トロールの存在を信じますか?破壊も幸せも呼ぶ妖精

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みなさん、人々を怯えさせる存在であるトロールってご存知ですか?

北欧で伝承されるちょっと怖い妖精のことをトロールと呼び、北欧文化を語る上でもとても重要で、各国それぞれが独自のトロール文化を持っています。

実はそんなトロール、北欧のお土産の定番になっているだけでなく、多くの映画作品等にも登場しており、私たちにとっても比較的身近な存在だったりします。

今回はそんなトロールを紹介いたします。

1. トロールとは

トロールとは、元来ノルウェーから伝わった妖精のことを言い、現在伝承されているトロールは、各国によって若干違いがありますが

  • 毛むくじゃら
  • 巨人
  • 怪力
  • 体の再生能力
  • 変身能力
  • 醜い姿
  • 知識レベルが低い
  • 凶暴・大雑把
  • 指が4本
  • 大きく長い鼻

というのが一般的な特徴と言われています。これだけ見るとまるで悪魔のような怖い存在ですね。

しかしながら、スカンジナビア諸国に伝承されている間に少しづつ変化が生じ、小人のトロールが生まれたり、あるいは幸せをもたらす存在として、現在では北欧諸国で愛される存在になっています。

そして、トロールは人々を恐れ人里から非常に離れた場所で集団生活をすると言われる一方で、人間にとってもトロールは危険な存在として言われているのです。

2. トロールのお国柄

とはいうものの、現在ではトロールはスカンジナビア諸国で愛され、各国で独自に発展したトロールの姿があります。

デンマークのトロール

長くて白いあご髭を生やし、赤いとんがり帽子をかぶっている老人の姿をしていると言い伝えられています。

そう、サンタクロースに似ていますよね?実はここから、サンタクロースもトロールの家系ではないかという考えがアイスランドでは主流で、サンタクロースは子供を脅かしたり怖がらせて楽しむちょっといたずら好きの存在というふうに語り継がれています。

よくクリスマス前にこういう人形見かけませんか?彼らがいたずら好きのトロールですよ。トロールサンタ

フィンランドのトロール

フィンランドでのトロールは完全に悪魔のような扱いで、嵐や吹雪、霧が出た際に人間を池の中に引きずり込んで溺れ死にさせるとと伝えられています。

ちなみにムーミンは非常に可愛らしいですが、フィンランドの代表的なトロールだったりします。トロールのイメージを180度変えるために生まれてきたのかもしれません。

スウェーデン・ノエウェーのトロール

スウェーデンやノルウェーでは bjergfolk(丘に住む人々)と呼ばれており、教会の鐘の音が聞こえない人里離れた場所で集団で生活しているとされています。日の光に当たると石化してしまうため、基本的には夜行性とのこと。

トロール

そう、彼らこそが典型的なスウェーデン・ノルウェーのトロールなのです。

非常に気まぐれで、偶然人間に出会った際に気に入った場合には十分な富と幸福を与え、気に入らなかった場合には破壊と不運を与えるとのこと。そして女子供の誘拐や財宝の窃盗を常習でしつつも、魔法や薬草の取り扱いが上手く怪我をした人間の手当てをすることもあるとか。

そしてノルウェーでは日常生活でモノが無くなった時にはトロールのいたずらと呼ばれ、特にトロール神話が日常生活に入り込んでいます。

アイスランドのトロール

アイスランドのトロール

アイスランドで最も有名なトロールはクリスマスの際に街に降りてくると言われる13の妖精トーロル達。アイスランドではクリスマスの13日前から1人ずつ街に降りてきて、13人揃ったところでクリスマスを祝うという古い言い伝えがあります。

といってもこのトロール達もかなりのいたずら好き。それぞれ名前がついており、「焦げた鍋の底をさらうトロル」、「窓から覗き見をするトロル」、「肉を盗むトロル」などかなり個性的なトロール達です。

クリスマスになるといい子にはプレゼントを、悪い子は連れ去って食べてしまう、なんて言われています。

3. トロールモチーフ作品

もちろんトロールはアナと雪の女王だけではなく、数多くの映画やアニメに登場しています。

ハリーポッターシリーズや指輪物語、ホビット等の作品中には数多くの典型的なトロールが出てきますし、日本アニメの代表作でもあるトトロもトロールがモチーフになっています。

その他ムーミンなど、世界的に有名な多くの作品でトロールをモデルとしたキャラクターが描かれています。


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4. 街角のトロール

北欧諸国を歩くと、街中ではトロールとたくさん出会うことができます。醜い姿をしたトロールからより人間に近い姿をしているものまで。

お土産屋の店の看板娘としても大活躍。

ノルウェーのトロール

さらにノルウェーにはこんな看板も。気をつけて!トロールが突然道路に飛び出してくるかもしれません。

5. 最後に

いかがでしたか?

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トロールの神話のことも考えながら北欧旅行をしてみると、意外とあちこちにトロールがいるのでより楽しみが増えると思います。またトロールのフィギュアはお土産の超定番商品でもあり、私自身こちらの記事で紹介している通りいくつか購入して部屋に飾っています。

スカンジナビア諸国それぞれの国が、オリジナリティのあるトロール人形を販売しているため、北欧周遊旅行等される方には1番のおすすめ土産です。

身近なものがなくなったりちょっとした不運に巻き込まれたり、、、もしかしたらトロールの仕業かもしれません。でも幸せを運んでくれる妖精でもあるので、見つけてもそっとしておいてあげてくださいね!

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ABOUTこの記事をかいた人

Shun

1988年 横浜生まれ。アイルランド、スコットランドへ短期留学後、スウェーデン南部マルメ1年留学、さらにその後英国ロンドンに大学院生として留学。北欧やバルト3国の大部分の都市・街を周遊し北欧の文化や観光情報にも精通。
留学に必要なIELTS対策と北欧を中心としたヨーロッパ観光情報をブログにて紹介中。

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