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アイスランド行く前に!旅行者が知っておくべき13の注意事項

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北欧の島国、アイスランドはこの地球上に残る秘境の地の1つでもあり、通な旅行者を中心に観光目的で訪れる人が増えて来ています。

一方、アイスランドならではの旅行者が注意すべき点もあり、アイスランドに入国する前には是非押さえておきたいところ。知っているかどうかで旅行の充実度が大きく変わってくるかもしれません。

今回は、アイスランドならではの事情を踏まえて、観光前に把握しておくべき事を13項目紹介します。

1. 英語の強いアクセント

アイスランドの観光誘致は、実はかなり最近になって始まったこと。ここ数年で急激に旅行者数が増加しているという事情があります。

そのため、年配の方は英語が不得意な方も多く、またツアーガイドであってもかなりアクセントの強い英語を話す人が多くいます。

英語が不慣れな場合は聞き取るのが少し大変かもしれませんが、アイスランドの人々は親切な人が多いので、わからないことがあればしっかり聞き返して確認しましょう。

2. 気まぐれな天気

レイキャビク

アイスランドの天気は本当に気まぐれです。過去に色々な「天気が気まぐれ」と呼ばれる国に行きましたが、その中でも1、2を争う気まぐれ具合。

特に冬季の場合、晴れ、曇り、雨、雪、霰、暴風といったありとあらゆる天気を、わずか数時間の間に全て味わうことができるはずです。

また、雪はさほど多くはない国とはいえ、突然の豪雪に見舞われることも全くないとはいえません。

車で10分移動するだけでも天気が大きく変わりますので、どんな天気にも対応できる服装を準備することが重要です。

3. 頼れない体内時計

アイスランドは極北に位置するため、夏は日照時間20時間、冬はわずか4時間というほど太陽事情が複雑です。

そのため、夏場は暗くなったら寝るのではいつになっても寝れません。しっかりカーテンを閉めて、時間になったら寝るという習慣を旅行中は意識することが、翌日の観光に引きずらないポイントです。

また、冬は明るくなってから出かけよう、では1日の大半を無駄にしてしまいます。冬至の時期では朝9時でも真っ暗。ですがしっかりお店はやっていますので、体内時計に頼るのではなく、「時計」を頼って行動してみてください。

4. 硫黄のお湯

アイスランドでは、地面を掘れば温泉がどこからでも出るというくらいの地熱エネルギー大国。そのため、水を熱したお湯を使用しているのではなく、自然の温泉水をお湯として利用しています。

お湯の蛇口をひねれば、例外なくどこからでも硫黄が香る温泉水が出ます。ホテルのシャワーや洗面所の蛇口であっても例外ではありません。

そのため、アクセサリー等、シルバー製品の取り扱いには十分に注意してください。またコーヒーや紅茶を作る際には、水をポットで沸かすようにしましょう。

5. 飲料水とペットボトル水

アイスランドの注意点

アイスランドのお湯同様、水については全て地下水が使用されています。

ホテルの蛇口から出る水、アイスランドで売られているペッドボトルの水(約370円)、さらには公衆トイレの蛇口の水も、中身は全く同じ地下水。

アイスランドでは「ペットボトルの水を買うほどの無駄遣いはない」、と言われるほどの地下水大国。綺麗な天然水に恵まれたアイスランドの水を楽しんで下さい。

6. 発酵系伝統料理

せっかくの海外旅行、現地の食文化を経験することも楽しみの1つ。アイスランドの食事も、バラエティに富むシーフードを中心に、クジラやトナカイなど本当に美味しい絶品グルメがたくさんあります。

一方、過酷なアイスランドの環境の中では食品保存を目的とした発酵技術が発達しており、一部にはかなり強烈な臭いを発する食材も。

私自身様々な国を旅してきましたが、唯一食べきれなかった食材は街中のシーフードレストランで出てきた発酵エイの煮込み(Kæst skata)。まるで硫黄そのものを食べているような、毒ガス級の料理でした。

