北緯68度に位置するスウェーデン最北端の都市キルナ。
オーロラバンドの真下にあることから冬場を中心にオーロラ観測のメッカとして日本人を含む多くの観光客が世界各地から訪れます。
キルナは大きな街ではないものの、オーロラだけのために行くのはもったいないくらい北極圏ならではの様々な名所やアクティビティが楽しめる場所。
今回はキルナを観光する際に是非足を運びたい観光名所やアクティビティを10項目紹介します。
1. キルナ観光案内所
スウェーデン最北の都市キルナの魅力を国内や海外からのゲストにツアーや観光情報を提供しているキルナ観光案内所。
ここでは、キルナを起点とするオプショナルツアーやオーロラ観測、キルナの宇宙開発に関する情報提供、ラップランド地方ならではのお土産販売などが行われており、親切丁寧に観光客対応が行われています。
パンフレット類なども充実しているので、キルナに到着したらまずは訪れてみて日中や夜間の予定を立てる際の参考にしてみてください。
名称(英語): Kiruna in Swedish Lapland
住所・マップ: Lars Janssonsgatan 17, 981 31 Kiruna, Sweden
公式HP: http://www.kirunalapland.se
2. キルナ教会
スウェーデンで最も大きな木造建築の一つと言われているキルナ教会。
外観はネオゴシック様式でつくられている一方、祭壇周りはアール・ヌーヴォー様式というちょっと変わったデザインがされています。
1912年に完成したもので築100年以上の歴史があるスウェーデン国教会の教会になっています。
名称(スウェーデン語): Kiruna Pastorat
名称(英語): Kiruna Church
住所・マップ: Finngatan 1, 981 31 Kiruna, Sweden
公式HP: https://www.svenskakyrkan.se
3. キルナ市庁舎
キルナ市街地のすぐそばにある旧市庁舎、通称Igloo。1963年に建設され、翌年にはスウェーデンで最も美しい建物として Kasper Salin Prize を受賞するなど大変評価の高い建物になっています。
ですが、鉱山開発に伴うキルナの街全体の地盤沈下などの影響により現在は街全体の移設計画が進められており、それに伴い2018年8月にモダンな新市庁舎が移設オープン。現在の市庁舎機能は全てそちらに移されました。
しかし旧市庁舎にあった時計塔は現在新市庁舎側へと移設され、キルナの街を長年見守ってきたシンボルはこれからもキルナの顔となりつづけます。
是非旧市庁舎、そして新市庁舎両方を見学してみてください。新市庁舎の中ではキルナの鉱山開発や街の移転計画についても学ぶことができます。
名称(スウェーデン語): Kiruna Stadshus
名称(英語): Kiruna City Hall
住所・マップ:
(旧) Hjalmar Lundbohmsvägen 31, 981 36 Kiruna, Sweden
(新)Linbanevägen 9, 981 41 Kiruna, Sweden
4. イェーンヴェグ公園
Järnvägとは鉄道のことで日本語にすると鉄道公園。その名の通りこの公園を挟んでキルナ駅と市街地が位置しています。
1910年に完成した公園で、駅やその周囲にある炭鉱エリアと住民の居住区画の間に緑あふれる公園を作ると同時に火災安全などの都市計画に沿って計画された公園となっています。
この公園では夏は様々な木々や花々を、冬は雪で覆われた景色を楽しみながらハイキングを楽しめるほか、キルナを代表する鉱山開発の景色を眺めることができます。
名称(スウェーデン語): Järnvägsparken
名称(英語): Railway Park
住所・マップ: Unnamed Road, 981 31 Kiruna, Sweden
5. ミッドナイト・サン・トレイル
オーロラ観測をメインにキルナに滞在する方に人気のホテル、Malmfältens Logi & Konferens(記事下で紹介)やCamp Ripanのすぐ裏手にある広大なハイキングサイト。
日中はクロスカントリースキーやハイキングをする場所として大変人気です。
そして夜間は市街中心部から少し離れていることもあって街の光害から避けることができるためオーロラ観測をする上での絶好の場所になっています。
オーロラ観測ツアーなどに参加しない場合でも徒歩で行くことができるため最も観測にふさわしい場所の一つです。
名称(スウェーデン語): Midnattssolstigen
