海外旅行の醍醐味の1つでもある現地の食材探し。スウェーデンを始め、北欧諸国ではいわゆる「キャビア」が大人気。
しかも色々な種類のキャビアが売られており、しかもとてもお手頃価格なので日本にお土産として持ち帰ればずいぶんと喜ばれるかもしれませんよ!
ちなみに日本で「マズい」と紹介されているチューブ入りカッレスキャビアとは違うのでご安心を!
1. 北欧諸国の「キャビア」とは
キャビアというとすごく高くて高級でなかなか気軽に手に取れるものじゃない、なんて思われる方が大半ではないでしょうか。
事実、キャビアというと日本では「チョウザメの卵で高級品」というイメージがあると思いますが、一般的には「キャビア」というのは魚の卵全般を指します。
ちなみに「イクラ」というのはロシア語で「魚の卵」という意味だそうで、キャビア=イクラ=魚の卵ということになります。
「なーんだ、キャビアっていっても違うじゃん」とがっかりするのはまだ早い。見た目も高級感があり、日本人にとってはなじみやすい味。ちょっとした話のネタにもなるのでお土産にもおすすめです。
2. キャビアの購入場所
普通のスーパーの冷蔵コーナーで、ニシンの酢漬けやエビ等と一緒にずらっと並ぶのがキャビアの瓶詰め。スウェーデンでは朝食や軽食に使う食材として定番中の定番です。
そのため、小さなスーパーから大きなマーケットまでどこにいっても必ず置いています。小さなコンビニのようなところでは大体2〜3種類、大きなところでは10種類以上のキャビアが揃えられています。
大体1瓶で15SEK〜 (日本円で200円程度〜)とお買い得です。
3. 食べ方
キャビアの食べ方は色々ありますが、一番の定番はビスケットやパンの上にチーズやサワークリームと一緒に食べるというもの。
高いものではないので、贅沢に乗せて食べることができます。スウェーデンではクリスマス前にもともとはよく食べられている伝統食材ですが、現在は朝食や昼食の定番にもなっています。
おしゃれなレストランではアパタイザーとしてスウェディッシュキャビアを提供しているところも多くあります。
4. バリエーション
このように瓶の蓋にはどれも「Caviar」と書いてあるので購入は簡単。キャビアということに疑いはありません(チョウザメの卵というわけではありません)。
色々なバリエーションや味付けがあるので一部をご紹介します。
黒キャビア
食べ方のところで紹介した黒いキャビアです。ランプフィッシュの卵で、北欧でキャビアというとこれが一番の定番品、スーパーやコンビニ等どこでも売っているものになります。
チョウザメのキャビアの代用品としても使われており、チョウザメのキャビアとほとんど変わりません(といっても本家の味はそんなに知りませんが、、、)。
プチプチとした食感で、適度に塩辛くチーズと相性抜群。パスタ等にも使えます。初めての購入ならこれが最優先です。
赤キャビア
こちらは赤いキャビアで、鮭の一種からとれます。黒キャビアよりも粒が小さく、日本でいうところの飛びっ子に近いものかもしれません。
こちらもチーズとの相性がよく、黒キャビアと同じような使い方ができると思います。ご飯にも実は合ったり。
白キャビア
タラの魚卵である白いキャビア、日本でいうところのたらこにあたります。
白キャビアはさらに粒が小さく塩気が弱めでさっぱりめ。薄味志向の方向けです。食べ方は他のものと同様です。
緑キャビア
緑キャビアは白キャビアに人工的に味をつけたもの。味はというとなんと「わさび風味」。
お酒のつまみになるかもしれません。私個人的には「うーん、、、」という感じ。
赤大キャビア
街中で売っているスウェディッシュキャビアの中の一番の高級キャビアがこれ。
キングサーモンの卵で日本でいうイクラです。50gで55SEK(約700円)とやや他のキャビアと比較すると高いですが、日本でもキングサーモンのイクラって言ったらかなり値が張るので、それと比較するとむしろ安いくらいかもしれません。
味もイクラそのものなので、海外にいながらいくら丼なんかも作れます。実際には、生食用のサーモンを手にれることで鮭いくら親子丼を作ることもできるのですが、それがまた絶品。こちらの記事で紹介しています。
5. 最後に
いかがでしたか?スウェーデンなど北欧諸国にきたらキャビア三昧なんていうのも夢ではありません。
冷蔵保管が原則ですので夏場などにお土産として買うのは少し対策が必要ですが、もともと塩気の強いものですし、直通便ですぐ帰国して冷蔵庫に入れられるのであれば特に問題はないと思います。
実はAmazonでも数は少ないですが、本物のキャビアに混ざって代用品として取り扱いがされていました。
食品偽造だ、なんだという人が日本にはたまにいますが、キャビアは魚卵一般を指すもので、偽造でもなんでもありませんし、しっかりなんの魚の卵なのかパッケージに書いてありますので個人輸入をしても全く問題ありません。
Caviar may also be used to describe the roe of other fish such as salmon, steelhead, trout, lumpfish, whitefish, carp and other species of sturgeon.
Wikipedia (English)
逆にキャビア=チョウザメの卵って主張していると日本国外では恥をかくかもなのでご注意。
というわけで、ビスケットに乗せて食べるだけでなく、酒のつまみにそのままスプーンで、なんて贅沢なことも出来る美味しいお土産。
是非北欧の味覚を楽しんでみてくださいね!
