オーストリア旅行をする際にウィーンに次いで人気観光地なのがオーストリア西部に位置するザルツブルグ。
ザルツブルグはモーツァルトが誕生した地として有名ですが、特に世界遺産登録されている旧市街エリアはウィーンとはまた違った味のある美しい町並みを楽しめむことができます。
今回はそんなザルツブルグの旧市街の街並みを中心に、観光で注目したいポイントを紹介します。
1. 世界遺産の街
ザルツブルグの旧市街はその歴史的な建物ということだけではなく、中世以降のヨーロッパの歴史を語る上でも非常に重要な場所ということで、1997年にユネスコ世界遺産に登録されています。
旧市街中心部に世界遺産登録を記念した記念碑が敷かれていました。
2. ザルツァッハ川
ザルツブルグの旧市街を新市街を隔てるザルツァッハ川、オーストリアとドイツを流れる225kmの河川です。
歴史的にも重要な川で、塩の採掘・貿易で栄えたザルツブルグはザルツァッフ川に沿って発展してきました。
3. マカルト橋
ザルツブルグ新市街と旧市街を隔てるようにして流れるザルツァッハ川に架かる歩行者専用の橋、マカルト橋。現在はカップルたちが幸せを祈って鍵を掛けるのが流行っているらしく、カラフルな南京錠が無数に付けられています。
どこかの国では、同じような南京錠の重さに耐えられず橋が落ちそうになってるなんていう話を聞きますが、まだここでは大丈夫なよう、、、
4. ゲトライデ通り
マカルト橋を渡って旧市街に入ると、様々なお店が並ぶメインストリートへと出ます。
ゲトライデ通りはドイツ語で小さな通りというだけあって、幅はさほど広くはありませんが、軒先きにでている色々なデザインの鉄細工の看板がオシャレで写真スポットになっています。
週末はなかなかの人出で込み合い賑やか、定番の土産物店からハンドメイドのこだわり店まで多種多様なお店があってウィンドウショッピングをしているだけでも十分楽しめます。
ちなみにモーツァルトの生家もこの通り沿いにあります(後述)。
マクドナルドでさえこんな看板、物凄くオシャレに感じてしまいます。
5. DIE WEISSE AM KIRTAGフェスティバル
ちょうど訪れた際は、ザルツブルグ伝統のお祭り DIE WEISSE AM KIRTAG をやっていました。皆オーストリアの伝統衣装に身を包み、昼から音楽を演奏したり露店でビールを飲んだりと大変賑やかでした。
ちょうどこのお祭りに当たったため、旧市街内の広場は露店で埋め尽くされています。ブレツェル(写真右のパン)はドイツだけでなくオーストリアでも大人気。しかも甘いものから味付きのものまで、日本では見たことのないような種類のブレツェルがたくさん売られていました。
まさにローカルと観光客が一体となったお祭りという感じでとても雰囲気がよく、普段は味わえないような面白い経験をすることができました。
6. モーツァルトの街
モーツァルトは1756年ザルツブルグで誕生しました。先ほど紹介したゲトライデ通りにはモーツァルトの生家が今も残っており、内部は当時の様子をそのまま残した博物館になっています。
さすがモーツァルトの生誕の土地ということだけあって、ザルツブルグには他にも多くのモーツァルトに関わるものがあります。
もちろんモーツァルトの銅像、広場のセンターを陣取っています。その広場の名前はもちろんモーツァルト広場。この銅像はモーツァルトの死後約50年経った頃に、ドイツ人彫刻家のルートヴィッヒ・シュヴァンターラーによって製作されました。
モーツァルトの名前をとったカフェやレストランなども色々あり、もちろんお土産屋にもモーツァルト関係のものがあふれています。
モーツァルトのアヒルは恐らくここでしか手に入らないはず。
7. ザルツブルク大聖堂
ザルツブルグ旧市街の中心にそびえ立つのがザルツブルグ大聖堂。
774年に最初のドームが建設され、その後増改築を経ながら現在の姿になりました。
イタリアのバロック様式を取り入れた大変美しい建築で、ヨーロッパ最大のパイプオルガンを所蔵していることでも有名です。
定期的にコンサートが行われているほか、ミサも執り行われているため、お時間がある方は参加してみてはいかがでしょうか。
8. ホーエンザルツブルク城からの景色
ザルツブルグ旧市街のハイライトといえばもちろん丘の上にそびえ立つホーエンザルツブルグ城。ハプスブルグ家が治めていた城で、トリップアドバイザーなどで選ばれる死ぬまでに行きたい世界の名城にも選ばれているようです。
旧市街の奥にケーブルカー乗り場があり、それを利用するとホーエンザルツブルグ城まで丘を登ることができます。
ホーエンザルツブルグ城の見学はもちろんですが、丘からは見事な景色を眺めることができます。ザルツブルグ旧市街の最もおすすめビューポイントです。
またレストランも複数ありますのでテラス席から旧市街と新市街を一望しながらの食事なんていうのはいかがでしょうか。
9. ミラベル庭園
こちらはマカルト橋を隔てて旧市街中心部とは反対側に位置する美しく管理された庭園です。季節によって様々な花が植えられており、憩いの場になっています。
この庭園沿いにはザルツブルク・モーツァルテウム大学という芸術をメインとする国立大学がたっており、多くの世界的な有名音楽家を輩出しています。
ミラベル庭園からももちろんホーエンザルツブルグ城を眺めることができます。
10. 最後に
世界遺産の街でモツァルトの生誕の地でもあるザルツブルグを紹介しました。
オーストリアの首都ウィーンから2時間程度ですので、是非オーストリア旅行の際にはザルツブルツ観光も組み込んでみてください。
ちょっと気になる夜の観光や治安についてはこちらの記事で紹介しているので合わせて参考にしてください。
オーストリアは本当に美しい場所が多く魅力の詰まった国です。
ザルツブルグからアクセスしやすい美しい湖畔の街ハルシュタットをはじめ、おすすめ観光スポットを色々と紹介していますので是非その他オーストリアの観光記事もご覧ください。
ホテル詳細:Gästehaus im Priesterseminar Salzburg
ザルツブルグ旧市街すぐそばの三位一体教会の修道院を改装して作られたホテル。部屋はもちろん、教会の中の美しい環境に泊まることができます。もちろんWi-Fi等ホテルとしての機能も完璧、ブッフェ形式の朝食も付いています。
ザルツブルグでこのホテルに宿泊した際にあまりに感動したので、こちらの記事で事細かく紹介させていただきました。
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