スウェーデン第3位の都市マルメ、筆者が本拠地として滞在している街でもあります。
ストックホルムなどと比べ観光客も少なく、名前を聞いてもパッと浮かばないかもしれません。マルメは、スウェーデン南部にありデンマークと国境を作る街、コペンハーゲンまで列車で30分の距離にあります。
今回はそんなマルメの街を簡単に紹介するため、タイムラプス動画を作ってみました。まだ訪れたことがない方もこれから訪れる方も、マルメのイメージづくりに見てみてください。
1. タイムラプスとは
タイムラプスをご存じない方のために、簡単に説明しておきます。タイムラプスとは、定点固定したカメラで撮影した数百枚から数千枚の写真を繋げて動画にしたものです。
普通の動画の撮影と何が違うかというと
- 写真クオリティの圧倒的な高画質(4K以上)
- 撮影に時間がかかる
- どこで停止してもフォーカスのくっきりした写真が切り出せる
- 時間を早送りできる
ということが挙げられます。
3つめの「時間を早送り」、ということがどういうことなのかにも触れておきます。通常の動画は1秒間に15〜30コマ程度の連続になっています。よく動画のなめらかさの指標になる20fps、30fpsなんていうのを見たことがあるかと思います。
例えば、定点固定したカメラで5秒おきに500枚撮影するとします。すると2500秒(約40分)程度かかります。その後、タイムラプス動画に再編集する際に20fps(1分間20コマの設定)でつなぎ合わせると、25秒間(500枚/20コマ/秒)の作品になります。
つまり、実際には40分かかったものが25秒という短い間で再現できるため、再生すると早送りをしているような画になるのです。
2. マルメで撮影
まずはともあれ、撮影です。今回は1分程度のタイムラプス動画を制作するために10箇所程度で撮影しましたが、その中の一部をまずはご紹介。
a. 日の出(月没)
マルメとコペンハーゲンを結ぶオーレスンド橋の起始点付近で日の出30分前程度から日の出後30分まで撮影しました。
実際には日の出はカメラの反対側で起こっているので、被写体になっているのは月没です。
b. 旧市街
マルメの旧市街地区では複数箇所で撮影しています。ちょうど前日に雪が降ったこともあり、カラフルな街並みと白い雪がいいコントラストになっていました。
c. 中央駅
マルメ中央駅とその前にあるバスターミナルを入れて撮影しました。マルメを走るバスのほとんどが通るということもあって非常に忙しいエリアです。
d. 新市街
マルメ中央駅を挟んで旧市街と反対側に広がる新市街地区。その中でも特に高級住宅地であり北欧で最も高い建物でもあるターニングトルソを含めて撮影しました。
e. 日没
マルメ新市街地区にあり、Västra Hamnenというエリア。オーレスンド橋がこちらからも非常に綺麗に見えます。晴れた日には多くの人がここで日光浴を楽しんだり、サンセットをまったりとゆったりとした時間が流れます。
この日は見事に快晴が広がったということもあり、とても綺麗な写真がとれました。オーレスンド橋と太陽の重なりがベストポジションです。
3. 完成タイムラプス動画
マルメの新旧市街地を含めたタイムラプス動画、いかがでしたでしょうか。中世の雰囲気の残る町並みと近代的な北欧デザイン建築が見事に調和した街であることを感じてもらえたと思います。
実際の撮影は少しずつ行ってはいるものの、一度撮影を開始すると最低20分はその場に待機しないといけないこともあり結構退屈、、、。ただそんな中でも興味を持った色々な人に話しかけられたりして、意外と苦にならず作ることができました。
4. 最後に
私がタイムラプスを撮影するために使った機材は全てこちらの記事で紹介しているカメラになります。
本格的に一眼カメラや三脚を用意することができない、という方や気軽に撮影をしてみたいというかたは、こういうタイムラプス専用のカメラもあるようです。
今回動画を見ていただいて実際に自分の目で見たくなった!という方は是非マルメに観光に訪れてみてください。
具体的にマルメでどんな観光名所があるのかきになるというかたはこちらの記事も参考にしてください。デンマークの首都コペンハーゲンより鉄道で30分、日帰り観光に最適です!
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