確率は?北欧でオーロラ写真3千枚撮った僕のおすすめ観測場所

スヴァーバル諸島オーロラ爆発

せっかく北欧にいるからには、絶対に目に焼き付けておきたいと思っていたオーロラ Northern Lights。

ヨーロッパでは主に北欧諸国の北極圏で9月〜4月の期間(白夜にならない季節)に見ることができます。他の記事でも写真やタイムラプス動画など色々と紹介している通り、オーロラの写真は各地でたくさん撮りました。

今回はオーロラ観測ポイントと、各地の特徴を独断レビューと共に紹介していきます。

1. ノルウェー

国土の北極圏が占める割合の多いノルウェー。オーロラの観測場所として有名な場所は数多く、また国内の空路のアクセスも便利なため多くのオーロラフォトグラファーが撮影場所に選びます。

トロムソ

トロムソのオーロラ

北緯69度に位置し、北極圏への玄関口と言われるトロムソ。街自体は比較的大きく、また博物館や教会など観光名所も多いので滞在中は昼夜問わず楽しむことができます。

トロムソは暖流の影響を強く受けるため、真冬でも-5〜8度というかなり穏やかな気温。北極圏というと極寒のイメージがありますが、全くそんなことはありません。

一方、その影響もあり雲の発達もしやすく天候は極めて不安定。1日に雨、雪、晴れ、曇り、ありとあらゆる天気にめまぐるしく変わることも多々。そのため、なかなかタイミングが合わないと快晴ということも少なく市内からの観測はやや確率低めの印象です(私は完敗でした)。

変わりやすい天候を利用して、ツアー等ではその都度場所を移動しながらオーロラハンティングをするため、逆に観測率はものすごく高い(年間80%以上)とのこと、実際車で移動できる人にとってはトロムソはオーロラ観測のNo.1スポットで有名です。

もしトロムソでオーロラ観測をする際には天気を見計らいながら、場合によってはオーロラツアーの検討をお勧めします。

個人成績 4戦0勝
アクセス ☆☆☆
観光スポット ☆☆☆☆
天候 ☆
気温 ☆☆☆
観測確率 ☆☆
 (ツアーの場合 ☆☆☆☆)

メリット

  1. 気温が比較的高め
  2. 徒歩圏内に観測ポイントがある
  3. アクティビティが豊富
  4. 市街地は栄えており便利

デメリット

  1. 郊外は暗すぎて景色と一緒の撮影が難しい(肉眼には最適)
  2. 天候が不安定

トロンハイム

トロンハイムのオーロラ

北緯63度、ノルウェー王国最初の首都が置かれた場所であり、市街地はとても栄えてた比較的大きな街です。

一方、日中の観光名所は市内の有名な大聖堂や旧市街の街並みなど簡単な町歩きに限定される印象。またメジャーな観光地というわけでもないので、お土産屋や観光案内所はほとんどありません。

オーロラ観測については、徒歩、もしくは夜遅くまで運行している公共交通機関を使って最適なオーロラ観測ポイントへ行けるため比較的手軽に観測をすることができます。一方やや低緯度であるため、弱いオーロラの観測には不向き。太陽活動が高い日にうまく当たれば綺麗なオーロラが見れるはずです。

個人成績 2戦1勝
アクセス ☆☆☆
観光スポット ☆☆☆
天候 ☆☆
気温 ☆☆☆
観測確率 ☆☆☆

メリット

  1. 都会なため便利
  2. 気温が比較的高い
  3. 徒歩・バスで観測ポイントにアクセス可能

デメリット

  1. 低緯度なため弱いオーロラは見えづらい
  2. 天候が変わりやすい

オーレスン

オーレスンのオーロラ

北緯63度に位置するオーレスン。1904年に襲った大火のため当時の街は壊滅的な被害を受けたものの、その後アール・ヌーヴォー様式で統一した街を再建。それもあって現在ではノルウェー人が選ぶノルウェーで最も美しい街ランキングで1位に選ばれています。

