近年のバルト3国人気の高まりからラトビア共和国を訪れる旅行者の方も増えてきました。
ラトビアの首都リガはとてもコンパクトな街。ほとんどの観光スポット徒歩でアクセス可能ですが、一方で公共交通機関も使えれば、さらに移動の幅が広がって効率よく観光をすることができます。
リガの公共交通機関(バス・トラム・トロリーバス)はハイテクでかつエコフレンドリー、さらにわかりやすいシステムを採用しているため不慣れな観光客にとってもとても便利。
今回はそんなラトビアの首都リガで是非使いたい公共交通機関を紹介します。
ラトビアの事をご存知ない方はラトビアについての観光基本情報を先に読んでみてください!
1. リガ市民の3種類の足
リガ市内の主要な移動手段はトラムとバス、そしてトロリーバスになります。
a. バス・ミニバス
リガ市内や郊外へと走る路線バス。通常の大型のものと10人定員のミニバスが走っています。
どちらのバスもシステムは共通。車内にはICカードリーダーや電光掲示板などが整備されています。
b. トロリーバス
トロリーバスは一見普通のバスなのですが、電車のようにルート上に電線がありそこから電力供給を受けているバスになります。
ハンドルで運転はしていますが、電線に沿って決められたルートを決められた車線で運行します。
もともと旧共産圏の国でトロリーバスはよくみられますが、その理由は当時は供給が不安定であったガソリンよりも電気を利用した方が安定運行ができたため。
現在では公共交通機関は常に同じルートを走るため、電力で動いた方がガソリン車よりも環境に優しく沿道を歩いている人にも優しいから、というエコを意識した理由で運行を続けています。
c. トラム
リガ中心部から市内の郊外まで幅広く連絡しているのがトラム。見ての通り街中にトラムの架線が敷かれています。
リガ市内を走るトラムは見ていても飽きません。旧式のデコっぽいシルエットのものから最新式のハイテクトラムまで様々。
特に旧共産圏の国で見られる丸みを帯びた前面が特徴の通称タトラカー(チェコスロバキア製)が現在も現役で運行されています。
車内は列車の種類によって様々ですが、旧式のトラムは低床化改修されているとはいえまだまだ恒例の乗客には不便が大きそう。
今後も新型車両の導入が進んで行くことが予想されます。
2. 料金制度と乗車券購入方法
リガでのバスやトラムは移動手段に関わらず共通の料金体制となっています。
チケットの購入方法は主に2種類。
事前にキオスクや券売機で使い切りICカード乗車券を事前購入するか、スマートフォンを使ってQRコードチケットを購入します。
ICカードを利用する場合には回数券と時間券があり、1回券が1.15ユーロ。乗り換えが可能な1時間券は2.3ユーロ、24時間券は5ユーロとなっています(2022年6月現在)。
QRコード乗車券はスマートフォンアプリで購入可能。初回登録が必要ですが、何度も利用する際などはアプリの利用が便利です。
現在車内で乗車料金を払うことは出来ません。
ICカードは様々な場所で購入することはできますが、町中いたるところにあるキオスク Narvesenでの購入が一番便利で簡単。
店員に「バスチケット◯回分」などと伝えればその場で発券してくれます。
チケットは紙のICカードとなっており、購入時に伝えた回数分がカードの中にチャージされています。使い捨てですので、使い切ったのちは捨てて構いません。
トラムやバス乗車時に、事前購入したカードをICリーダーにかざすことで、1回分ずつ差し引かれていきます。
時間券を購入した場合は初回利用時にカードリーダーでアクチベートします。その後時間内であれば公共交通機関の利用を自由にするとこができます。
公式HPから乗り換え案内を見ることができます。
3. 最後に
ラトビアに訪れた際には是非トラムやバスも利用してリガ市内の隅々までみてみてください。新旧様々な種類のあるトラムは見てるだけでも飽きませんし、使いこなせればリガ観光の幅がより広がってきます。
バルト3国の観光の情報はあまりないので、上記のような市販の本も参考になります。
ここで出した3冊を持っていればバルト3国の文化や観光情報を知るには十分すぎる内容を知ることができると思います。特に真ん中の本は北欧雑貨好きな人もおそらく好きな感じの本でおすすめですよ。
最新の情報をしっかり持って不安のない旅行をしてください!
バルト3国周遊旅行の際に是非持っていきたいのがポータブルWi-Fiルーター。
ユーロデータ のWi-Fiルーターは通信量超格安の定額で、通信会社が提供する海外パケット放題などに申し込むよりもずっとお得。
日本から持ち込んだスマホであっても、国際電話や海外ローミングによる高額請求を気にすることなくインターネットにつなぐことができるようになります。
もちろんLineやFacebookメッセンジャーを使えば通話も可能ですし、何よりGoogle mapを使えば現地で観光情報を調べる際に重宝すること間違いありません!
リガからヴィルニウスに移動するのですが、途中の十字架の丘に寄りたいので、そのようなツアーバスは
ありませんか?逆にヴィルニウスからのツアーバスはカウナスと十字架の丘に寄るものがあるようなのですが、りがからのツアーバスが見つかりません。よろしくお願いします
コメントありがとうございます。
こちらはいかがですか?
55ユーロで十字架の丘を含む複数ポイントを観光しながら移動するツアーがあるようです。
https://www.rigatraveller.com/tour/riga-vilnius-sightseeing-tour-bus
プライベートツアーだと二人までは同じ料金でリガ〜ヴィリニュスの移動+十字架の丘というものがありました。
http://rigatours.lv/tours/transfer-vilnius-riga/
8月にスウェーデンとラトビア、リトアニアの旅行を計画してこのサイトに出会って大変参考になっております。ありがとうございます。今回は、日本からストックホルム、リガに行ってカウナス、ヴィリニュス、リガに戻って帰国しますが、リガ国際空港にトランクを1泊預けるようなところがあるのか気になっております。移動がエアバルチックで受託手荷物なしの格安チケットなので。情報があれば教えてください。実は、スウェーデンのこともいろいろ伺いたいのですが、今の悩みはリガでの荷物のことです。こんなコメントを残してよいのかわかりませんが、よろしくお願いします。
こんにちわ。こちらのブログシステムが自動でスパムコメントに振り分けをしてしまっていたようで、今の今までコメントに気づくことができませんでした。
申し訳ありません。
まずリガの空港にスーツケースの預け入れ場所があります。
到着ゲートの1階に「Luggage Storage」という案内があり、料金はこのようになっています。
Storage of Luggage (per item)
• 1.50 EUR for every 8 hours on the first day.
• 3.00 EUR for 24 hours, starting from the second day
• 1.00 EUR for 24 hours, starting from the second month
大変遅くなってしまいましたが、お気軽にお問い合わせ下さい。