北欧の玄関口コペンハーゲン・カストラップ国際空港。成田空港と北欧を直通で結ぶスカンジナビア航空のハブ空港として多くの日本人も利用する空港です。
非常に機能的でデザイン性の高い空港は利用客から高い評価を得ており、空港というよりもまるでおしゃれなショッピングセンターといった感じで、早く空港に着いてしまっても時間をもてあますことはありません。
今回はそんなコペンハーゲン・カストラップ国際空港と、内部にあるビジネスラウンジ「SASラウンジ」の様子を紹介します。
1. コペンハーゲン・カストラップ国際空港概要
コペンハーゲン・カストラップ国際空港は北欧で最大の旅客利用者を抱える国際空港。年間約3000万人もの人が利用している空港です。
またデンマークの首都コペンハーゲンの空の玄関口であり、スカンジナビア航空のメインハブ空港として使用されています。
もちろんスカンジナビア航空の日本便もこの空港から離発着しており、北欧旅行に出かける日本人も多くが利用することになります。
コペンハーゲンの中心地からわずか8kmにもかかわらず鉄道を使って直接スウェーデン側へと入ることができる立地の良さをいかして、北欧の玄関口とまさに言える非常に重要な国際空港です。
名称 (英語): Copenhagen Airport, Kastrap
名称 (デンマーク語): Københavns Lufthavn, Kastrap
住所・マップ: Lufthavnsboulevarden 6, 2770 Kastrup, Denmark
公式HP:
2. 制限エリア外
コペンハーゲン国際空港をメインハブとして利用しているスカンジナビア航空のチェックインカウンターがあるターミナル3が空港のメインターミナル。
ここにはスカンジナビア航空のセルフチェックインマシン、セルフバゲージドロップ、上級会員用カウンターの他、出発ゲート、到着ゲート、そして地下にはデンマーク国鉄の所有する空港駅があります。
さらに併設してバスターミナルやメトロの駅、エアポートホテルなど様々な設備があり、空港のメイン玄関としての役割を果たしています。
コペンハーゲン国際空港はもともと扇型のように作られており、利用客が小さい入り口から入り広がっていく、もしくは到着客が最後一点に収束するようにデザインされている空港。
そのため、不慣れな利用客にもわかりやすい導線となっており、空港内で迷ったりするリスクを最小限にする配慮がされています。
3. 制限エリア内
セキュリティチェックを抜けるとそこは免税店やブランドショップが立ち並ぶまるでショッピングモールのような空間に出ます。
お酒や化粧品など定番の免税品から、お菓子や雑貨などのちょっとしたお土産を購入するのに最適。
非常に物価が高い北欧デンマークではあるものの、免税店では10−20%ほど定価より安く商品を購入できるので買い物をする人で常時混み合っています。
このエリア以外にも空港内にはエルメスやシャネルなど高級ブランド品ショップからH&Mなど廉価なアパレルショップ、LEGO専門店や北欧雑貨の専門店、ロイヤルコペンハーゲンなど北欧ならではのお店が軒を連ねます。
またその他スターバックスコーヒーやJOE&JOE&THE JUICEなどのカフェや様々なタイプのレストランもあり、まさに空港内のショッピングモール。
歩いて気づくことは、「壁」が全くなく通路にはお店が一列に合間なく並んでいるため、予定よりも早く空港についてしまっても十分に時間を使うことができます。
一点注意点として、日本行きを含む非シェンゲン協定加盟国行きの便はパスポートコントロールを抜けた先のゲートから発着しますが、パスポートコントロールの後はほとんど免税店などはないので、買い物は先に済ませるようにしてください。
4. SASラウンジ(スターアライアンスラウンジ)
スカンジナビア航空のビジネスクラスやファーストクラス、スターアライアンスの上級会員が利用可能なSASラウンジ。
2018年10月にリノベーションされ再オープンされたこともあるので早速入ってきました。
場所は制限エリア内のCゲート付近、パスポートコントロールがある向かい側に位置しています。
入り口は1箇所ですが、内部は上下のフロアに分かれておりトータルで3000㎡という広大なスペースが使われています。
1階部分はスカンジナビア航空ビジネスクラス用、2階部分はスカンジナビア航空やその他スターアライアンス上級会員用のラウンジとなっており、ANAのSFC会員もこちらの2階部分を利用することになります。
ちなみに2階の方がサービスが充実しているので、ANAの上級会員になっている日本人には嬉しい限り。
今回は主に2階フロアを紹介していきます。2階部分は様々なセクションにわかれており、ソファー席で人通りが少なく落ち着いたスペースや、本格的な食事がサービスされるテーブル・カウンターエリアなど様々。
インテリアも北欧らしくシンプルでおしゃれな空間です。
一人で利用するのか、家族がいるのか、ビジネス利用なのか旅行での利用なのか、用途に合わせた使い分けが可能です。
ラウンジを利用する上でもっとも楽しみなのが食事のサービス。SASラウンジでは北欧らしい健康的な料理が時間帯に合わせて提供されています。
鮮度の高い野菜やフレッシュサーモン、チーズ類にクロワッサンやフランスパンなど様々な食材が日中は用意され、軽食とは言わず本格的な食事をとることも可能。
非常に物価が高いデンマークで外食はなかなか気が進みませんが、ここSASラウンジではデンマークを離れる前に気兼ねなく北欧料理を堪能することができます。
ドリンク類も充実しており、ワインやシャンパンはもちろん、デンマークといえばのカールスバーグやその他リキュール類、そしてソフトドリンクなどなど。
さらにSASラウンジの特徴として、コーヒーや紅茶に精通したバリスタがおり、その場でカフェラテやカプチーノなどを作ってもらうことも可能になっています。
SASラウンジ内はラウンジ利用客専用の高速Wi-Fiが完備されており、またテーブル席にはコンセントジャックもついているため、パソコンを使った作業やスマートフォンの充電も可能です。
そしてこのSASラウンジの特記事項の一つが「Day room」と呼ばれるスターアライアンスゴールドメンバーやSASの上級会員限定の隠し(?)部屋。
ラウンジ2階部分にベッドやシャワー・トイレを完備した鍵付きの個室があり、なんとこちらも無料で使うことができます。
部屋数はたったの2つ。しかし非常に目立たない場所にあるため、ほとんどのラウンジ利用者も気づいてはいないのが意外と空室があることも多くなっています。
乗り継ぎ時間が長い場合や早朝深夜の利用にはとても嬉しいプライベートルーム。利用はラウンジ入り口横にあるサービスカウンターにて利用希望を伝え、航空券と引き換えに部屋の鍵をもらいます。
その他、北欧らしくキッズスペースがあったりと広大なスペースを生かした特徴が存分につまったラウンジになっています。
5. 最後に
今回はコペンハーゲン・カストラップ国際空港とその中にある SAS(ゴールド)ラウンジを紹介しました。
コペンハーゲン国際空港は、一言でいって大変使いやすい空港。事実、利用者満足度の高い空港として毎年世界でも上位に入るとてもデザイン性の高い空港で、早く空港についてしまっても退屈することなく時間を過ごすことができます。
是非コペンハーゲン国際空港利用の際には、航空機の発着場所という使い方だけではなく、乗り継ぎ時や帰国前に免税でのショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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