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おそロシア?エアエフロートロシア航空エコノミークラスに乗ってみた

      2016/09/20


成田からヨーロッパへ行く際、訳あって普段は使わないアエロフロートロシア航空のエコノミークラスを利用しました。色々ネットで調べてみると、かなり悪評も多く(ただし古め)、さらに最近ではテロリストグループにアフリカで撃墜されたりしていることもあり、かなり予約をする際も心配だったのですが無事に目的地へは到着しました。

今回はそんなアエロフロートロシア航空のエコノミークラス搭乗記をお届けします。

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1. アエロフロートロシア航空

アエロフロート

モスクワをハブ空港としているロシアのフラグシップキャリアで、日本へは成田にのみ乗り入れをしています。

ヨーロッパ行きの便としては中東経由に次いで安い価格設定のことが多いため、HIS等の格安ツアーでも利用されるいわゆる安い航空会社の代名詞です。

旧ソビエト時代は東西冷戦の影響もあり、かなり機体が古く事故も多かったようですが、現在はEUに加盟したということもあってか、他の航空会社と同様西側の最新の航空機(ボーイング、エアバスなど)を導入すると同時に、サービス面でもかなり改善されてきているとのことです。

また現在ではスカイチームに加盟しているため、デルタ航空等のマイレージを貯めることができます。不安半分、変なわくわく感半分で実際に予約、搭乗してみました。

2. 搭乗率

エアロフロート搭乗

バケーションシーズンではない平日の閑散期に利用しましたが、意外と搭乗率は高くなっていました。

実際には直前までほぼ空席だらけで、一見搭乗率は20%程度だったためエコノミービジネスが出来る!(エコノミー4席占領して降るフラットベッド)と勝手に盛り上がってましたが、残念ながら搭乗直前に座席表を見てみるとこのように。通年を通して80%程度の搭乗率を保っているそうです。

実際にはほぼ満席で、エコノミービジネスはかないませんでした。

3. 手荷物/受託荷物

エアロフロート手荷物

エアロフロートは荷物に厳しいと聞いていましたがやっぱり厳しいです。まずスーツケースなどの預け入れ荷物は規定より1kgでも重いと超過料金を請求してきます。

エアロフロートのカウンター付近ではスーツケースを開けて荷物を詰めなおしている人が結構います。また手荷物についても同様で、チェックインの際に重そうと見るなり測量をしてきます。ですが、よほど大きなバックパックなどでもない限り大丈夫だとは思います。

ちなみに手荷物は全てこのような「Approved Cabin Baggege」タグを付けられます。付けてないとどうなるのかはわかりませんが、モスクワでトランジットの際等に面倒には巻き込まれたくないので確実につけてもらいましょう。

4. 出発時刻

アエロフロート搭乗

噂ではエアロフロートの遅延は日常茶飯事、2時間までは遅延とは言わないとまで言われていましたが、まさかの15分早く出発。実際搭乗開始が予定の出発時間の40分も前だったので、なんとなく早発になる予想はしてたのですが。

さらに到着は予定より50分も早まりました。早まるなら最初からそうフライトスケジュールを立てて欲しいものですが、遅れるよりはマシです。

5. 機体

A330

機体はエアバスA330−300を使用しています。新しい感じはしませんでしたがそこまで老朽という感じもしません。

6. 客室

エコノミークラス

成田〜モスクワの使用機材は、多くの航空会社で使用されているエアバス社のA330−300型機、エコノミークラスに関しては特に他と大きな違いはありません。

見ての通り平日の観光オフシーズンといえども満席に近い搭乗率です。

7. シート

ロシア航空シート

エコノミークラスのシート配置は2−4−2でした。サイドが2人シートというのはエコノミークラスの快適さを決める上でも大きいので、これはプラスポイントです。

シートの幅はエコノミークラスなので狭いといえば狭いんですが、いわゆるエコノミークラスの標準的なシートピッチだと思います(HPによると前後79センチ、幅46センチ)。

シートはやや硬め、またLCCなどでよく見られる合皮性のカバーになっています。このシートが来ると長距離フライトはなかなかきついのですが、私はエコノミークラス登場時にはアスリートもこぞって使用している座クッションAirweaveを持ち歩いているのでそこまで苦にはなりませんでした。。

8. アメニティ

アメニティ

エコノミークラスのアメニティは枕、毛布、イヤホン、アイマスク、スリッパでした。このスリッパは意外に機内では重宝するので助かります。

9. エンターテイメントシステム

アエロフロートエンタメ

アエロフロートのエンターテイメントシステムです。タッチパネル式のスクリーンになっており、スポーツやドラマ、数多くの映画などを見ることができます。

日本語に吹き替え、もしくは字幕になっている作品はあまり充実しているとは言えませんが外資系航空会社としてみれば平均的だと思います。

USBジャックも備え付けられており携帯の充電も可能です。また有料ですが機内Wi-Fiもあります。

10. 機内食

機内食は総評としては、あまり美味しくありません。食べれないほどではないですが「なんかなー」という感じです。

また最初の機内食と最後の機内食が6時間弱程度しか空いておらず、さらにその合間にアイスクリームが配られたりという感じなので、2回目の食事は残している人が続出でした。