オーロラはというと、ここまで南下するともはやほとんど見えません。全く見えないこともないのですが、オーロラを目的にする場合には適していません。

個人成績 2戦1勝
アクセス ☆☆☆
観光スポット ☆☆☆
天候 ☆☆☆
気温 ☆☆☆
観測確率 ☆

メリット

  1. 街並みが綺麗
  2. 夜景がノルウェーで最も綺麗
  3. 航空券が安いことが多い

デメリット

  1. 薄っすらとしたオーロラしか見られない

2. スウェーデン

スウェーデンのラップランド地方、北極圏に位置する街もオーロラ観測のベースとして有名です。

ノルウェーと違い、内陸に位置するため気温はかなり低め、一方で天候は安定しやすい傾向があり、真冬の12〜2月を避ければ比較的晴天率が高いのが特徴です。

キルナ

キルナのオーロラ

北緯67.5度に位置するスウェーデンの北極圏最大の街。ストックホルムから航空機や鉄道でアクセスすることができます。

街は小さく観光名所のようなものもキルナ教会等に限定され少なめではありますが、他にスノーモービルや犬ぞりのアクティビティに申し込むことができます。また有名なアイスホテルに訪れることも可能です。

キルナは街中から徒歩10分程度歩くだけで光害から離れた暗闇に行くことができるため、オーロラツアー等を利用しなくても最適な観測ポイントにたどり着けやすいのが特徴。私自身人生で一番強いオーロラを見たのがここキルナになります。

一方、3月でも気温は-10〜-20度になることもあるためしっかりとした防寒装備が必要になります。

個人成績 3戦2勝
アクセス ☆☆☆☆
観光スポット ☆☆☆
天候 ☆☆☆
気温 ☆
観測確率 ☆☆☆

メリット

  1. 天候が比較的安定している
  2. アイスホテル等の観光名所がある
  3. 空路・陸路でアクセス可能
  4. 徒歩圏内に観測ポイントがある

デメリット

  1. 極寒
  2. 街自体は小さい

アビスコ

アビスコ国立公園のオーロラ

キルナから列車もしくはバスで1時間弱、北緯68.2度に位置します。スカンジナビア諸国の中でも最も降水量の少ないエリアであり、アビスコはオーロラ観測では世界一とも言われています。事実、アビスコには各国の気象観測所のレーダーや観測機器が置かれており、オーロラ研究の最前線でもあります。

アビスコ国立公園内のヌオーリャ山 Nuoljaの頂上にはオーロラスカイステーションという展望台があり、夜間リフトで上がっていくことができるほか(要予約)、アビスコの殆どの宿泊施設から徒歩数分でたどり着ける湖Torneträskのほとりなどが定番の観測ポイントです。

個人成績 2戦2勝
アクセス ☆
観光スポット ☆☆
天候 ☆☆☆☆
気温 ☆
観測確率 ☆☆☆☆

メリット

  1. 大自然に囲まれたエリア
  2. オーロラ観測率が高い

デメリット

  1. 宿泊施設が少ない
  2. 極寒
  3. 観光スポットが少ない

3. アイスランド

大自然を満喫する旅行が楽しいアイスランド。

国土全体がオーロラバンドの直下にあるため立地条件が非常によく、アイスランドの雄大な大自然と一緒に撮るオーロラ写真が人気です。

レイキャビク

オーロラ

レイキャビクは北緯64.8度、アイスランドの首都です。市内には多くの観光スポットがある他、郊外を回る1日〜数日にわたるアクティビティが豊富で昼夜を問わず楽しむことができます。

市街地からもオーロラを見ることはできますが、光害が多く撮影となるとやや難しい条件。また徒歩では光害を避けられるほどの離れた場所には行くことができません。

毎日多くのツアー会社がオーロラハンティングツアーを開催しており、最新の気象状況を見ながら最も観測の可能性が高い場所に連れて行ってくれるのでレンタカー利用をしていない場合などにはおすすめです。

またツアー会社の多くがオーロラが見れなかったら見られるまで何度でも無料という制度を取っているため、金銭的なリスクが少ないのも特徴です。

アイスランドは風が強いのが特徴ですが、一方で暖流の影響を強く受け気温は真冬でも-5度程度と比較的安定、極寒の中オーロラが発生するまで長時間待つということがないのも嬉しいポイントです。

個人成績 4戦2勝
アクセス ☆☆
観光スポット ☆☆☆☆
天候 ☆☆
気温 ☆☆
観測確率 ☆☆
 (ツアーの場合 ☆☆☆)

メリット

  1. 首都であり栄えているため便利
  2. 観光スポット・アクティビティが豊富
  3. オーロラツアーが豊富
  4. 気温が比較的高め

デメリット

  1. 天候が不安定
  2. 光害が多い
  3. 風が強い傾向

レイキャビク以外

アイスランドのオーロラ

アイスランド周遊をされる方は、レイキャビク以外の場所(主にリングロード沿い)に宿泊することになります。その場合には、レイキャビクとは違い、光害を気にせずオーロラを観測することができます。

