スウェーデン南部のスコーネ地方(マルメ・ルンド等)の公共交通機関を利用する際に必須のカード、それがjojoカードです。日本でいうところのSuicaやPASMOなど交通系ICカードにあたります。
路線バスを利用する際にはjojoカードがないと乗車出来ませんし、また鉄道利用の際には切符代が20%やすくなったりと、スコーネを訪れる際には真っ先に手に入れたいカードです。
今回はそんな便利でお得なjojoカードを紹介します。
1. jojoカードとは
スウェーデン南部のマルメやルンド等、スコーネ地方で使われている交通機関用のICカードがjojoカードです。「”ヨヨ”カード」と発音します。
このjojoカードがないとバスに乗ることが出来ません(現金不可)ので、バスを利用する場合には必ず購入する必要があります。
また鉄道についてもjojoカードがあれば、改札機にかざすだけで乗ることができたり、現金の代わりとして支払いに使ったりすることができるので、是非マルメやルンド地方へ行く際には手に入れておきたいカードです。
ちなみに現金の場合よりも20%割引になります。
2. jojoカード購入方法
購入場所

jojoカードは発行元のskånetrafiken(スコーネ交通局)の事務所だけでなく、基本的には殆どのキオスク(Pressbyrån等)やコンビニ(セブンイレブン等)、スーパーで手に入れることが出来ます。
店員にjojo(ヨヨ)カードを欲しいというと、200SEK最初からチャージされた状態のものを出してくる事が多いようですが、いくら分欲しいか聞いてくる場合もあります。
もちろん有効期限はありません。目安としては近距離のバス1回乗車が15〜20SEK程度です。
残高確認・チャージ方法

オンライン上で、もしくはスマホのアプリ等で残高確認やチャージができますが、一番簡単なのは鉄道の駅にある券売機を利用する方法です。

券売機の初期画面の左上、「Ladd sort/Se saido」というのが残高確認・チャージ画面です。英語表記にした場合には「Load」と書いてあるはずです。
これを選択すると現在の残高とチャージをいくらするかの選択ボタンが出ます。支払いは現金かクレジットカードが利用できます。
3. バスでの使用方法

スコーネ地方を走っているバスは市内のバスは緑色、町と町を結ぶバスは黄色と区別されていますが、いずれにせよ全てjojoカードが使えます。
基本的にはバスは定額の前払い制です。乗車時にカードリーダーにかざして支払いを行ってください。
現地の人で無賃乗車をしている人をしばしば見かけますが、結構な頻度で抜き打ち車内検札の人が乗り込んでくるので決して真似しないようにしてください。無賃乗車が見つかるとかなりの罰金を請求されます。
カードリーダーにかざした際に、液晶画面上に残高が表示されます。
また、読み込みと同時にライトも点滅しますが、その際緑色が点滅した際には100SEK以上の残高あり、100SEK以下の場合には黄色の点滅になります。
4. 鉄道での使用方法

電車での利用の際には、駅構内にあるICカードリーダーに乗車時と降車時にかざす方法(タッチ&ゴー方式)と券売機でチケットを購入する際にjojoカードで支払う方法の2通りがあります。
一点注意としては、Skånetrafikanというスコーネ地方の運輸局が運行している区間でのみタッチ&ゴーでの利用が可能で、SJ(スウェーデン国鉄)が運行する長距離路線では使用することができません。
jojoカードを用いて切符を購入する際には、1枚のjojoカードで複数人分購入したり、国境を越えてデンマークの首都コペンハーゲン方面(jojoカードのエリア外)に行く切符も購入する事ができます。
詳しい電車の切符購入時の使用方法はこちらをお読みください。
日本のような改札はないため切符がなくてもそのまま列車に乗れてしまいますが、必ず乗車前にカードリーダーにかざすか、切符を購入しましょう。
これを忘れて乗車した場合は無賃乗車となり、車内検札で発覚すると車内料金という名の元、罰金を取られてしまいます。
5. 最後に
いかがでしたか?
マルメやルンド等スウェーデン南部を訪れる際には必須のjojoカードを是非手に入れて、お得に交通機関を利用してください。
くれぐれも無賃乗車による罰金等には気をつけてくださいね!

非常に物価の高い北欧での中では比較的お手頃な価格にもかかわらず、部屋は非常に広々。北欧で有名なホテルチェーンなこともあり北欧デザインで統一された部屋のクオリティも高くてオススメです。
マルメ中央駅からも近く旧市街まで徒歩5分もかからない立地で観光にもビジネスにもおすすめです。
こんにちは、9月7日から13日までストックホルムに観光で行きます。現金はあまり使われていないということなので、スイカのようなICカ-ドは旅行者でも購入できますか?できるとすればどうやって購入すればいいのでしょうか?よろしくお願いいたします
コメントありがとうございます。
まず公共交通機関のカードは各自治体ごとに別のものを採用してますので、ストックホルムに限定しているものとして簡単にご紹介します。
結論から言いますと、誰でも購入可能です。また24hもしくは72h乗り放題パス(トラベルカード)のようなものからプリペイドのものまでありますし、それに各種観光地のフリーパスのようなものもついたストックホルムパスというものもあります(従来のストックホルムカードは廃止)。
いずれもストックホルム中心部であれば駅構内キオスクやインフォメーション、ビジターセンターなどで購入可能です。
また地下鉄に関しては日本と同様切符を券売機で買うシステムですので、ICがなくても乗車可能です。
ちなみにストックホルムでは実際問題としてバスに乗る必要はほぼないので、バスに乗る際に現金が使えないということに関してはあえて気にしなくても大丈夫かと思います。
イエテボリやマルメ、コペンハーゲンなどではバスが主要な足になりますが、ストックホルムでは主に地下鉄、船で主要どころは回れます。
来週5日間でマルメへ行く予定です。
マルメの情報が少なくて、こちらのサイトに出会えて助かりました。
jojoカードのことでお聞きしたいことがあります。
短期間の滞在なのですが、チャージの残高が残った場合残額の返金は可能なのでしょうか。
もし、ご存知でしたら教えて頂けますか。宜しくお願いします。
Akko様
コメントありがとうございます。
発行元のSkånetrafikanという窓口が市街地及び主要駅に事務所を構えてますので、そちらに持ち込めばデポジットとともに返金されるかと思います。
購入はコンビニ等色々なところでできますが、返金は上記の事務所のみ対応ですのでお気をつけてください。
Yama様
ご回答有難うございます。
SkånetrafikenのHPも見たのですが、
残高の返金に関しての記載が見つけられず困っておりました。
オフィスの営業時間内に窓口に行くようにします。
有難うございました。