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【北アイルランド】1日観光で絶対訪れたい厳選5スポット

ベルファスト観光
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北アイルランドにある最大都市ベルファスト、イギリスのEU脱退に際して再度注目された町でもあります。

アイルランド島にありながら、イギリスの領土である北アイルランド、以前は紛争等も発生していましたが、現在ではその見事な自然を中心にヨーロッパの人々にとっての有名観光地になっています。

また現在はアイルランド共和国からは陸路国境審査無しでイギリス王国側へ入国出来るため、アイルランドからの日帰り観光先としても人気の場所となっています。

今回はそんな北アイルランドの都市ベルファストを中心に、市内定番スポットから近郊世界遺産まで1日観光で絶対に欠かせない観光スポットをご紹介します。

1. ベルファスト市街

ベルファストは北アイルランド地方の最大都市であり首都、北アイルランド観光の中心スポットとなる場所です。

ビクトリアモール等近代的な大きなショッピングモールや市場等が密集している一方で、歴史的な建造物や紛争の爪痕も現在色濃く残っており、色々と歴史や宗教について考えさせられる街となっています。

ベルファスト市庁舎

ベルファスト市庁舎

1888年、ヴィクトリア女王の時代に建設されたベルファストシティホール(市庁舎)。ベルファストの中心部にあり、ここを中心にメインストリートやショッピングモールが広がります。

観光バスの発着場としても使用されるので、北アイルランド観光の際には必ず訪れるスポットになります。

内部の見学も可能ですので、その美しい装飾や建築に舌鼓をするのもよいでしょう。

ベルファスト市庁舎

住所 : Donegall Square,Belfast, BT1 5GS 
最寄駅 グレート・ヴィクトリア・ストリート駅(Great Victoria Street  Station)
定休日 無
料金 無料
公式HP: ベルファスト市庁舎

ピースウォール・壁画

大きな犠牲を出した北アイルランド紛争について記憶がある方も多いと思います。

北アイルランドではアイルランド共和国編入(or独立)を望むカトリック系住民(ユニオリスト)と、イギリスの一部としての北アイルランドを支持するプロテスタント住民(ロイヤリスト)の間での対立が依然続いており、現在も同じ国・同じ街にもかかわらず居住区の境界にまるで南北冷戦のような壁が建てられています。

同じ街の中にもかかわらずアイルランドの国旗が掲げられているカトリック系居住区と、ユニオンジャックが掲げられているプロテスタント居住区。

その両地区はゲートで分断されており、夜になると閉鎖されるという根強い対立を垣間見る現状が続いています。

現在は北アイルランド紛争から随分と時間も経過し比較的安定してきてはいますが、やはり情勢が不安定な部分があるのも事実です。

特に英国のEU離脱、通称ブレクジットが決まってからはアイルランド共和国側との繋がりを危惧する独立派の反対によって、再び対立が目に見える形で表面化するようになってきました。

英国内で武装警察車両を見ることができるのは北アイルランドでのみ、というところからも事情が伺えます。

地元の人に聞いて見ると20年前と比べると随分と良くはなっているがそれでも分断は続いているしこれから先もわからない、ただ誰も戦争は望んでない、とのこと。

平和的に解決される日がくることを心から願うばかりです。

ベルファストの街中心部は安定しており、観光する分には治安面等でも現状は問題はありません。

政治的なイベントやデモ運動に近づいたり、独立記念日の観光などは避けるようにしてください。

2. タイタニック博物館

ベルファストはタイタニック号の建設ドッグがあったことで有名で、処女航海に出た港がベルファスト港です。現在はタイタニックの建設場跡に遭難100年後の記念としてタイタニック博物館が建てられており、一大観光地となっています。