離陸後(昼食1)

アエロフロート機内食2

離陸後1時間半程度経過後に配られる日本時間の昼食という位置づけの機内食です。今回はチキンかシーフードかの選択でした。チキンはライスと一緒でしたが芯がかなり残っていて、日本の工場で作ったにしてはクオリティ低い気がします。

着陸前(昼食2)

アエロフロート機内食1

着陸前3時間前の食事です。こちらはモスクワ時間に合わせた昼食という位置づけになります。2回目の機内食はチキンかビーフかの選択で、ビーフを選択しましたがかなり重い、、、そして見ての通り肉と炭水化物しかありません。

11. 乗務員対応

アエロフロート乗務員

アエロフロートの乗務員はホスピタリティも高く、他の欧米系航空会社のひけをとらない感じでした。少し年配のおばさんCAはやや冷たい感じがしましたが、全体的に見ればサービスレベルは高いと思います。

もちろんコールを呼べばきてくれますし、ドリンク等をもってたまに客室内を回ってくれたりもします。日系のような過剰なサービスはありませんが必要十分です。

12. モスクワシェレメーチエヴォ国際空港

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到着空港は悪評高いシェレメーチエヴォ国際空港をです。今回はトランジット4時間の使用でしたが、予想を裏切られ十分に合格点です。

モスクワの空港に関してはこちらの記事で詳しくかいていますので、興味のある方はお読みください。

ちなみに日本人はトランジットビザを事前に取得していない限り入国は出来ませんので、トランジットに時間がいくらあってもロシアの大地を踏むことはできません。

13. アエロフロートな経験

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お待たせしました。皆さんが興味のあると思われるアエロフロートならではの、おそロシア体験をご紹介します。全て1回の搭乗で経験した実話です。

a. エンジン始動後の煙と臭い

搭乗が完了しエンジンが始動すると同時にガソリン臭さが機内に少しまわります。と同時に煙が、、、、「まじかよ?」と思いましたが、この煙はエアコンの吹き出し口から出ているただの冷風でした。

もちろんガソリン臭さもすぐに解消し特に問題は起こりません。

b. スケジュール無視

出発時刻は15分早く、到着は50分も早まるという事前のスケジュールをフル無視できてくれます。早まるのはいい事なので特に不満はありませんが。

c. 徘徊タキシング

まだ乗客が機内をウロウロしている間に飛行機のタキシングが開始され、滑走路への移動を開始します。CAが注意する様子はありません。

d. 指示フル無視の乗客

イヤホンをつけながら携帯でずっと電話をしているロシア人の女。タキシング、滑走路への移動、さらに離陸を開始してもずっと電話し続けます。CAは気づいているのか気づいていないのか注意はしません。上空に上がり電波が切れたところで、その女は舌打ちをして通話終了です。

e. 空軍上がり?

パイロットが空軍上がりという噂があります。今回の機長がどうかはしれませんが、戦闘機乗りであったことを匂わせることがありました。かなりマニアックなことですが、離陸の際のギアアップ(車輪格納)がめちゃくちゃ早い。宙に5m程浮いた時点でギアアップをしている音が聞こえました。空母から発艦したかのような操縦です。

離陸・着陸は驚くほどスムーズ。降下の際にしばしば感じる「フワッ」という感じが1度もありませんでした。操縦がうまいというのは本当なんだと思います。

f. 消えないシートベルトランプ

噂には聞いていましたがシートベルトランプの点灯時間が長いです。離陸の際は、規定高度に完全に達したのち水平飛行を開始、さらにそこから10分以上飛行してやっと消灯する感じです。よって最初のサービスが始まるのは結構遅めです。逆に着陸の際も最初の降下を開始する前にランプが点灯しました。

14. 最後に

いかがでしたか?アエロフロートロシア航空は旧ソビエト時代の悪評が足を引っ張りかなり敬遠される存在になっていますが、実際に乗ってみると西側諸国の航空会社とほとんど変わりませんでした。

改善点としては機内食の質とモスクワの空港の公務員の仕事への態度。共産圏の色を多少感じつつという意味ではそれもいい経験なのかもしれません。

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ハブ空港であるモスクワの位置的にヨーロッパ方面への乗り継ぎにも便利ですし、機内のサービスは十分なのでお得なフライトがあれば使用する価値は十分にありだと思います。