スコットランドの首都である古都エディンバラには、世界遺産にも登録されている新旧市街だけでなく、多くの歴史的建築が残されており、その独特の雰囲気に圧倒されます。
ですが、一方でエディンバラ中心部のすぐそばに手付かずの大自然が残されていることを知っている人は多くはありません。
今回はエディンバラを一望できる絶景ポイント、アーサーズシートArthur’s Seatをご紹介します。
1. アーサーズシートとは
アーサーズシート(アーサーの玉座) Arthur’s Seatは、エディンバラの市街地のすぐ側にあるホリールード・パーク内にあり、標高251mの小高い丘のことを指します。
ちなみに赤い矢印を付けたところが、そのホリールードパーク内の崖の1つで、ソールズベリー・クラッグスと別の名前がついています。
このアーサーズシートとソールズベリー・クラッグスは一応別物なのですが、今回はアーサーズシート=ソールズベリー・クラッグスと便宜上させていただきます。
といっても、ホリールード・パーク内に2つあるうちのどちらの頂上を選ぶかの違いなので、実際に歩かれる方はご自身の気がむくままに好きな方へ訪れてください。
いずれも見事な絶景を楽しむことができます。
エディンバラの市街地周辺では最も高い場所にあるアーサーズ・シート。中心街からもその姿を眺めることができます。
2. 服装
アーサーズシートへの道のりは決して厳しいことはありません。コースを選べば非常に緩やかで、犬の散歩ロードやランニングロードにも使われている程ですので、身構えるまでのことはありません。
しかし風が強く、また地面も舗装されているわけではなく、特に雨の後などはぬかるんでいるところもありますので、最低限歩きやすい運動靴を履いて行きましょう。サンダルやヒールのある靴はNGです。
それ以外については特に気にすることはありませんが、風が強いので寒くない格好で登ってみてください。
3. アクセス方法
アーサーズシート(アーサーの玉座) Arthur’s Seat(もしくはソールズベリー・クラッグス)へ登るための入り口としては主に2箇所。
観光で訪れる際には下記マップに示すスコットランド議会場 Scottish Parliamentの近くにあるメインゲートを使うのがオススメです。
エディンバラの旧市街からだと、ロイヤルマイル Royal Mile(旧市街メインロード)をエディンバラ城とは逆の方向に坂を下りきってください。するとスコットランドの議会場があるので、そこを右に曲がればアーサーズシートへと続くホリールード・パークの入り口に到着します。
一見、結構高そうで険しそうなのですが、実際には丘の頂上まで麓から約30分で到達します。斜面もさほどきつくないので、気楽に登ってみてください。
4. いざ登ってみた
というわけで実際に登ってみました。
その景色の移り変わりなんかも楽しんでいただければと思います。
都会の大自然
ホリールード・パークに入ると大都市エディンバラの雰囲気は一転、まるでスコットランド北部のハイランド地方にきたかのように360度大自然に囲まれます。
このような公園が観光客の賑わう旧市街のすぐ横にあるというのが驚きですが、自然を全身で感じられる瞬間です。
さらに上へ
途中で後ろを振り返ってみると、自分がどこまで登ってきたかがわかります。道半ばまでくると、フォース湾を見渡すことができます。
ここまでくれば頂上までもう少しです。
見ての通り、地面は比較的平坦で、かつ斜度もほとんどありません。後ろを歩いている二人組の格好を見て分かる通り、街歩きのついでにふらっと登れる、そんな丘になります。
頂上一歩手前
頂上に近づいてくると、断崖沿いを歩いていけるようになります。
ちょうどエッジに座って読書をする若い女性を見かけました。こういうのはまさに日本では見られ無い海外ならではの景色です。
もちろん近づく際には自己責任で十分注意してください。
頂上へ到着
ついに頂上へ到着です。ここからはエディンバラの街並みを一望することができます。私が訪れた際には、サンセットを見るために多くの観光客や地元の人が集まっていました。
ちなみにここから夜景を見るのもなかなか綺麗なんだとか。
夜のハイキングをする際には足元に気をつけてくださいね。
プチロッククライミング
帰りは同じ道を下るのではなく、北方向とは反対側に降りてみました。この時、ロープも装備も何も無しで崖を登る子供とお父さんが。。。
これも日本ではまず見られ無い光景かもしれませんが、こういう自然の中で育った子供は将来強くなること間違いありません。
5. 最後に
いかがでしたか?
エディンバラの絶景ポイント、アーサーズシートの景色を実際の登山の雰囲気とともに紹介しました。
観光でエディンバラを訪れる際にはもし時間があれば是非訪れて欲しい絶景スポット。建物が密集する都市エディンバラのすぐそばにこんな大自然があるとは驚くこと間違いありません。
エディンバラのもう1つの展望ポイントで、より気軽に登れるカルトン・ヒルも紹介しているので是非ごらんください。
イングランドの大都市とは全く違う顔をもつエディンバラ。旧都市の顔と大自然の顔、両面を短期間に楽しめるおすすめスポットなので是非英国観光中に足を伸ばしてみてください。
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