内部の見学は2時間程度かかりますが、その周囲のドックや港を見るだけでも当時の歴史を知ることができる記念碑等多数あるので、興味がある方には面白いスポットです。

内部では、造船所の再現や、客室内の再現、沈没後の遺品や船の残骸、航海の歴史等タイタニック号に関わる幅広い展示が行われています。

住所: 1 Olympic Way Queen’s Road Belfast BT3 9EP 
最寄駅: タイタニック・クォーター駅(Titanic Quarter Station)
定休日: 12月24日~12月26日
タイタニックベルファスト公式HP

3. キャリック・ア・リード

ベルファストの中心地より車で1時間半の場所にある海岸にあり、北アイルランド観光をツアーで申し込むと必ず含まれるのがキャリック・ア・リード。

アイルランド島の北端で、見事な景色が広がります。せっかくこちらに訪れたら、別料金ではありますが有名な吊り橋を渡ってみましょう。

北アイルランド観光

吊り橋の高さは約30メートル、定員8名の1本橋です。それなりに揺れるので高所が苦手な方には試練になりますが、渡りきった小島での景色は絶景そのものです。

ちなみに今まで死亡事故はないんだとか。

天気が晴れれば、断崖絶壁の崖や、澄み切った海で心を洗うことができます。

4. ジャイアンツ・コーズウェイ

ジャイアントコーズウェー

ベルファストの北約100kmに位置しているジャイアンツ・コーズウェイ。自然の作り出した神秘、六角形の石柱が特徴の海岸で、1986年には世界遺産にも登録されています。

自然に形成された約4万もの石柱が大小様々敷き詰められており、誰でも自由に足を踏み入れることができます。

ジャイアントコーズウェイ

なぜこのような形になったのかはいまだに謎のようで、神話に基づく説から火山活動によるものだという説まで幅広くありますが、いずれも結論は得られていないそう。

一番有力なものとしては、約5000万年~6000万年前に起きた火山活動説だとか。壮大な自然の景色と不思議な石柱から自然の力を感じられる場所となっています。

ジャイアンツ・コーズウェイ (Giant's causeway)
住所: 44 Causeway Road, BT57 8SU
最寄駅: コレライン駅(Coleraine Station)よりバス172番
定休日: 無
料金: 無料(ビジターセンター利用有料)
National Trust公式HP

5. ダンルース城

ダンルース城

ジャイアンツ・コーズウェイから車で約15分の位置に位置するダンルース城。コーズウェイコーストに残る古城の中で、最も大きい城になります。

14世紀に要塞として建設され、その姿が手付かずのまま残されているため、崩壊が進んでいますが、古来の雰囲気を十分に残した絶景ポイントとして有名です。

陸と城がある岬を結ぶのは小さな橋1本で、周囲は断崖になっているため、難攻不落といわれている要塞です。

ダンルース城

住所: 87 Dunluce Road, BT57 8UY
最寄駅: Portrush
定休日: 不定期

最後に

今回は紹介しませんでしたが、ベルファスト市街は多くの博物館や美術館、教会が立ち並び街歩きが楽しい街。

そして北部には世界最古の醸造所といわれるブッシュミルズ(Bushmills)ウイスキー醸造所等見所がたくさんあります。

日本ではまだまだメジャースポットとは言えませんが、ヨーロッパの人を中心に多くの観光客が集まる北アイルランド。是非イギリスやアイルランドに旅行の際には、足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

ベルファストに滞在を検討されている方はこちらの記事も併せて参考にしてみてください。

ベルファストは宿泊施設の不足が言われており、条件のいい人気ホテルの予約が取りづらくなっています。この記事では筆者オススメ10選を自信をもって紹介しています。

なかなか車でもない限り自力での北アイルランド周遊は難しいですが、アイルランドの各都市からは毎日日帰りのバスツアーがでてますし、イギリス本国からのツアーもありますので是非現地観光案内所に問い合わせをしてみてください。

アイルランドともイギリスとも違う独特な空気の漂う北アイルランド、なかなか訪れる機会のない場所だからこそ多くの魅力があります。是非旅行先として検討してみてください。

 

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。