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【マルセイユ】公共交通機関(バス・トラム・メトロ)の利用方法と治安

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フランス南部の港湾都市であるマルセイユは、公共交通機関を使って比較的簡単に旅行できる街。一方パリのような複雑で広大な公共交通システムではなく、限られた路線のメトロ、トラム、バス路線で構成されています。

マルセイユは大きな都市ということもあり、観光名所も徒歩ではアクセスが難しい所がいくつかあるので公共交通機関を使うというのは効率的な観光には不可欠。

古代の港町マルセイユへの旅行の際に安心して公共交通機関を使えるよう、利用方法やルートの検索方法、そして気になる治安面・安全性について紹介していきます。

1. 公共交通機関の種類

1-1. メトロ

市内中心部と一部の郊外地区を結ぶ2本の路線で構成されるメトロは、ヴュー・ポール(旧港)、ノートルダム・デュ・モン大聖堂と展望台、カネビエールショッピング地区、プラドビーチ地区などの人気スポットや地区にアクセスできます。

1号線:主に東から西に走るこの路線は、ヴュー・ポール(旧港)/オテル・ド・ヴィル(市庁舎)、マルセイユ・サン=シャルル駅、カネビエールショッピング地区(リフォルメ駅)、サン・アヴニュ地区(自然史博物館や美術館などがある地区)など18の駅を結んでいます。

2号線:北から南に走るこの路線は、プラドビーチ地区へのアクセスを提供するロン・ポン・デュ・プラド駅、ノートルダム・デュ・モン大聖堂とクール・ジュリアン地区、ノアイユ駅(人気のマルシェ・デ・カピシン食品市場へのアクセス)、サン=シャルル駅など12の駅を結んでいます。

運行時間:毎日午前5時から午前1時まで。

1-2. トラム

マルセイユのトラムシステムは地下鉄よりも広範に広がっており道路と同じレベルで乗り降りができるので、効率的に市内を移動することができます。

合計3本のトラム路線(T1、T2、T3)があります。特にT2路線は、旧港、カネビエールショッピング地区、サン・アヴニュ(美術館地区)、ジョリエット(デュ・ポールショッピングセンター近く)などの人気観光スポットを訪れるのに便利な路線となります。

運行時間:毎日午前5時から午前12時30分まで。

1-3. バス

100以上の異なるバス路線(夜間サービスを含む)があり、基本的にマルセイユ全域に路線網が広がっています。

そのため大部分の観光地は路線バスでアクセスが可能、路線数が多いためどのバスに乗るべきかどうかよく調べる必要がありますが、使いこなせると最も便利な移動手段となります。

運行時間:24時間(一部ナイトバスサービス有り)

2. 公共交通機関の利用方法

2-1. チケット購入方法

マルセイユの公共交通機関はマルセイユ交通局 (RTM) によって全て運行されており、チケットは全て共通。

チケットはトラム停留所やメトロ駅の自動券売機で購入可能な他、RTMのカスタマーセンター(レセプションポイント)や市内150ヶ所のキオスク等で購入することが可能です。

バスを利用する際もメトロやトラム停留所で購入したチケットが利用可能、運転手から購入する場合よりも安くなるため、是非必要分をまとめ買いしておくことをお勧めします。

自動券売機は英語を含む多言語に対応。チケットタイプは後述の通りシンプルな時間制となっており、現金やクレジットカードで支払いが可能となっています。

2-2. チケットタイプ

RTMのチケットはバス・トラム・メトロ共通。また運賃は移動距離に関わらず一律となっています。

旅行者が使う短期間有効のものとしては以下のチケットタイプがあります (料金は2023年8月現在)。

  • 1回券(60分) 1.7ユーロ 
  • 1回券(バス車内で購入) 2ユーロ
  • 2回券(60分 x 2回分) 3.4ユーロ
  • 10回券(60分 x 10回分) 15ユーロ
  • 24時間券 5.2ユーロ
  • 72時間券 10.8ユーロ
  • グループ1回券(60分 x 4人分) 4.9ユーロ

10回券を購入した場合、1枚のカードに購入分がチャージされる形となります。複数人で利用する事も可能です。また回数券のチケットは再利用可能、残高が無くなった際に追加でトップアップ可能なので旅行中は使用後も捨てないようにしましょう。

24時間券もしくは72時間券を購入した場合にはRTMの運行するフェリーも利用することができます。

2-3. チケットのバリデーション(打刻)

公共交通機関のチケットは紙でできていますが、電子回路が埋め込まれているタッチ式のものとなっています。メトロは改札があるため、駅利用時に改札機にタッチすることでゲートが開きます(一部例外あり)。

改札がない駅の場合、駅構内やホームに備え付けられているカードリーダーにタッチし、バリデーション(打刻)を行う必要があるので忘れないようにしてください。

トラム利用時は車内にカードリーダーが設置されているので、乗車後直ちにバリデーションを行います。抜き打ちの検札があり、その際バリデーションを済ませていない場合には不正乗車扱いとなり罰金の対象となります。

バスも同様、車内のカードリーダーにてバリデーションを行ってください。

このバリデーション後60分間チケットは有効となり、有効期間内であればトラムの乗り換えやメトロ内の乗り換え、バスの乗り換え等を行うことができます。

3. 公共交通機関の治安・安全性

マルセイユは一般的にフランスの中で最も治安が悪いと言われ、公共交通機関を利用の際に不安になる方も多くいるかと思います。

基本的にはマルセイユのバス・メトロ・トラムは不慣れな観光客の利用であっても安全。車内のトラブル等はあまり発生はしておらず、日中利用する分には身の回りの注意を最低限払っておけば問題なく利用可能です。

また新型車両が多く導入されているため、車内は比較的清潔で明るく、監視カメラや警察官による警備も行われています。

さらにいうと、マルセイユはエリアによっては徒歩で移動する方がリスクがある場所も多いので、メトロやバスで移動可能な場所に関しては積極的に利用することをおすすめします。

ただし、メトロ駅周辺や構内にはホームレスや失業者等が集まりやすい土壌があるのも事実で、スリやひったくり、物乞い等が増えてくるので特に夜間は注意が必要です。

夜間の移動の際には運転手の目が行き届きやすく、また駅という閉鎖空間が無いバスやトラムの使用をおすすめします。

マルセイユの治安はエリアによっても大きく変わるので、こちらの記事で紹介しているエリアごとの治安情報についても参照してください。

4. まとめ

フランスの観光都市マルセイユ。非常に観光資源が豊富なため、公共交通機関をうまく活用することが効率よく名所をまわるための鍵になります。

運賃はわかりやすい一律料金となっており、不慣れな観光客でも利用しやすいシステム。路線等や乗り換え案内についてはGoogle Mapが利用となっているのも観光客が利用しやすい大きなポイントです。

安全面も基本的には問題ないので、是非マルセイユを旅行する際には積極的に活用してみてください。

マルセイユに泊まるなら

マルセイユに滞在する際におすすめなのが、ラディソン・ブル・ホテル・ マルセイユ・ヴューポール。旧港に面した好立地にあり、客室タイプによって旧港やサン・ニコラ要塞、ファロ宮殿を見渡すことができます。

ラディソングループに共通した高いサービスレベルや品数豊富な朝食ブッフェももちろん高ポイント。

ホテル周辺には数多くのレストランやカフェがあり、ホテル前にはバス停留所もある好立地。旧港周辺の観光地はいずれも徒歩圏内と観光での利用におすすめです。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。