スウェーデンの最北部の都市であり、北緯68度の北極圏に位置するキルナ。
スウェーデンでオーロラを見られる場所として広く知られており、日本からも多くの人が自然の神秘を求めて訪れています。
今回は、そんなスウェーデンのキルナに個人旅行で訪れる方向けにアクセス方法を紹介します。
1. ストックホルム発が基本
現在キルナ空港はストックホルム便のみ定期便として就航しており、その他は臨時チャーター便が中心となっています。
そのためキルナに訪れる大部分の方がスウェーデンの首都ストックホルムを拠点に移動することになります
ストックホルムとキルナは距離にして1200km、日本でいうと東京から日本最北端の択捉島という距離にあり、車やバスで向かうのは現実的ではありません。
航空機

ストックホルムからキルナに行く場合の王道手段が航空機。
この区間は北欧の最大手航空会社であるスカンジナビア航空や、格安航空会社に分類されるノルウェーエアシャトルが運行しています。
所要時間は1時間30〜40分前後。季節により変動しますが1日に3−8本ほど運行されています。
航空券を検索する際には、スカイスキャナーを開いていただき、出発地に「ストックホルム(もしくはARN)」、到着地に「キルナ(もしくはKRN)」と入力してみてください。
空港からは通年エアポートシャトルバスが中心部まで運行されています。
鉄道

時間と体力に余裕がある方は鉄道旅行もおすすめ。所要時間は約15時間と非常に長い距離になるため寝台夜行列車での移動が一般的です。
ストックホルム中央駅を午後6〜7時台に出発し、キルナに午前9時台につく直通の寝台列車が1日に1本運行されています。

運賃は座席種別や空席状況によって大きく変動しますが、寝台コンパート席では片道600クローネ(約7500円)〜と航空機と比較してお得な運賃設定がされています。
どうしても日中に移動を希望する方は乗り換えが2回ほど必要ですが可能です。その場合もやはり所要時間は14時間前後かかるため、ストックホルムを朝1に出発しキルナに夜到着する行程になります。
スウェーデン国鉄公式HP(英語): https://www.sj.se
レールヨーロッパ公式HP(日本語): https://www.raileurope-japan.com
2. キルナの魅力

キルナといえばオーロラというイメージですが、キルナを拠点にして様々なアクティビティを楽しむことができます。
北極圏ならではの犬ぞりやトナカイ体験、ラップランド地方の先住民であるサーミ人の文化体験、キルナからすぐのユッカスヤルヴィにあるアイスホテル、オーロラ観測に最適と言われるアビスコ、そして国境を超えればノルウェーのナルヴィクなど短期滞在でも楽しめるアクティビティがたくさん。
是非冬のスウェーデンを観光する際には少し足を伸ばしてキルナまで訪れてみてください。
ストックホルムなど大都市では味わうことのできない大自然の中で楽しむ日々を楽しむことができます。
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