海沿いということで天候は不安定ですが、雲の流れも早いため雪が降った後突然晴れたり、ということも日常茶飯事。また、多くのゲストハウスやホテルが暗闇の中に点在しているため、宿泊施設の玄関先でオーロラを待つこともできます。

アイスランド周遊旅行をされる方はかなり高い確率でオーロラ観測が期待できます。

個人成績 4戦2勝
アクセス ☆
観光スポット ー
天候 ☆☆
気温 ☆☆
観測確率 ☆☆☆

メリット

  1. 気温が比較的高め
  2. 光害を気にする必要がない

デメリット

  1. 天候が不安定
  2. 風が強い傾向
  3. 原則レンタカーが必要

4. スヴァーバル諸島

北極圏のオーロラ

北緯78度、人間が定住している地球上最北端の地スヴァーバル諸島。オスロやトロムソから飛行機で訪れることができます。ノルウェー領ではありますが、ノルウェー本土出国時には出国印を押され、一方入国審査は無いという自治が行われている場所。

オーロラシーズンの冬季はスノーモービルや犬ぞり、氷河クルーズなどこの世とは思えない大自然を満喫できるアクティビティが人気です。

市街地は意外と光害があり、また過酷な環境のため徒歩で市街から離れることはできませんが(銃の携帯義務、冬季はレンタカー不可等)、建物の裏側等うまく探せば比較的暗いところは多く見つかります。

気温も低く観測条件はなかなか厳しいですが、オーロラ観測率は比較的高く、また12~2月を除き天候も安定しやすい傾向にあるためオーロラ観測チャンスは高いと言えます。

個人成績 2戦2勝
アクセス ☆
観光スポット ☆☆☆☆
天候 ☆☆
気温 ☆
観測確率 ☆☆☆

メリット

  1. 中心部はお店も多く比較的便利
  2. 極地体験ができる
  3. オーロラ観測率は高め

デメリット

  1. 極寒
  2. 個人で街から離れる事が困難

5. ランキング

最後に、今まで見てきたオーロラと観測条件、街滞在時の充実度などを勘案して、勝手ながらランキング付けをしたいと思います。

  1. スヴァーバル諸島
  2. アビスコ
  3. トロムソ
  4. アイスランド南部
  5. キルナ
  6. レイキャビク
  7. トロンハイム
  8. オーレスン

第1位はスヴァーバル諸島。アクセスが非常に悪いのは仕方ありませんが、北極点からわずか1000キロあまりしか離れていないこともあり見るもの経験するもの全てが別次元。アクティビティはもちろん非常に強いオーロラを見る事ができ大満足でした。

第2位はアビスコ。周囲に観光するところは何もありませんが、やはりオーロラ観測率の高さ、天候の安定感はオーロラ観測を目的に訪れる以上大切です。日中は大自然の中ハイキングなどを楽しむ事ができました。

第3位はトロムソ。私が滞在中は天候が非常に悪い時期にあたり4日間全敗ではあったものの、その他のアクティビティの量などから滞在するには非常に楽しめる街です。世界的にもオーロラ観測地として有名ですので是非リベンジしたい場所であります。

第4位はアイスランドの南部周遊中に見たオーロラ。暗闇の中緑や赤に光る帯がゆらゆらと揺れる姿はとても印象的でした。うまくタイミングが合えばアイスランドの有名な大自然の絶景とともにオーロラ写真なんていうのもトライしてみたいところです。

以降、示した通りです。下位の街も決して楽しめないというわけではなく、あくまでオーロラをメインに考えた際に条件としてやや不利ということですので、是非観光では訪れてみてください。

6. 最後に

いかがでしたか?

オーロラの写真を撮って撮って撮りまくってきた私が紹介するお勧め北欧オーロラ観測スポットでした。ちなみにフィンランドのオーロラスポットには行った事がないので今回のレビューには含めていません。

私が撮った写真は主にEyeEM(インスタグラムのおしゃれ版)、タイムラプス動画はYoutubeで一部公開しているので興味がある方は見てみてください。

オーロラにまつわる噂と真実を書いた記事も人気ですので合わせてこちらもお読みください。

是非今度の冬はオーロラ観測へ北欧を訪れてくださいね!

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

Twitter でYama 北欧留学中をフォローしよう!

気に入ったらシェアお願いします!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ABOUTこの記事をかいた人

Yama

1988年 横浜生まれ。2016春よりスウェーデン南部マルメ、2017年夏より英国ロンドンに大学院留学。その間北欧ほぼ全ての都市を廻る。 留学に必要なIELTS対策と北欧を中心としたヨーロッパ観光のエキスパートとしてブログを運営中。