昔、京都にフィンランディアという本格フィンランド料理のお店がありました。そこでいただいたイエローキャビアとポテトのクリームあえの味が忘れられません。ウェブで再会できるかと期待しましたがイエローキャビアは検索できませんでした。どんな魚の卵か、天然の色か着色かも不明です。もう一度味わってみたいです。
一週間の休暇でデンマークに来ています、帰国の際話しの種にキャビアをお土産にしたいと思いスーパーに行くと、冷蔵庫の棚にずらりと並んでいました。しかし要冷蔵のものを持って帰るのは無理だろうど諦めましたが、このブログでOKと知り、その他キャビアの事も書かれてあり大変参考になりました、早速スーパーに買いに行きます、日本の酒呑み達に喜ばれることでしょう、感謝!
色によって味も様々なのでベストなものを食べ比べて探してみてください!あと日本ついたらなるべく早く冷蔵してください。特に最近は暖かくなっているので長い間カバンの中に入れっぱなしは避けたほうが無難だと思います。
大変参考になりました。アメリカ在住ですが、スーパーでアイスランド製の「キャビア」の瓶詰めが日本円で300円ほどで売られていたので、キャビアとはこんなに安いものかと不思議に思っていたところでした。試し買いしましたがプチプチ感が美味しいです。お茶漬けに入れて食べています。
塩気が強いので確かにお茶漬けによさそうですね。個人的にはパスタソースに使ってみると明太子パスタの味を彷彿とさせてなかなか美味しいのでおすすめです!
酷いですねこれは。
該当国の法律が、Caviarの表記を許しているだけで、コレはキャビアではありません。
他の魚種の魚卵に着色しているだけです。
キャビアは、一度食べればその美味しさの違いは分かりますよ。
イクラなど目じゃありません。
根本的に、記事を書き直す事を強くオススメします。
これを信じて「キャビアは不味い」など、キャビアに失礼です。
ベルーガ、オシェトラ、セブルーガ、そして交配種。コレ以外は絶対にキャビアではありまん。バドルフィッシュだって味、遠くかけ離れた味で、他のキャビアとは味が全然落ちるのに…酷すぎる。
あのね、味が似通っているなら、10g、20gに、何千円、何万円かけますか?
フザケてる。
ちょっと節約すれば、1万円ぐらい払えるでしょ。
だったら、上のちょっとのグラムでイイから、一度だけ、買って食べてみなさい。
豚骨ラーメンや、ファストフードで味蕾が麻痺していたとしても分かるほど、味が違いまmス。
食べたら、この記事を自分で書いた事を赤面しますよ。
なぜ書き直せ、など言われる筋合いがあるのかわかりませんが一言反論を。
キャビア=チョウザメという固定概念にあなたが固執されているだけで、ヨーロッパでは一般的に英語でCaviarといえば魚卵全般を指します。
法律がどうこうという話ではございません。わざわざ出向いて無知を晒していただきありがとうございます。もちろんチョウザメの卵だと偽って販売しているわけでもないので日本での販売も全く問題ありませんのでご心配なく。
ちなみにあなたのいう狭義のキャビアも普通に食べたことありますし、わざわざ余計な心配していただかなくて結構ですw
旅先でこういったものを手に取るには少し勇気がいるのですが、分かりやすい写真と解説で、早速お土産リストに加えました。
滞在中、ホテルに缶詰め状態になりそうなので「キャビアの食べ比べ」をしたいと思います。今から楽しみです!
他にもスーパーのおすすめ惣菜などあれば、教えていただけると嬉しいです。
コメントありがとうございます。
僕は結構好きです。特に黒いのはチーズやビスケットなどにも合って美味しいですよ。一応要冷蔵ですが、塩漬けになっているので日本に帰る程度の時間であれば大丈夫だと思います。
記事のアイデアありがとうございます。調理が出来るのかどうかでも変わってきますが、定番どころでいうとニシンの酢漬けが物凄い種類豊富でトライの価値はあるあもしれません。
お答えくださり、有難うございます。早速調べてみたいと思います。これからも記事の更新を楽しみにしております。もしかしたら、また質問をさせて頂くかも知れませんが、気楽に答えてやってくれると嬉しいです!
すみません、質問なのですがスウェーデンではサンタクロースはどのような扱いなのでしょうか。
また、サンタクロースにまつわる逸話や文化、イベント等はあるのでしょうか。
素敵な記事が多く、中でもスウェーデン関連の記事は見ていて新鮮で、一気に拝見させて頂きました。
Fikaの文化や男女が対等な関係にあり、レディーファーストの概念が無い事など、知らなかった事を知る中で、不意に北欧と言えばサンタクロースというイメージが浮かび、コメントさせてもらいました。
何時でも構いませんし、気が向かれたらで構いませんので、またお答えしてくれると幸いです。
白玉さんコメントありがとうございます。北欧記事読んでくださって大変嬉しく思います。
僕もさほど詳しいことは知りませんが、クリスマスはこちらでも日本でもあまり変わりません。強いて言うならカップルのためではなく家族のためという感じでしょうか。
現在ではサンタクロースの扱いは日本とほとんど同じです。
ですが、スウェーデンの伝統的なサンタに関する言い伝えだけを見てみると民間伝承があるようです。
スウェーデンではサンタクロースのことを「ユールトムテ」といいます。クリスマスマーケットなどで長いヒゲを持ち赤い帽子を深くかぶって顔を隠した人形が売られているのを見たことはありませんか?トムテは、長いヒゲと4本指の足が特徴的な農家の妖精とされ、北欧文化のカテゴリー内記事で紹介しているトロールの一種です。
スウェーデンは元々はキリスト教の国ではなかったのでクリスマスというのもはありませんでしたが、冬至の時にこのユールトムテが家に遊びに来るというような言い伝えがあったようです。その後キリスト教が広く普及してきた際にユールトムテをサンタクロースと見なすようになったそうです。
「ユールトムテ」とGoogle等で調べてみると色々情報が見つかると思いますよ!