北欧スウェーデンを訪れる際には是非楽しんでほしいフィカ Fika(コーヒーブレイク)文化。スウェーデンは世界で最もコーヒーを消費する国ということをご存知でしたか?
コーヒーの美味しいスウェーデンにおけるフィカは、ただのコーヒーブレイクでは終わらない他の国とはちょっと違う重要な意味合いがあります。
スウェーデン文化を知るための第1歩がフィカ Fika を知ること、と言われるほど特別なフィカ文化を紹介します。
1. フィカ Fikaって何?
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スウェーデンでお茶をすることをFika(英語でいうところのCoffee break)といいます。
このFikaの伝統・文化をとにかく大事にしているのがスウェーデンなのですが、そこにはただコーヒーを飲むというだけではなく重要な意味合いがあります。
Fikaの文化はとても伝統があり儀式化されています。コーヒーを飲みながら甘い焼き菓子やケーキ、シナモンロール、オープンサンド等をいただくのですが、ほとんど100%のスウェーデン人がこのFikaの時間を1日に複数とります。
特に、暗黙の了解があり朝の10時と午後の3時はほとんどの人がFIkaをしているため、電話をしても基本的には出てくれません。仕事より、趣味より大事なのがFikaなのです。
私がとある病院で働いている時の面白い実話を一つ。
3時前後の予約患者が診察室に通され待機中。治療前に局所麻酔をして5分ほど待ちますね、と言った後スタッフは全員退室。
そしてスタッフはFikaタイム。
そこから話が盛り上がり、気づけば20分ほど患者を放置。あ、忘れてた!と言わんばかりにみんなで一斉に治療室に戻ると笑顔で「私も早く帰ってビスケット食べたいわ」と事情を察してましたのごとく笑顔で待ち受けていました。
2. スウェーデン人は全員Fika教信者
スウェーデン人は基本的にはキリスト教徒や無宗教の人が多く、移民を中心にイスラム教徒の割合も増えてきています。
ですが、多様な文化を抱えるスウェーデンであってもこのFikaというものに関しては統一見解があります。
1つ面白いものを見つけたので見てください。
“Fika is a religion in Sweden.” By Andaç (a master student at Uppsala Univ.)
スウェーデンにいる人は皆、Fika教の信者。
1日の始まり、途中、そして終わりもFika。お祈りの代わりにFika。様々は信教や文化の背景があってもFikaへの思いは1つです。
3. Fikaの目的
多くの国でもコーヒーブレイクはとりますし、デスク脇にコーヒーを置きながら仕事をすることも一般的です。ですが、スウェーデンでのフィカは少し意味合いが異なります。
フィカの目的は休憩という意味合いだけではなく非常に重要なコミュニケーションのきっかけとして重視されています。
同じ時間に仕事の同僚や家族、友人と1つの部屋に集まり、コーヒーやお菓子を食べながら雑談をしたり週末の予定を立てたりして会話を楽しむことが1つの目的。
フィカの時間帯では仕事の上司や部下、教員と学生等身分や立場は関係ありません。仲間として会話を楽しむ、これが大事なのです。
これによって職場での意思疎通がより進んだり、意見を自由に言える雰囲気を作り出したりと、いい効果がたくさん生まれます。
非常にインフォーマルなミーティング、と言ってしまってもいいのかもしれません。
4. 北欧女子・男子とデートする方法
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デートにも最適のFika
Fikaにはもう1つ嬉しい効果があります。例えば日本で好きな人をデートに誘う時、プレッシャー色々ありますよね?どこの店に行こう、何着て行こう、デートコースどうしようなどなど、、、。
スウェーデンではその心配はありません。まず気になる人がいたらFikaに誘えばいいのです。
喫茶店でのFikaはデートの誘い文句に使われる常套手段であると同時に、最も気軽な誘い方でもあります。誘う方にも誘われる方にもカジュアルで気軽に行けるのがFikaのいいところ。
ここで会話が弾めばお互いの理解が深まり次のステップへ進めるかもしれません。
Fikaの誘い方
簡単です。
誘いたい人に、スウェーデン語で「Ska vi fika?(スカ ヴィ フィーカ?)」といいましょう。慣用句になっており、日本語で「お茶しない?」という意味です。
スウェーデン人はこの文言を1日に何度も言うほどFika好きですので、よほどのことがない限りNoと言われることはないと思いますよ。
5. 最後に
いかがでしたか?
コーヒー最大の消費国スウェーデンでのFika文化を知ることで、スウェーデンを訪れる際により楽しみが広がると思います。
スウェーデンはコーヒー大量消費国であるとともにコーヒーが美味しい国としても有名ですので、スウェーデンで観光をするにも仕事をするにもちょっと疲れたらフィカタイムで一息ついてみてください。
そして、もしスウェーデンで学校に通ったり就職したりして現地のコミュニティに入る際には、いくら忙しくてもFikaの時間には参加しましょう。
そうでないと「スウェーデンのこと嫌いなのかな?」「私たちのこと嫌いなのかな?」と誤解されてしまうかも?
逆にFikaの時間に合わせてクッキーやチョコレート、ケーキなんかを持ち込めば一気に人気者になること間違いなし。
スウェーデンでは何よりもFikaを最優先してくださいね!
ストックホルムには何回か行きましたが、BSでフィ-カのことを初めて知り、ネット検索して、このサイトにたどり着きました。とても分かりやすく楽しくなりました。
北欧はどこもカフェ文化が色々あって面白いので是非次回はそういうところも着目しながら旅行されてみてください!