その他、発酵した羊の睾丸や鮫など、アイスランドならではの食品がたくさん。現地グルメとして是非トライしてみてはいかがでしょうか。

7. クレジットカード事情

アイスランドはキャッシュレスが進んでいる国の1つで、クレジットカードさえあれば現金が必要になるシチュエーションはありません。

街角のホットドッグスタンドや公衆トイレもクレジットカードで支払いが可能。むしろ現金が使用できないような小売店も存在します。

またレイキャビクの街中でさえ両替所はあまりなく、またATMも台数が少なく見つけるのが大変なので、現金の引き出しには苦労が伴います。

そのため、念を入れてクレジットカードを複数枚持参することを強くお勧めします。逆に言えばクレジットカードさえあれば、アイスランドの旅行の際に現金の両替する必要性は全くありません。

8. 想像を超える物価

アイスランドはその立地の問題もあり、物価は想像を超えるほどの高くなっています。

物価が高いと言われるロンドンから来たカップルでさえ「もうお金のことを考えるのはやめた。Just buy it!」と言う程。

あまりお金のことを気にすると旅行自体を全く楽しめなくなりかねないので、アイスランドを訪れる際にはそれなりの覚悟を持って、高い料金もエンターテイメントだと割り切った方がいいかもしれません。

9. SDカードにはゆとりを

アイスランドの物価

アイスランドはオーロラだけでなく、地球上とは思えないような大自然をウリにした観光アトラクションが豊富で、画になる写真スポットがとても多く存在します。

そのため夢中になってシャッターを切るあまり、気づいたらカメラの保存容量が無いなんてことになりがち。保存メディアは余裕を持って持参することをお勧めします。

アイスランドでも最悪SDカードを買うことはできますが、こちらではびっくりするほど値段が高くなっています。街のカメラ屋さんで16GBのSDカードを買ったところなんと4000円以上。

またオーロラ撮影もしてみたい方は、予備バッテリーもあると安心です。寒い場所ではバッテリーの持ちが随分と悪くなります。

10. アルコールの購入

アイスランドでは高い消費税に加え、酒税も10%課されているため、アルコール飲料の値段が非常に高額になっています。

さらに、スーパーマーケットでは2%程度の低アルコール飲料のものしか販売が許されておらず、公営の酒場は夕方には閉まってしまいます。

そのため、アルコール飲料をホテル等で楽しみたい場合には、国外から持ち込むか、アイスランドの空港内を出る前の免税店で購入するようにしてください。

空港の免税店でアルコールを買うというのは、現地の人であっても行う常識ですのでお忘れなく。

11. 真冬でも水着を忘れず

アイスランドのブルーラグーン

スパやサウナ等が豊富にあるアイスランドの中でも特に観光客に有名なものがブルーラグーン。

レイキャビク滞在中はもちろん、ケフラビーク空港から近いことから空港への道中に寄るという人も多く、旅行のプランに入れている人も多くいると思います。

アイスランドのスパは日本と違い、水着着用での男女混浴が一般的。

そのため、アイスランドを訪れる際にはどんな季節であれ水着の準備を忘れないようにしてください。現地でも購入できますが、非常に高い値段が設定されています。

12. 服装に注意

アイスランドの服装

アイスランドの天候は非常に変わりやすいため、どんな天候にも耐えうる服装をしていくことが1年を通して必要です。

特に、レイキャビクを離れ、ハイキングやアクティビティを楽しむ場合にはトレッキングシューズ等の準備を怠ることのないようにしてください。

また、特にジーンズは防寒という意味で非常に不利。特に冬季に行われるアクティビティ系ツアーの多く(洞窟散策、氷河ハイキング等)がジーンズでの参加を禁じています。

ウール素材のアンダーウェアや防風・防寒素材を使ったアウターなど、アウトドアに適した防寒・保温性の高い服装をしっかりと用意しましょう。

13. 傘は不要

アイスランドは周りを海に囲まれる小さな島国。

内陸問わずどこも非常に風が強いですので、傘は全く意味をなしません。傘の使用はむしろ周囲への危険もありますので控えてください。

また雨も降ったり止んだりを繰り返す変わりやすい天気が特徴ですので、最低限フード付きの防水アウターを常時着用しておくことをお勧めいたします。

 最後に

いかがでしたか?

