オーストリアのザルツブルグ、モーツアルトの所縁の地として知られ世界中から多くの旅行者の方が訪れています。宿泊施設も色々とありますが、実際に泊まって見るまではいいところかどうか判断するのが難しいのが本音ではないでしょうか。
今回私が宿泊したホテルは聖三位一体教会の修道院を改修して作られたと言うちょっと変わったホテルだったのですが、そこがどんな人にも絶対お勧めできる本当にいいところでしたので、自信を持ってご紹介いたします!
1. おすすめホテル
今回私が利用したのが、ザルツブルグにあるGästehaus im Priesterseminar Salzburgというホテル。その理由は安いにもかかわらず評価が高いから、というものでした。ちなみに私が予約した際は観光オフシーズンということもあり1泊朝食込みで9千円ほどでした。
普段エクスペディアを利用している方ならわかると思いますが、こんな高い評価は5つ星ホテルでも滅多に見かけません。
非常に人気が高いホテルということで、トップシーズンになると満室になる日も多く最低でも1泊1万5千円ほどの料金設定となっています。
2. ホテル立地とアクセス方法
ホテルはザルツブルグの旧市街から徒歩5分、旧市街へと続く有名な橋の反対側直ぐ近くに位置しているため、の観光にはこの上ないほど素晴らしいロケーションです。
また、ホテルの隣(というか同じ建物)は、聖三位一体教会 Dreifaltigkeitskircheと呼ばれるザルツブルグでも有名な教会の1つで、雰囲気の良さがなんとなく想像できる位置にあります。
ホテル玄関すぐ近くにはザルツブルク中央駅を結ぶバスの停留所があり、また徒歩数分の場所からは空港行きバスを利用することが可能なため大きな荷物を持っていてもアクセスすることができます。
3. ホテル外観
それではまずは外観です。こちらは前述した聖三位一体教会 Dreifaltigkeitskircheです。私が宿泊した際はGoogle map片手にこの前を何度も通り過ぎつつ、「ホテル見当たらないなー」なんて思ってたのですが、実はこの手前の重厚な木の扉こそがホテルへの入り口でした。
なんとこの建物、もともとは教会として1699年に建てられたもので、その後第2次世界大戦の際に軍病院として使用されたりと色々な歴史を歩みながら、2012年に修道士の家+ゲストハウスとしてリノベーションされたんだそうです。
ですので、客室内や共用スペースなど色々な場所に十字架が見られます。
小さく案内が出ています。あまりにも教会と一体化しており、別の意味で分かりずらいホテルです。思わずチェックインの際に「こんな外観だとは思ってもみなかった」とつぶやいたのは想像の通りです。
3. レセプション・チェックイン
きちんと開くのか不安になりながら恐るおそる木の扉を開けてみると、レセプションが右手にありました。
ホテルの受付というよりは観光案内所のような出で立ちです。中に入ると女性のスタッフが親切に対応してくださいました。
ホテル敷地内には客室の鍵を持っている人しか入れないよう施錠されているため、セキュリティ面で安心できる作りとなっています。
4. ホテル中庭
チェックインをすませると、部屋の場所を簡単に案内してくれました。
レセプションから一度中庭を抜け、客室のあるエリアへと進みます。中庭も教会の中なんだかホテルの中なんだかわからなくなるような大変美しい空間でした。
朝食のレストランはこの中庭の角にあり、テラス席でも食べることができます。
5. 共用スペース・キッチン
共用スペースは客室のある各フロア(右)と、レセプションの近く(左)に2つあります。レセプション近くのものは比較的広々としており、簡単な食事を用意できるよう電子レンジや冷蔵庫、コーヒーマシンなどが揃えられています。
元修道院ということで、十字架が各部屋に飾られていて神秘的な空間。
夜に客室フロアの共用スペースで老夫婦がでワインを開けていたのが印象的でした。
6. 宿泊客用チャペル
さすが修道士の宿泊施設件教会の一角のホテルということだけあって、各客室フロアにゲスト用の祈祷室があります。
私のような無宗教者でもなぜか落ち着く空間でした。
7. 廊下
非常に天井が高く、回廊を歩いているかの様です。
掃除は行き渡っていて清潔そのもの。大聖堂とまではいきませんが、大きな教会を感じさせる雰囲気の場所が数多くあります。
8. 客室
それでは肝心の客室レビューへと入ります。
私は朝食込みの60ユーロ1人用の部屋を予約していましたが、2ベッドのツインルームでした。ちなみに2人で使用する場合には朝食代として追加+20ユーロとのことです。
a. 入り口
白い壁と木のフローリングは非常に綺麗に清掃されており、ちょっとした建具やカーテンの色合い等可愛らしい雰囲気が漂っています。
b. 寝室
写真ではなかなか伝わりませんが部屋は1人利用にしては広々、2人でもかなり広いツインルームです。スーツケースなどがあっても広げるスペースは十分にあります。
そして何より天井が高い。通常のホテルの2.5倍くらいの高さがあり、それによって余計広さを感じさせてくれます。
ウィーン市街地ではこの値段だとホステル+αくらいのホテルにしか泊まれないので、これは嬉しい誤算でした。
c. 水周り
水周りは大変シンプルな構造でしたが、水圧など気になるところは全く問題ありませんでした。風呂・トイレは別の個室となっており、2人で利用する方には嬉しい作り。
d. お土産
ベッドの上にちょっとしたホスピタリティを感じられるお土産がありました。ホテル自家製のイチゴマーマレードです。
9. 朝食
朝食はシンプルですがなかなかこだわりがある様です。
原則全て地産のもの、ミルクや卵も全てザルツブルグの酪農家、養鶏家から購入しているそうです。またパンやコンフレークは全てオーガニックなんだとか。
ここで取った食事を中庭に面したテラス席でいただくことができます。
8. 最後に
正直この値段でこのレベルのホテルに泊まれるとは想像もしていませんでした。宿泊サイトの口コミが4.5/5.0と、ここまで高い理由がわかった気がします。
60ユーロだとウィーン市内ではホステルか、ちょっと郊外に行かないと泊まれる所は無い値段ですし、ザルツブルグも宿泊料金は比較的高いところが多いので、このお手頃価格はとても魅力的です。
何より立地もこれ以上ないくらい観光向けなので、ザルツブルグ短期旅行の際には是非利用してみてください!
ザルツブルグへのウィーンからのアクセス方法はこちらの記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
ザルツブルグでの宿泊に胸を張ってお勧めしたいのがGästehaus im Priesterseminarというホテル。
旧市街の直ぐ近くにある聖三位一体教会の一角にあります。元々は教会の修道院として使われていた建物で、神聖な雰囲気を残しながら客室に改装されています。
宿泊料金は非常に低価格に抑えられている一方で雰囲気やホスピタリティは文句なし。朝食もついており安心・快適なステイが保証されています。
☆ホテル詳細・空室照会☆
エクスペディア: Gästehaus im Priesterseminar
Hotels.com: Gästehaus im Priesterseminar
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