日本ではカニを食べると無口になるとよく言います。そんな、カニを食べると無口になる国が実はもう一つあります。
それがスウェーデン。
スウェーデン人もエビやカニは大好きで、シーズンになると絶滅するんじゃないかっていうくらい食べるんです。
今回はスウェーデンに滞在している間に食べたカニ・エビ料理を紹介しながら、独特の食文化についても触れていきます。
1. 魚市場レストラン
ヨーテボリにある魚市場内のレストランでエビをオーダー。
うまーい!!
甲殻類に愛を注ぐのは日本人だけではないんです。ここスウェーデンでもエビ・カニが人気食材。みんなで豪快に手でバラしながらむさぼりつきました。
いつも外食すると、こってりな料理ばかりでウンザリ。そんなこともあって味付けは最低限の塩茹でに感動、テーブルマナーなんてものは忘れ、がっついてしまいます。
エビはうまかった。
カニも食べたい!!
という欲にかられ、カニもオーダー。一見タラバガニっぽいんですが、スウェーデンではなんていう蟹なんでしょうか?
かなり身厚でジューシーな蟹身で大満足。さらにこのプレートにはザリガニとムール貝も付いていて、シーフードをひたすら食べるという贅沢の限りを尽くしましたとさ。
2. 生け簀レストラン
ストックホルムにあるシーフードレストラン。ここの名物はなんと生け簀プールが店内中央にあるということ。
この生け簀、日本にあるみたいに食材を生かしておくための生け簀じゃないんです。この生け簀の用途はというと、、、
こうやって使います(´∀`=)
何をやってるかというと、注文した「エビ」を船のラジコンで自分の座席まで持ってくるんです。もちろん沈没したらパー。
というわけで無事に運ぶことができれば、、、、
エビー!
エビ到着。このエビは殻ごと食べても大丈夫なソフトシェルのエビ。日本酒とかとも合いそうだなぁと思いつつここはスウェーデンなので、バターを塗ったパンと一緒に食べました。
その他いろんな種類のエビがたくさんあって、いろいろ食べたんですが、エビ・カニに夢中になりすぎて写真撮り忘れるという大失態。
3. シーフードレストラン
マルメにあるシーフードレストランでもやっぱりエビ。
ここは少し変わり種で、エビのグラタンを注文することに。
間違いない!!
これは誰がどう考えてもうまいに決まってます。
実際にうまくて感動モノ。やっぱりエビって正義です。
4. 日本食レストラン
ストックホルムの日本食レストランに行ってみると、、、、なんとここにもエビ!しかも生け簀レストランとおんなじエビ!
のせる容器が違うだけで和風にも洋風にもなるエビの順応力ってすごい。
ここではもちろん日本酒のつまみです。
5. カフェランチ
ちょっとカフェでランチを、、、エビー!
スウェーデンのランチの定番といえばオープンサンド。その上にこれでもか!っていうくらいエビが散らばってました。
スーパーとかに行ってもこのエビ散乱料理はかなりポピュラーなので、とにかくエビの数を食べたいスウェーデン人が多いってことなんでしょうか。
ちなみに
容易に飽きます。
5. クルージング
ヨーテボリ名物でもあるディナークルーズ。ディナーといっても食べていいのはザリガニとエビとちょっとのムール貝。
ディナー開始前に船員がエビを積み上げてます。そしてレディーゴーの合図で一斉にエビへ群がり
乱獲
なんどもテーブルとエビの山を往復し、結果一人で50匹近く食べていました。この船だけでエビが何匹この世を去ったのか、、、船全体で言えば絶滅するんじゃないかってくらいの消費量になっているはずです。
6. スーパー
スーパーに行けばこの通り。冷凍されて大量のエビがつかみ取り状態で売られています。もちろんエビだけじゃなくてカニやザリガニだってこの通り。
甲殻類の占める割合のほうがサーモンや白身魚よりも多いなんていのはよくある光景。とにかくどこに言っても甲殻類は大人気な売れ筋商品。
7. ザリガニパーティ
スウェーデンではザリガニ料理も伝統料理で、少し前までは一年中食べられていたんだとか。しかもほとんど例外なく全員が全員大好物ということだけあってものすごい消費量。
結果、本当に絶滅寸前になったそうです。
で、結果的に漁獲制限がかかり、現在ではザリガニ漁が夏の短期間に限定。そんなこともあって、8月末には解禁を祝うザリガニパーティがスウェーデン中で行われます。
月の帽子をかぶり、アクアヴィットという強い蒸留酒を飲みながらどんちゃん騒ぎ。朝まで歌って飲んでザリガニ食べて過ごします。
8. カニの食べ方
スウェーデンも他の西洋諸国同様、フォークとナイフの国。テーブルマナーには気を使い、間違っても音を立ててスープを飲んだりはしないんです。
但しザリガニを除く
スウェーデン人のザリガニ消費力は半端じゃない。手で掴み豪快に殻を破り、頭に吸い付き思いっきり音を立ててエビ味噌を満喫。そこから身に食らいつき食べれるところは舐め回すように食べます。
これを何十回と繰り返して、大量のザリガニを食べ散らかしていきます。
食べ終わることには、、、
手はベトベト、口の周りはベトベト、食べかすは服にくっつき、殻は飛び散り。強いお酒も手助けになってもはや行儀なんてものはありません。
スウェーデン人にいわせると、「音を立てて食べるのはマナー違反。だけどザリガニはいいんだ、むしろその方が旨いんだ」と。日本でいう「蕎麦」的な発想です。
9. 最後に
というわけでスウェーデンにいったらとりあえずスウェーデン名物のカニ・エビを食べてみてください。
特に8月〜9月にかけてスウェーデンを訪れると、いろいろな所でザリガニパーティが開催されています。地域のイベントやレストランのイベント、バーでもホテルでも本当にスウェーデン中がザリガニ色に染まります。
せっかくなら現地の人に混ざって豪快にエビに食らいついてみてください。日本人としてカニ・エビ食べる早さは負けていられません!
Shun様
初めまして。私、番組制作をしております、株式会社ブームアップの上野と申します。
この記事に記載されております、ザリガニパーティーのついて詳しくお伺いしたいことがありご連絡致しました。
お力添えが可能でしたら連絡して頂けると幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
コメントありがとうございます。
記入いただいたメールアドレス宛に後ほど連絡させていただきます。