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ゲッレールト温泉徹底攻略!持ち物・注意・入り方ポイントまとめ

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ハンガリーはヨーロッパ最大の温泉大国。

首都ブダペストには数多くの温泉施設があり、中には観光客に大人気となっている場所も多くあります。

今回はそんなブダペストを訪れた際には欠かすことのできない温泉の一つ、ゲッレールト温泉を詳しく解説していきます。

1. ゲッレールト温泉の場所・行き方

ゲッレールト温泉

ゲッレールト温泉はドナウ川沿いのゲッレールトのふもと、ブダペスト中心部の南西に位置しています。

ブダペストの有名高級ホテルであるホテルゲッレールトの内部にあるものの、ホテル利用の有無に限らず使用が可能な公共施設です。

ブダペスト中心部にほど近い場所に位置していることからアクセスは簡単。観光の途中に休憩がてら寄ったり、朝や夜の観光前後に使用したりすることがしやすい温泉施設になっています。

公共交通機関でのアクセス方法

バス:7, 107, 109, 133, 233(Szent Gellért tér – Műegyetem M 停留所)
トラム:19, 41, 47, 49, 56(Szent Gellért tér – Műegyetem M 駅)
地下鉄:M4(Szent Gellért tér駅)

住所(マップ):Budapest, Kelenhegyi út 4, 1118 Hungary

2. 温泉入場料・営業時間

ゲッレールト温泉

ゲッルート温泉の営業時間は全日6時〜20時。最終入場は閉館の40分前となっています。

料金は年々上昇傾向にありますが日本円にして2500円前後。最新の料金はこちらで確認してください(クレジットカード対応可)。

料金は平日と週末で若干の差があるほか、ロッカー利用かキャビン利用かによっても異なります(後述)。

2. ゲッレールト温泉内部の紹介

現在のゲッレールト温泉はアール・ヌーヴォー様式で1918年に完成。もともとはこの地に温泉を使った療養所や病院があったことが確認されており、現在の温泉も当時と同じゲッレールトの丘から引かれた温泉が使用されています

屋内外複数の温泉施設に加え、プール、スパ、マッサージ・エステ、サウナ、レストランやバーなどを取り揃える複合スパリゾート・療養施設になっています。

尚、施設内には地下水を使ったトラクションバスや泥風呂、炭酸ガス風呂などもありますが、こちらは医師からの処方がないと利用することができないものになっています(よって本ブログでの紹介はしません)。

屋内スパ・プール

ゲッレールト温泉で最もアイコニックで有名なのが屋内のメインホールにもあたるこちらの「プール」。

この場所を求めて多くの人が実際には足を運ぶのですが実はここは「プール(水温27度)」であり「温泉」として入浴するための設備にはなっていません。

そのため、後述するとおりプールに適した格好をしていないと泳ぐことが禁止されています。

屋内には大型のプールの左右に4つの「温泉」があり、こちらは水温35度〜40度の入浴施設。このゲッルート温泉の「温泉施設」としての顔の部分でもあります。

日本の温泉と比較して水温は低めとなっており、長い間浸かっていても心地のいい環境になっています。

温泉としての効能も医学的に証明されており、温浴療法としても取り入れられています。

屋外スパ・プール

夏場を中心に観光客も含めて大変人気になるのが屋外の設備。屋外の設備はアトラクションとしての意味合いの強いプールやスパが設置されています。

屋外の最も大きなメインプールは波の出るプール。夏季限定ですが人工的に波を発生させるサービスが定期的に行われちょっとした「海」の気分を楽しめる場所。

屋外メインプールの周辺の様子を撮影したので参考にしてみてください。そのほか小さな温泉水を使ったジャグジー付きサーマルプールやサウナもあります。

ゲッルート温泉は夏の晴れた日に行くのがおすすめ。

屋外施設はリゾート地のような雰囲気となっており、パラソルのもと読書をしたり日光浴をしながらお酒を飲んだりと、ゆっくりとした時間を過ごす人を多くみかけることができます。

3. ゲッレールト温泉の泉質・効能

ゲッルート温泉はゲッルートの丘の地下に沸く温泉水を引き上げて使用しています。

カルシウム塩やマグネシウム塩を多く含み、そのほか炭酸水素イオンや硫化物、そして高濃度のフッ化物を含んでいるのが特徴です。

ゲッルート温泉の効能
  • 変質性関節炎
  • 脊椎変形
  • 慢性・亜急性関節炎(リウマチ)
  • 椎間板ヘルニア
  • 神経痛
  • 血管収縮
  • 循環障害
  • 慢性呼吸器疾患

4. 持ち物

ゲッレールト温泉は混浴の温泉・プール施設。そのため水着の着用が必須です。以下に必須の持ちものとおすすめをリストアップします。

  • 水着*
  • バスタオル*
  • サンダル
  • ビニール袋

水着や利用後に体を拭くタオルはいうまでもなく必須。また濡れた環境で土足の人も行き来するキャビンやロッカーエリア、さらに屋外にあるエリアを歩く場合などにそなえて、サンダルの着用が安心です。

濡れたものをいれておくビニール袋をいくつか用意しておきましょう。

  • 小さなタオル
  • バスローブ*
  • 小さな手荷物バッグ

夏場など屋外施設を利用する際には、小さなタオルやバスローブがあると便利。濡れた体をすぐに拭いて湯冷めしないようにしてください。タオルを入れておく小さなハンドバッグがあると便利です。