アイスランドは世界の秘境とも呼ばれるほど、手つかずの大自然が今も残されており、近年急速に注目を浴びて来ている国です。

レイキャビクの街はもちろん各エリア心を奪われる美しいスポットが多く、その立地条件にもかかわらずリピーターが続出するほど。

入念な準備をしておくことがアイスランドの旅行をより充実したものにする秘訣ですので、是非注意事項をよく理解して訪れてみてください。

アイスランド観光を満喫!

アイスランドは首都レイキャビクなど一部の都市を除いて手付かずの大自然が広がっており、行くところ行くところで息をのむ絶景がたくさん。

オーロラ観測はもちろん、アイスケーブなどの氷河探索、豪快な滝や間欠泉が楽しめるゴールデンサークルなどアクティビティに欠くことはありません。

アイスランドでは街を離れると公共交通機関がほとんどないため、基本的に大自然を満喫できる郊外の観光はツアーに参加するかレンタカーを利用することになります。

そんな時にオススメなのがアイスランド政府公認の観光案内所 Guide to Iceland(日本語対応)。

信頼できる現地ツアー会社により行われる少人数制のオーダーメイドツアーからコスパ重視の団体ツアーバスまで通年様々なアクティビティが紹介されています。

なかなか訪れることのできないアイスランド、せっかく訪れたからには隅々まで堪能してみてください!

8件のコメント

Shunさん、いつも最新情報満載のサイトを楽しんでいます。来年(2020)の海外旅行の計画を始めました。アイスランドのパッケージツアーに参加しようと思うのですが、5月中旬~6月初旬または9月の初~中旬どちらにしようか迷っています。天候以外のファクター(混雑の度合い、自然美等)を考慮して、どちらをお勧めでしょうか。Shunさんご推奨真冬のアイスランドへは、アイスビーチやアイスケーブを見に別の機会に是非行きたいです。

Shunさん、スピーディで的確なコメントありがとうございます。それではアイスランド行きは5−6月の計画に組み込みます。

夏のアイスランドを満喫となるとやはり6月がおすすめです。気候も安定しています。9月もいいですがどちらかというと冬に向かっていく時期なので雰囲気がなんとなく寂しさがある時期です。
緑が綺麗なのはやはり5−6月の春です。花々も結構いい感じな頃なはずです。
混雑は6月の方が混んでますが、とはいっても全然空いているレベルなので問題ないはずです。ちなみにヨーロッパは6月中旬〜が本格的な夏休みなので、どちらの日程でもさほど混んでいるとは思いません。

今から、アイスランドに向かいます~アナと雪の女王のイメージですが、6月の気候はどんなんでしょう⁉楽しみです

6月は比較的安定しているとはいえ、雨風はいつ吹いてもおかしくない時期です。また晴れると日差しが非常に強くなるので日焼け止めの準備は必須です。
いずれにせよ非常に変わりやすい天候のことが多いので念頭においておくことをおすすめします。

実際にこの秋アイスランドに行きましたが、書いてくださっている記事の内容はすべてわたしが体験したとおりです。行く前に読みたかったです>< アイスランドは険しい山道を登らねばならないというようなところがほぼないので、高齢者にも行きやすいところかと感じました。今後日本からも観光客が増えていくでしょうね。

思ったほど過酷な環境でもないですし、現地ツアーも豊富なので観光はしやすいですよね。
あまり流行ってほしくないと言う気持ちと、一度は見て欲しいと思う気持ちで複雑です。

>あまり流行ってほしくないと言う気持ちと、一度は見て欲しいと思う気持ちで複雑
全く同感です。あの手付かずの自然を大勢の観光客が押し寄せて破壊するようなことになったら、悔やんでも悔やみきれませんよね。しかも人が少ないから余計に良いっていうのもありますしね。

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ノルウェー、スウェーデン、イギリスに留学・長期滞在。都合がつく限りヨーロッパ各地を渡り歩き、決して観光ガイドだけではわからない現地の情報を収集。そんな情報を元に、ヨーロッパの生の観光情報と留学に必要なIELTS対策を紹介中。