名称(英語): Mid-night Sun Trail
住所・マップ: Stugvägen, 981 35 Kiruna, Sweden
6. アイスホテル
キルナからバスで約20分の場所にあるユッカスヤルヴィには冬の間のスウェーデンでも有数の観光スポットになるアイスホテル があります。
現在はソーラーパワーを使った通年営業をしており、氷を使ったまさにアートと一体化した客室や全てが氷でできたバー、チャペルなどを日中は観光客も楽しむことができます。
もちろんホテルなので氷の客室に宿泊も可能。こちらも大変人気で予約が取りづらくなっていますが一生忘れることのできない北極圏ならではの楽しみです。
名称: Icehotel
住所・マップ: Marknadsvägen 63, 981 91 Jukkasjärvi, Sweden
詳しくはこちらの記事で紹介中
7. オーロラ観測
キルナといえば冬季に訪れる人のほとんどがオーロラを楽しみにしています。
地理的にオーロラバンドの真下に位置しているため観測確率も高く、非常に強いまるで踊っているかのように揺らぐオーロラを楽しむことができるかも。
キルナの中心部は街の明かりが強いのであまり観測には適しませんが、徒歩で少し町外れの公園やハイキングサイトに行くだけでも観測確率が非常に上がります。
しっかりと防寒の準備をしてオーロラ観測に挑んでみてください。
8. 犬ぞり体験
夜の楽しみはオーロラ、ですがせっかくの北極圏。日中も日本ではなかなか体験できないアクティビティに挑戦してみてはいかがでしょうか。
キルナは周囲を平地で囲まれており、大自然の中を駆け回る犬ぞりツアーが大人気。
初心者向けにソリに乗っているだけの体験ツアーから、若い人向けに実際に犬たちを操る本格ツアーまで様々なものが用意されています。
9. クロスカントリースキー
小さな子供から大人まで楽しめる冬のスポーツといえばクロスカントリースキー。
キルナには様々なハイキングスポットがあり、冬季はそこがクロスカントリースキーのトラックとしても使われています。
街の中には様々なレンタルショップがあるため手ぶらで行っても問題なし。急な斜面を滑るわけではないので、怪我の心配もなく安心して楽しむことができます。
10. スノーモービル体験
スピード感やスリルを楽しみたい人におすすめなのがスノーモービルツアー。
大自然の雪原の中をスノーモービルで駆け抜ける爽快感は一度覚えたら病みつきになること間違いなし。
しっかりとインストラクター兼ガイドがついて操作方法などを教えてくれるので初心者の方も安心です。
スノーモービルツアーに参加したい場合には国際免許証の準備を忘れないようにしてください。
最後に
いかがでしたか?
今回はスウェーデン最北の都市でありオーロラを求めて世界中から人が集まるキルナの観光名所・アクティビティを紹介しました。
夜間にオーロラ観測をするのはもちろんのこと、日中も様々なアクティビティがあるため飽きることはなし。
また鉄道を使ってアビスコやノルウェーのナルビクなどにも足を延ばすことができるなど、短期間であっても長い間滞在する場合であっても様々な楽しみ方ができる街です。
是非冬のスウェーデンを訪れる際には一生の思い出を作りにキルナへ訪れてみてください!
キルナを訪れるアクティブ派にオススメなホテルがMalmfältens Logi & Konferens。ホテルのすぐ裏にはミッドナイト・サン・トレイル(ハイキングトレイル)やスキー場があり、そこで日中は体を動かすアクティビティを堪能することができます。
そしてこのホテルの強みはなんといってもオーロラ観測で発揮。
すぐ裏手に行けば中心街の光害を避けられる最高のオーロラ観測スポットとなっているため、オーロラ観測アプリなどを使って発生する直前まで客室内に待機、そしてすぐ外に出ればオーロラが一面広がる絶景を楽しむなんていうことができます。
キルナの冬はマイナス30度近くまで下がるため、いつ出現するかわからないオーロラを延々と外で待つなんてことをする必要がなく、外と客室を行き来しながらオーロラを堪能できる最高のロケーションとなっています。
客室はシングルからファミリータイムにまで対応しており、レンタルスキーも可。中心部へも徒歩10分程度と便利なのでキルナでのアクティビティを満喫したい方におすすめです。
空室照会・料金: Malmfältens Logi & Konferens
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