと輸入代理店もなさそうなので手に入れるのは確かに難しいのかもしれません。