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クリスマス必需品!北欧流ホットワインのレシピと作り方

北欧式ホットワイン
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以前コペンハーゲンで行われているクリスマスマーケットのことを記事にしましたが、その時にほんの少しだけご紹介した北欧伝統のホットワイングロッグ(スウェーデン語:Glögg、デンマーク語・ノルウェー語:Gløgg)に実は反響がありました。

確かに日本はあまりホットワインを飲む習慣がないのでイメージがつきづらいかもしれませんが、ホットワインはクリスマスとは切っても切り離せない大切な飲み物で、寒い冬に体を温めるには最適です。

せっかくのクリスマス、自宅でも作りたいと思っている方も多いと思いますので、今回は北欧風ホットワインのレシピと作り方をご紹介します。

1. ホットワイン(グロッグ)とは

ホットワイン

英語だとグリューワインとも呼ばれる(ホットワインは和製英語)のですが、ただワインを温めただけのものではありません。寒い北欧で身体を暖めるための一工夫がされています。

基本的には赤ワインシナモンナッツ、いくつかの香辛料砂糖を加えて温めたもの。ドイツやフランス、北欧諸国によって多少のアレンジはありますが、ヨーロッパでのクリスマスを語る上では欠かせないドリンクです。

日本でいう甘酒の感覚に近いのかもしれません。

2. ホットワイン(グロッグ)レシピ

日本では短期イベントのようなものでグロッグが提供されることはあっても、基本的にはなかなか好きな時にいただくというのは難しいかもしれません。

ですので、ご自宅で作ってご家族の方と楽しめるよう本場もののレシピをご紹介します。

北欧スウェーデン流グロッグ

元祖王室レシピ

スウェーデンでのグロッグの歴史は、1609年にグスタフ国王が飲んだというところから始まっています。

書面で残っているものは1800年代末のもの、その当時のワイン商人が残したグロッグレシピをまずは見てみてください。

グロッグワインのレシピ

超大量生産をしていたのでしょうか、そのスケールがすごいです。現在親しまれているものとは少しレシピが異なっています。

家庭用レシピ

現在スウェーデンで広く楽しまれているホットワイン(グロッグワイン)の750mlのボトル5本分のレシピをご紹介します。少ない量でももちろん作れますので、必要に応じて割合を維持したまま量を変えてみてください。

少量で作る場合には煮詰めすぎたり焦がしたりしやすいので難易度は上がります。

調理時間 90分
材料 (スウェーデンで紹介されているレシピを和訳してます)

アマゾンで手に入る物の中からレシピにピッタリ合うおすすめ物を一通りピックアップしています。

ものによってはかなり入手が困難(アーモンド皮なし等)ですが、ご家庭で0から作ってみたい方はどうぞ参考にしてください。

ご自宅で作られる際には、太字にしたところは条件が色々あるので()内をよーく確認してください

3. グロッグの簡単調理法

北欧ホットワイン

こちらもスウェーデンの本場グロッグ調理法を紹介しているサイトを和訳してご紹介します(英文サイトをみたい方はこちら)。

1) カルダモンの蕾を固いところに置き、バターナイフ等を押し付けて割ります。そして中に入ってる種を取り出します。

2) 赤ワインとポートワインを鍋(アルミニウム・銅製はNG)に注ぎます。そこにシナモン、カルダモンの取り出した種、クローブ、オレンジピール、レーズン、アーモンドを追加し、蓋をして加温します。

3) 別に用意したフライパンに砂糖を入れ、ブランデー約半量を注ぎます。弱〜中火で時々かき回しながら、砂糖をすべて溶かし、ゴールデン色のシロップができるまで軽く煮ていきます。15分程煮ると気泡の大きさが大きくなってきますので、これを1つの目安にしてください。

4) フライパン上で作ったシュガーシロップ(3)を(2)の鍋に注ぎ入れます。その後再び蓋をして弱火で1時間程煮込みます。(*)

5) 味見をみてみましょう。ここでブランデーや砂糖の量を少しずつ好みに合わせて加量・調整していきます。

6) 使用したスパイス、アーモンド、レーズンを取り除き完成です。(**)

*基本的にはグロッグは甘い飲み物として親しまれていますが、煮詰め過ぎた場合、より糖分が濃縮され、またアルコール等も飛んでしまうので調理時間には十分注意してください。

**もちろんグロッグを飲む時に一緒にレーズンやアーモンド、オレンジピールも一緒に頂くと食感も楽しめるので、好みでその量を調整してください。スパイス類は必ず取り除きましょう。

**取り除いたアーモンドやレーズンは非常に味がしみていて美味しいのでパンやデザートを作る際等別に使用することができるので捨てないようにしてください。またこのアーモンドを100度のオーブンで1時間焼くと最高のおつまみができますよ!

飲む時のワンポイント

ホットワインですので、十分に温めていただきましょう。保存して後日飲む際は、その時に頂く分だけ別の容器に移し80度くらいまで加温してください。

繰り返しの加温・冷却はアルコールを飛ばしてしまい、保存性が悪くなるので気をつけてください。

保存について

基本的に1日で全部飲めるわけではないので、調理後は密閉された容器や空になったワインボトルに保管します。

1〜2ヶ月のエイジングはむしろフレーバーをより高めるそうなので、ホットワインの深みが欲しい人は少し時間を置くのもよさそうです。

ただし、2ヶ月以上保管する場合にはより密閉性の高い容器を選択するように気をつけてくださいね。

4. お手軽に飲みたい場合

やはり自家製のもののほうが香りも強く絶対におすすめなのですが、やはり作るとなると大変になってくる面もあるので、そういう時は既製品のものがあります。

こちらはいずれもドイツで飲まれているホットワインに近いものですので、北欧のグロッグとはちょーっとだけ違いがあります。

味わいがしっかりついているホットワインとしてはこちらがおすすめです。

他にも、このようなスパイスミックスのようなものも売られており、こちらを赤ワインと一緒に煮詰めることでもホットワインを簡単に作ることも可能。

ホットワインのレシピ

日本でもスパイスが売られているようですので、そちらを使って自家製ホットワインを作ってもいいかもしれませんね。

5. 最後に

いかがでしたか?

ヨーロッパではグロッグ(ホットワイン)はクリスマスシーズンに最もよく飲まれるお酒の1つで、クリスマスの象徴として飲まれています。

それぞれ国や家によって微妙な味付けが違うので、多少材料にアレンジを加えて自家製グロッグを作ったりしてみるのも面白いかもしれません。

自家製のものを友人やご近所さんに振舞っても喜ばれること間違い無しですよ!

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。