ヨーロッパの中で鉄道大国といえばイタリアとイギリス、と呼ばれるほど実はイタリアは以前から鉄道大国。
現在は経営悪化などによってイタリアの鉄道製造会社の多くが日本の日立を含む海外企業に合併・吸収されるなど影を潜めていますが、イタリアに行けばその名作たちを間近でみることができます。
というわけで、珍しく大雪が降るイタリアで、ほんのちょっと撮り鉄をしてきたのでイタリアの迷列車たちをご覧ください。
FS Class Ale 582(電車)
まず紹介するのは今回目撃した中では最も古いAle582型の軽量電車。1987年から1991年にかけ90編成製造された電車で、最高速度は140km/hとなっています。
現在は老朽化もあり主に地方の通勤路線で使われて降り、この写真はボローニャ都市交通 Bologna metropolitan railway serviceの運用に入っているAle562-039を撮影したもの。
FS Class ETR350(電車)
同じく通勤路線の普通・快特運用されているETR350型(写真左)。
スイスに本社を置くSTADLER Bussnangによって製造され、2013年より導入されています。最高速度はETR350型と同じく160 km/h。
FS Class ETR 425(電車)
フランスに本社を置く多国籍企業ALSTOMによって2014年から製造されているETR425型、通称「Jazz」。
最高速度は160km/hで、現在は通勤路線の普通・快特運用で使用されています。
FS Class E.444R(電気機関車)
都市間輸送を主に担い、インターシティなどの特急列車を牽引することが多い電気機関車E. 444R型。1986年から1989年にかけて製造されました。
最高速度は200km/h。
FS Class E.464(電気機関車)
現在のイタリアの都市間鉄道網の主力であるE646型電気機関車。航空機業界では有名なボンバルディア・トランスポーテーションが受注し、1999年から2007年にかけてイタリア国内で製造されました。
通勤列車から都市間鉄道まで幅広く運用されています。
最高速度は160km/h。
FS Class E.414(電気機関車)
1994年から1996年にかけてイタリアの優等列車用として60編成製造されたE.414電気機関車。
一時はトレニタリア最速の高速鉄道として使用されていましたが、現在は優等列車の中では比較的停車駅の多いフレッツェビアンカ Frecciabianca(新幹線でいうこだま号)として運用されています。
もともとは最高速度250km/hで製造されましたが、フレッツェビアンカ用に改修された際に最高速度は200km/hに引き下げされています。
最後に
今回はボローニャ駅を中心に乗り入れをしているトレニタリア(旧イタリア国鉄)の車両を撮影してみました。
現在イタリアで運用されている列車の種類は欧州その他の国と比較すると非常に多く、新型車両から製造後40年以上経っているものまで様々な列車を見ることができます。
鉄道好きな方にはイタリア、まさに天国ですよ!
トレニタリアの実際の乗車方法や利用時の注意事項などはこちらの記事でまとめているのでどうぞ参考にしてください。
イタリアは長くつに例えられるほど細長い国土をしており、非常に特徴的な文化や風習が各地に根付いています。
そんなイタリア全土の魅力を堪能するためには都市間を高速で移動できるトレニタリアの活用が不可欠。
ユーレイル イタリアパスを使うことで、トレニタリアのリッジョナーレは乗り放題、フレッチャロッサやフレッチャビアンカなど日本の新幹線に該当する特急列車も約1000円程度で座席指定券を購入することができるようになります。
他にも観光地の入場が割引になったりフェリーが無料になったりと特典が盛りだくさん。
イタリアで鉄道を使った移動を考えている人は是非ユーレイル イタリアパスの利用も検討してみてください!
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