イタリア北部に位置する大都市ボローニャ。
ボロネーゼ発祥の地としてしられていますが、欧州では有数の中世の街並みが今にまで残る街として知られ、多くの観光客が世界中から訪れています。
今回はそんなボローニャの空の玄関口であるボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港から市内までのアクセス方法と注意点を紹介します。
1. 空港アクセス方法まとめ
ボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港と市内中心部を結ぶアクセス方法は2つ、タクシーとバスとなります。
空港と市内を結ぶバスが約10分に1本運行されており、こちらを使うのが最も経済的です。バスの終着駅はボローニャ中央駅、途中複数箇所に停留所があります。
一方、大きな荷物がありホテルまで真っ先に移動する場合や、3人以上で利用する場合にはタクシーがお得になります。
尚、タクシー運転手は英語を話さない人がほとんどなため、目的地などは紙に書いて見せるようにしたほうが安心です。
またイタリアではチップ文化はありませんが、タクシーでは大きな荷物1つにつき1ユーロ程度、料金の端数を切り上げたりする程度のチップを払うのが一般的です。
手段 | 所要時間 | 費用 |
タクシー | 15分 | 20ユーロ |
バス | 20分 | 6ユーロ |
2. 空港バス乗車方法
ボローニャの空港に到着したら、空港内の「Aerobus」の標識を頼りに空港内を進みましょう。
バスが発着する停留所の目の前に相当する空港内には、バスの券売機がありこちらで乗車券を購入することになります。
自動券売機と窓口のいずれも利用可能ですが、自動券売機も非常に簡単なので空いている方を利用すればいいと思います。
運賃は一律6ユーロ、クレジットカードのほか紙幣や硬貨も利用可能です。
空港の玄関を出るとすぐ目の前にバス乗り場があるため、迷うことはありません。先ほど購入したバス乗車券を運転手に見せて乗車してください。
尚、空港から乗車する際はバスの乗車券は原則として乗車前に事前に購入する必要があり、運転手からの購入は断られてしまいます。
車内は通常の路線バスと同じような作りになっています。
荷物を置くスペースもありますが、大型のスーツケースなどには対応していません。
ボローニャは観光だけではなくビジネス需要も多い街なため、日中は空港バスも非常に混み合います。
バスは約10分間隔で運行しているため、混雑が激しい場合には次のバスまで待つことをおすすめします。
3. 市内から空港へ行く際の注意
ボローニャ市内から空港へ向かう際にはボローニャ中央駅のバスターミナルから乗車します。
空港バス専用の停留所があり、そちらに券売機が設置されていますが、ここで一点注意。
この自動券売機の周りには常に2−5人程度のジプシー(ほとんどが10代〜40代の女性)が集まっており、自動券売機を利用する人に対し強引に介入(ボタンを押したり等)しチップを要求したりスリを狙ったりしています。
クレジットカードの番号をわざと覗き見して注意を引いたり、カードは使えない、現金だけだと嘘を言って財布を出させようとしたり、場合によっては出てきたお釣りをそのまま奪ったりとかなり悪質。
一人に対し2−3人で囲んでくるため、無視すればいいことはわかっていても非常に不愉快な思いをすることになります。
ですが、実は中央駅から空港へ向かう際の乗車券はバス車内で運転手から直接購入することも可能。
ということで、変なリスクを負う必要はなくバスが来たら車内に乗り込んでから財布を出すようにしましょう。
4. 最後に
ボローニャ・ボルゴ・パニゴーレ空港と市内へのアクセス方法を紹介しました。
空港と市内はとても近く、所要時間はバスを使ってもタクシーを使っても15−20分程度。
空港から市内へ移動してそのまま観光をする際にはバスの利用、複数人で移動していたりホテルへ直行して荷物を置きたい場合にはタクシーの利用がおすすめです。
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