また、パラソルなどで長時間滞在する場合などは日焼けしすぎないようバスローブを羽織ることもできます。

  • 防水スマホケース

意外と忘れてしまうのがスマートフォンの防水対策。施設内での撮影は可能ですが、水没など事故を防ぐために防水ケースなどがあると便利です。ジップ付きの袋などでも代用可能です。

  • 水泳帽

ゲッルート温泉のメインプールでもある室内プールは水泳帽の着用が義務。こちらがない場合は使用することができません。

本格的に泳ぎたい人やせっかくならメインプールを使いたい、という人は水泳帽をお忘れなく。

  • シャンプー・石鹸

温泉とはいっても日本のように入浴前にシャワーを浴びて、というような習慣がありません。ですので、プール利用・入浴後はシャワーを浴びるのが体調管理のためにも鉄則。

シャンプーや石鹸などの備え付けはないので、気になる方は持参がおすすめです。

レンタルについて

上記で「*」をつけて紹介したものはレンタルすることも可能。

レンタルは施設入場後の屋内メインプールすぐそばの窓口から行いますが、その場合は現金でのデポジットが必要なので注意してください。

5. 注意点とおすすめ

実際に利用するにあたってのおすすめや、頭の中に入れておきたい注意点をいくつか紹介します。

ロッカー利用VSキャビン利用

ブダペストの温泉施設に入場する際に決めるのがロッカーを使うかキャビンを使うか。

ロッカーはコインロッカーのようなサイズのものを1つ借りるだけ。着替えはロッカー室に備え付けの男女別の更衣室で行います。

キャビンは約1 – 1.5m四方の個室を借り、施設滞在中は自由にその部屋を使うことができるというもの。着替えもその中で行うことができます。

ロッカーとキャビンの料金差はわずか数百円程度となっており、プライバシーを確保できるという意味でもキャビンがおすすめ。

またカップルなどの場合2人で同じキャビンを使うことも可能で、その場合はキャビン料金は1人分のみとなります。

温泉施設の常識

観光客の利用の多い娯楽施設とは言え、地元の人も多く利用するリラクゼーション施設。

温泉内(特に室内)では大きな声を出したり水しぶきをあげたりなど周りの迷惑になるようなことは慎むようにしてください。

また「プール」以外の場所で波を立てたり泳ぐ行為も禁止です。

写真撮影について

カメラでの撮影は禁止されてはいませんが、温泉入浴中でリラックスされている方や、水着で日光浴している人など撮影されることを快く思わない人も多くいます。

全体の景色や自分たちのセルフィーを撮る分には構いませんが、その他利用客を撮影するような行動は避けるとともに周囲の状況をよく鑑みて配慮をするようにしてください。

大きなカメラの持ち込みはセキュリティ面を考えてもお勧めできません。スマートフォンなど小型のものを防水ケースやパックにいれて利用することをおすすめします。

子供の利用について

ゲッルート温泉では14歳以下の子供の温泉施設利用を水質など医学的な理由から推奨していません(ただし治療での利用を除く)。

また公式に「親が子供を連れて入場することを強く主張する場合には」という前書きのもと、オムツが完全にとれている子供に限って入場を認めています。

高いフッ化物濃度などがその原因となっており、温浴療法の処方がある場合などをのぞいて子供の利用は避けることをおすすめします。

貴重品管理

ゲッレールト温泉では盗難事件などはほとんど起きてはいませんが貴重品の管理はあくまで自己責任。

貴重品はなるべく持っていかない、もっていっても鍵付きのロッカーやキャビン内に置いておくなど対策が必要です。

財布や携帯を温泉施設に持って行くことも可能ではあるとはいえ、入浴中は周囲どこかに置いておかないといけないので注意が必要。特に屋外設備は広く、利用者も多いので目を離せません。

貴重品に気を取られてせっかくのゲッレールト温泉を楽しめなくなってしまいますので、原則は貴重品は持ち込まないようにしましょう。

おすすめ滞在時間

ゲッレールト温泉

おすすめの滞在時間は人それぞれ。特に夏場の場合は日光浴を楽しんだりパラソルの下ゆっくりと時間を過ごしている人が数多くおり、バーやレストランもあるため、半日〜丸一日すごすことも可能な設備になっています。

とは言っても観光名所の一部としてとりあえずゲッレールト温泉を楽しみたいという方の場合、入場してから退場するまで2時間程度をみておくことをお勧めします。

冬場の場合は屋外の設備の大部分が使えないなどということもあるのでもう少し短く見積もってもいいかもしれません。

ただし入場料金も決して安いわけではないので、一通り眺めてすぐに出てきてしまうというのは勿体無い気もします。ゆとりを持った計画をしてみてください。

6. 最後に

温泉大国ハンガリーの中でも非常に人気度の高いゲッレールト温泉を紹介しました。

美しいアール・ヌーヴォー様式の建物はもちろんのこと、波の出るプールやジャグジープールなどただ入浴するだけではない「楽しめる」温泉娯楽施設。

観光前後のちょっと疲れを取るための利用から1日ゆっくりと過ごすための使い方まで、人それぞれの目的に合わせた使い方をすることができます。

是非ブダペスト観光の際にはゲッレールト温泉に立ち寄ってみてください。

ブダペストで最も人気とも言われるセーチェニ温泉についてはこちらの記事を参考にしてください。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。